将来の進路も定まらず、まだ何者にもなれないナイーブな青年ヨンホ。韓国とベルリンを舞台に、折り合いの悪い父、夢を追って海外に旅立ってしまった恋人ジュウォン、息子の進路が気がかりな母との再会と三つの“抱擁”を通して、一人の若者の人生が紐解かれていく。誰もが経験する青年期の迷いや喪失、孤独を抱え、恋に夢に破れながらも、やがて心安らぐ温もりに満ちた瞬間が訪れる…。
長いアメリカ暮らしから突然、妹ジョンオクの元を訪ねて韓国へ帰国した元女優のサンオク。母親が亡くなって以来、久しぶりに家族と再会を果たすが、帰国の理由を妹には明らかにしない。彼女に出演オファーを申し出る映画監督との約束を控えていたが、その内面には深い葛藤が渦巻いていた。サンオクはなぜ自分が捨てたはずの母国に戻り、思い出の地を訪ね歩くのか?捨て去った過去や後悔と向き合いながら、かけがえのない心のよりどころを見出していく、たった一日の出来事が描かれていく。
一夜の関係を共にしていたジョヴァナとヤーゴをけたたましい警報が襲う。突如として世界中に発生した正体不明のピンクの雲――それは10秒間で人を死に至らしめる毒性の雲だった。緊急事態下、外出制限で街は無人となり、家から一歩も出られなくなった人々の生活は一変する。友人の家から帰れなくなった妹、主治医と閉じ込められた年老いた父、自宅に一人きりの親友……オンラインで連絡をとりあううち、いつ終わるともしれない監禁生活のなかで、彼らの状況が少しずつ悪い方へ傾き始めていることを知るジョヴァナ。そして、見知らぬ他人であったジョヴァナとヤーゴも現実的な役割を果たすことを迫られる。父親になることを望むヤーゴに反対していたジョヴァナだったが、やがて男の子・リノを出産する。ロックダウン以前の生活を知らないリノは、家の中だけの狭い世界で何不自由なく暮らしており、父となったヤーゴも前向きに新しい生活に適応している。しかし、ピンクの雲が日常の景色となるにつれ、ジョヴァナの中で生じた歪みは次第に大きくなっていくのだった……。
メキシコ北部の町で暮らすシングルマザー、シエロのひとり娘ラウラが犯罪組織に誘拐された。誘拐犯の要求に従い、20万ペソの身代金を支払ってもラウラは帰ってこない。警察に相談しても取り合ってもらえないシエロは、自力で娘を取り戻すことを胸に誓い、犯罪組織の調査に乗り出すのだが…。
「…そうか、私は栃木で死ぬのか。」世界の終焉を告げる予言がメディアを駆け巡っていたある日、栃木県の某所に集められたアイドルグループ・イブニングローリーは配信ライブとミュージックビデオの撮影のために合宿を行う予定となっていた。ところが合宿は初日からメンバーやスタッフが失踪するトラブルが発生。日頃からメンバー間での折り合いがつかないメグ(桃果)は我慢の限界を迎えグループからの脱退を決意する。翌朝、メグはメンバーの制止を振り切って合宿所を後にするが、その道中で失踪していたメンバーのハル(ブラジル)の変死体と遭遇、その直後謎の怪電波に襲われたメグも自らの死を予感するが、これはその後のメグとイブニングローリーに降りかかる出来事のプロローグに過ぎなかった…。
障がい者施設で暮らす那須叶(なすかなえ)通称ヌー。彼女は母親を求めながら、赤ん坊の頃捨てられたロッカー“ぬ5515”を守り続け、毎日コインロッカーの前で絵を描き続けていた。ある日、刑務所から出所した男・黒迫和眞(くろさこかずま)と出会う。黒迫は、別れた妻子に金を送る為、現在はヤクザである友人の木嶋から紹介してもらった覚醒剤売買で金を稼ぐ。ヌーのコインロッカーの傍で覚醒剤売買をしながら次第にヌーに興味を持ち、思い付きでSNSでヌーの絵をアップし始める。海外の有名アーティストから絵を買いたいとの連絡が入り、高額で売ろうとした黒迫だったが、ヌーの純粋な心に触れ良心が生まれる。そんな時、ヌーが白血病により倒れ余命を宣告される。黒迫はヌーに、適合した自分の骨髄を移植するが、覚醒剤売買が発覚し、警察に連行される。病院を抜け出し冷たい雨に打たれながら黒迫を追って警察署の前で再び倒れたヌーは、無理が祟り亡くなってしまう。釈放された黒迫はヌーの担当施設職員・瀬戸瑠璃子によって、ヌーが黒迫へ残した沢山の絵と想いを受け取る。
建築会社の契約社員として働く櫻川優子は、通称「5年ルール」が原因で正社員になる前に雇い止めを宣告される。優子はかつて諦めた教員になる夢を叶えるべく、24歳にして大学進学を志す。そのことで母親や婚約者、友人との間で生じる問題とも向きあいながら、優子は歩みを進めていく。
天界と地上の間にある街、三ツ瀬。美しい海を見下ろす山の上に、老舗旅館「天間荘」がある。切り盛りするのは若女将の天間のぞみ(大島優子)だ。のぞみの妹・かなえ(門脇麦)はイルカのトレーナー。ふたりの母親にして大女将の恵子(寺島しのぶ)は逃げた父親をいまだに恨んでいる。ある日、小川たまえ(のん)という少女が謎の女性・イズコ(柴咲コウ)に連れられて天間荘にやってきた。たまえはのぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身。交通事故にあい、臨死状態に陥ったのだった。イズコはたまえに言う。「天間荘で魂の疲れを癒して、肉体に戻るか、そのまま天界へ旅立つのか決めたらいいわ」。しかし、たまえは天間荘に客として泊まるのではなく、働かせてほしいと申し出る。そもそも三ツ瀬とは何なのか?天間荘の真の役割とは?
ブン太こと紀伊国屋文左衛門(越岡裕貴)は、モン太こと近松門左衛門(工藤美桜)とバディを組み、「人生の幕は自分でおろすな」と、心中希望のカップルに芝居を打たせ助けている。溜まり場どっぐかふぇ「いずもや」で、芸人・犬屋敷郎府(室龍太)などと交流を深めている時、アルバイトに来たヤスベーこと堀部安兵衛(寺西拓人)が赤穂浪士で、吉良上野介義央(岸谷五朗)への仇討ちを目論んでいることを知る。寺坂吉右衛門(高田翔)ら赤穂浪士が江戸に集結する中、ブン太はモン太と共に一計を案じる。しかし、討ち入りの裏には、10年前に南町奉行の大岡越前守忠相(原嘉孝)と、諸国を巡って情報収集していた松尾芭蕉(竹中直人)が戦った反乱軍による企みがあった。しかも、それによってブン太の秘密も明らかに……。
人食い伝説によって、たがいに憎しみあうムラブリ族に日本の言語学者が対話の力で融和をもたらす映像人類学の可能性を切りひらく、かつてない冒険!タイ北部ナーン県のフワイヤク村の周辺は、400人のムラブリ族が暮らす最大のコミュニティ。男たちはモン族の畑に日雇い労働にでて、女たちは子育てや編み細工の内職をする。無文字社会に生きるムラブリ族には、森のなかで出くわす妖怪や幽霊などのフォークロアも豊富だ。しかし、言語学者の伊藤雄馬が話を聞いて歩くと、ムラブリ族はラオスに住む別のグループを「人食いだ」と怖れている様子。 伊藤とカメラは国境をこえて、ラオスの密林で昔ながらのノマド生活を送るムラブリを探す。ある村で、ムラブリ族が山奥の野営地から下りてきて、村人と物々交換している現場に出くわす。それは少女ナンノイと少年ルンだった。地元民の助けを得て、密林の奥へとわけ入る。はたして今も狩猟採集を続けるムラブリ族に会えるのか? 21世紀の森の民が抱える問題とはいったい何なのか?
超常的な能力をもつ巨大人食いザメの伝説がある湖畔の森を訪れた二人の少年、グレイスとチャンス。二人はキャンプをしながら人食いザメの伝説を語り合うが、背後には怪しげな影が迫っていた……。全編パペットで制作された史上初のサメ映画が早くも日本に上陸!
両親の愛情を、養女である妹に奪われ怒りをあらわにするブライアン。彼の凶暴性を心配した父親が病院へ連れていくが、繰り返される秘密のセラピーは少年を闇の世界へと引きずり込んでいく…。繰り返し行われる“治療”によってブライアンは哀しい殺人鬼へと変貌していく。
1995年、東大大学院を卒業した安蔵は、ワインを作りたいという希望を叶えるために山梨県勝沼町にあるシャトーメルシャンに入社した。入社してからは畑の草刈りなどワインに触れる機会の無い日々を送る。そんな中、会社の大先輩でもあり日本ワイン業界を牽引する麻井宇介(浅井昭吾)と出会い、その見識の高さと人柄に傾倒していく。やがて、ワインの醸造にも携わる中で、ワイン造りを切磋琢磨する仲間に出会う。その中には後に安蔵の妻となる正子の存在もあった。その後安蔵は本社への転勤のため現場を離れる事になる。しかし、その間に出会った名醸造家から日本ワインの将来を考えるきっかけを得て、さらに麻井からの推薦もあり1998年にワイナリーへ復帰を果たす。ワイン醸造の現場に戻った安蔵は理想のワインを造る為に、麻井の努力によって改植に成功した、長野県塩尻市にある欧州品種のメルローを醸造家自ら収穫・選果するという大胆な提案をする。渋る葡萄農家の説得や不測の怪我に見舞われ、悪戦苦闘しながらも2樽の特別なメルローを仕込むことに成功する。一方で正子はドメーヌのプロジェクトに突き進んでいたが、方向性の違いからプロジェクトに見切りをつけ人生の再設計を迫られている最中、安蔵と再会する。お互いにどこか惹かれる存在と意識していた2人は共に人生の歩みをスタートさせる。その後、安蔵はフランスのボルドーへの赴任も決まり、順風満帆にワイン造りに没頭する。そんな中、安蔵が仕込んだ特別なメルローのリリースが決定した。ラベルに自らシリアルナンバーを手書きする事から、【桔梗ヶ原メルロー シグナチャー1998】と命名される。その一方で麻井に病気の魔の手が迫る。余命宣告まで受けた麻井に安蔵と正子は衝撃を受ける。麻井は安蔵に「君が日本のワインを背負って行ってくれよ」と渾身の檄を送る。あれから20年―。麻井が理想とし追い求めた日本ワインに、安蔵も正子も追いつき追い越さんという想いでワイン造りに日々向き合っている。安蔵は麻井の想いを受け継ぎ【日本を世界の銘醸地に】するため、日本ワインの一致団結を掲げ奮闘する。
11歳の女の子・楓(田中千空)は、ある日突然授業中に倒れてしまい、「急性骨髄性白血病」と診断される。幼い楓にとって、抗がん剤治療や放射線治療は過酷でしかなかったが、隣のベッドで同じ病気と闘っている与志(海津陽)だけが唯一の心の支えだった。同じ頃、IT企業を経営する柳井健吾(崔哲浩)は最愛の娘を白血病で亡くしてしまう。経営者の健吾は仕事を優先せざるを得なかったが、娘を失ったことで、幸せだと思っていた家庭は崩壊へと向かってしまう。全てを失ってしまった健吾にとって、今や一通の手紙でのみ交流があった、見知らぬ女の子の骨髄ドナーになれたことだけが人生で唯一の誇れることだった。かけがえのない人を失いながら、それでも懸命に生きていこうとする一人の男と大人になった一人の少女(倉野尾成美)。異なる人生を歩みながら探し求めた、それぞれの「いちばん逢いたいひと」とは。。。
彗星の衝突により人類の滅亡が数ヶ月後に迫った2020年。小学生だった1999年にノストラダムスの予言を信じ、家出をした長女・絢音と次女・花音と、その後生まれた腹違いの妹・音が、初めて一緒に生活することになる。絢音は、彗星の衝突を前にシェルターの個室の設計を担当しており、暴力によるシェルター強奪の危険と隣り合わせの日々。花音は、帰郷を機に、妻とうまくいっていない妻子持ちの小学校の同級生・良平と再会。音は、未成年ながらひょんなことから飲み会サークルと出会い、飲んだ帰りに花音が良平にキスするのを目撃。互いに踏み込めず、すれ違う三姉妹は、世界の終わりを前に、本当の家族になれるのか。
心の扉をひらくと、新しい風が入ってくる 脆もろく傷つきやすい人間たちが、苦しみの末に手にした人生を開く鍵とは?ローマの高級住宅街の同じアパートに住む3つの家族。顔見知り程度の隣人の扉の向こう側の顔を誰も知らない。ある夜、建物に車が衝突し女性が亡くなる。運転していたのは3階に住むヴィットリオとドーラの裁判官夫婦の息子アンドレアだった。同じ夜2階のモニカは陣痛が始まり、夫が長期出張中のためたった一人で病院に向かう。仕事場が事故で崩壊した1階のルーチョとサラの夫婦は、娘を朝まで向かいの老夫婦に預けた。後日、ルーチョはジムに行くために軽率にも認知症が疑われる隣りの夫に娘を預け、二人は一時行方不明になる。ルーチョは娘に何か起きたのではと疑念を持ち始める。同時に自責の念におし潰され極端な行動に出てしまう。5年後、出所した3階の息子は家には戻らず、ドーラは夫に自分か息子かの選択を迫られる。2階の夫は変わらず出張続きで、義兄が起こした詐欺事件が世間を騒がせる。夫は頑なに兄を遠ざけるがモニカはその理由を知らない。ルーチョは疑念のせいで妻との間に溝ができ家を離れたが、いまだに疑惑を抱えたままだ。10年後、住人たちは自らの選択の結果に苦しみながら現実と向き合っている。彼らの未来の扉を開く鍵は何なのか?
かつて青春時代を過ごした町・銀平町に帰ってきた一文無しの青年・近藤は、ひょんなことから映画好きのホームレスの佐藤と、映画館“銀平スカラ座”の支配人・梶原と出会い、バイトを始める。同僚のスタッフ、老練な映写技師、個性豊かな映画館の常連客との出会いを経て、近藤はかつての自分と向き合い始めるが……。
17世紀イタリア。幼い頃から聖母マリアと対話し奇蹟を起こす少女とされていたベネデッタは6歳で修道院に入る。純粋無垢なまま成人したベネデッタは、ある日修道院に逃げ込んできた若い女性を助ける。様々な心情が絡み合い2人は秘密の関係を深めるが、同時期にベネデッタが聖痕を受け、イエスに娶られたとみなされ新しい修道院長に就任したことで周囲に波紋が広がる。民衆には聖女と崇められ権力を手にした彼女だったが…。
女優で劇作家のナオミ(中原翔子)は一夏借りた山荘で、かつて自分の夫を略奪した女優ミズキ(河野知美)を呼び寄せ、芝居の稽古を始める。題材となるのはある謎めいた母親殺しの事件だった。マネージャーの大牟田(横井翔二郎)と共にやって来たミズキは、母親を殺した娘の役を演じるにつれ、事件が起きたのはこの屋敷ではないかと疑い始める・・・
東京・三軒茶屋の雑居ビル。そこにある某芸能プロダクションがレッスンスタジオとして使用しているフロアは、昼夜を問わず様々な超常現象が多発することで広く知られ、すでに数多くのメディアに取り上げられている。部屋中に漂う線香の臭い、誰もいない部屋で揺れるカーテンやスケジュール表、振動し、点滅する照明器具、ドン!ドン!と壁を激しく叩く音や声、水を吹き出す鏡…。トリックもフェイクもCGも一切なしのリアルなポルターガイスト現象、そしてカメラの前に人間の姿をした白い影が浮き上がり、人間が入れるはずのない場所から白い手が現われた!ホラードキュメンタリーの歴史を変える真実の記録!!
ハンカとペトルは同棲中のカップル。ハンカは2人の関係が悪化していると感じ始めていて、改善しようと自分のエロティックな妄想や秘密の欲望をペトルと共有し始める。それがきっかけで2人は自分たちの快楽を探求し始め、やがて他のパートナーとのセックスも試すようになるが、後ろ向きなペトルに対して、どんどんのめり込んでいくハンカ。やがて2人は愛と欲望の境界線がどこにあるのか分からなくなり・・・
ローレル・キャニオンを代表するクロスビー、スティルス&ナッシュ(CSN)にスポットを当て、スーパーバンドの誕生から名曲秘話まで...伝説のミュージシャンたち自らが“魔法の音楽磁場”の日々を語る、ウェストコースト・ロックファン必見の音楽ドキュメンタリー
あおい(山岸逢花)は婚活活動が実り、高収入で仕事のできる年上の男、誠と結婚することになった。幼なじみの楓太は、都会で映像関係の仕事をしていたが辞めてしまい無職となったが、彼女の結婚式に招待され久しぶりに実家に戻ってきた。久しぶりに再開した2人は、昔話に花を咲かせる。結婚式前の3日間に起こった2人だけの出来事・・・。
頭部を負傷して意識を失った建築家フランクが、リゾートホテルの建設現場で横倒しになった仮設トイレの中で目を覚ます。記憶の一部が吹っ飛び、この異常な状況がのみ込めないフランクは、トイレの周りに大量の解体用ダイナマイトが仕掛けられ、34分後の午後2時ジャストに爆破が行われることを知る。この非常事態を生き延びるには、誰かに助けを求めるか、もしくは自力で脱出しなくてはならない。ところが右腕に鉄筋が突き刺さって動けないうえに、友人である市長ホルストの邪悪な思惑が明らかになり、時間だけが空しく過ぎていく。刻一刻と爆発のリミットが迫るなか、絶体絶命のフランクに打つ手はあるのか……
1592年4月。朝鮮は壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の勃発後、わずか15日で日本軍に漢陽を奪われ絶体絶命の危機に瀕する。破竹の勢いで占領を進める日本軍は明国への進軍を念頭に、軍勢を釜山浦に集結させる。一方、イ・スンシン将軍は、相次ぐ戦の敗北や宣祖の義州への避難など、守勢に追いやられながらも朝鮮を救うため出陣の準備を進めていた。しかし、先の海戦で破壊されてしまった亀船での出戦は難しく、その上、亀船の図面まで日本軍の間者によって盗まれてしまう…。日本軍は連戦連勝の勢いに乗り閑山島沖へと出陣、対するイ・スンシン将軍は朝鮮の運命を分ける戦にある戦略を用意する。1592年夏、旧暦7月8日閑山島沖にて戦国史上最大の海戦の幕が切って落とされた。
町の古い一軒家に暮らす武藤 千夏(吉田 美月喜)と、母の昭子(常盤 貴子)は、慎ましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた。小説家を目指し念願の芸大に合格した千夏は、授業で出された創作課題「初恋の思い出」の事で頭を悩ませている。千夏にとって初恋は、忘れられない一言のせいで苦い思い出になっていた。その言葉は今でも千夏の胸に“しこり”のように残ったままだ。だが、初恋の相手である川柳 光輝(奥平 大兼)と再会した千夏は、再び自分の胸が踊り出すのを感じ、その想いを小説に綴っていくことにする。一方、母の昭子も、職場に赴任してきた木村 基晴(三浦 誠己)の不器用だけど屈託のない人柄に興味を惹かれはじめており、20年ぶりにやってきたトキメキを同僚の花内 透子(前田 敦子)にからかわれていた。親子ふたりして恋がはじまる予感に浮き足立つ毎日。そんなある日、昭子は千夏の部屋で“乳がん検診の再検査”の通知を見つけてしまう。娘の身を案じた昭子は本人以上にネガティブになっていく。だが千夏は光輝との距離が少しずつ縮まるのを感じ、それどころではない。「こんなに胸が高鳴っているのに、病気になんかなるわけない」と不安をごまかすように自分に言い聞かせる。少しずつ親子の気持ちがすれ違い始めた矢先、医師から再検査の結果が告げられる。初恋の胸の高鳴りは、いつしか胸さわぎに変わっていった……。
まだ冬が残るソウル。小説家のチャンソク(ヨン・ウジン)は、妻をイギリスに残し7年ぶりに帰ってくる。自らの経験をもとに小説を出版する為、懐かしさに思いを馳せながらソウルでの日々を過ごす。そこで出会う、喫茶店で誰かを待つ女・ミヨン(イ・ジウン/IU)、秘めた過去を燃やす編集者・ユジン(ユン・ヘリ)、妻が病に侵され希望を求める写真家・ソンハ(キム・サンホ)、客の記憶と引き換えに酒を奢るバーテンダー・チュウン(イ・ジュヨン)。心に深い葛藤を抱えながらも、人生を歩み続ける4人との出会いを経て、チャンソクは心に閉ざしてきた記憶と向き合い、新たな物語を紡ぎだす―。
1991年、クリスマス。英国ロイヤルファミリーの人々は、いつものようにエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに集まったが、例年とは全く違う空気が流れていた。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の仲が冷え切り、不倫や離婚の噂が飛び交う中、世界中がプリンセスの動向に注目していたのだ。ダイアナにとって、二人の息子たちと過ごすひと時だけが、本来の自分らしくいられる時間だった。息がつまるような王室のしきたりと、スキャンダルを避けるための厳しい監視体制の中、身も心も追い詰められてゆくダイアナは、幸せな子供時代を過ごした故郷でもあるこの地で、人生を劇的に変える一大決心をする。
その旅は、クリスマスの残酷な遊び事(ゲーム)からはじまった…。アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、正式な騎士になれぬまま怠惰な日々を送っていた。クリスマスの日。円卓の騎士たちが集う王の宴に、まるで全身が草木に包まれたような風貌をした緑の騎士が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、彼は転がる首を自身の手で拾い上げると「1年後に私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残して去ってゆく。それは呪いと厳しい試練の始まりだった・・・1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆく。
母親と喧嘩をした高校生の文也は、勉強もせずに居眠りを始め、気が付くと舞台の上にいた。そばには見知らぬ男がいて、「今日がお前の執念場だ。ここを逃したら一生後悔することになるんだぞ」と進言してくる。やがて、同級生で幼馴染のくるみが現れ、さらには、クラスメイトのゆりえも現れる。そして、二人からどちらと付き合うか決めろと迫られる。夢なのか現実なのか理解できない中、男はこれが現実であり、俺は30年後のお前だと話す。そして今いる場所は、様々な思い出を追想し、その時選択した内容を変えられる場所だったのだ。高校生の文也と、30年後の文也。二人は、よりよい人生を送るために、自分の未来を変えることができるのだろうか?
次回作の筆が一向に進まない悩める脚本家の横田雄二(渡辺いっけい)の元に差出人不明のメールが届く。メールには「退行睡眠 失った記憶を取り戻し現代人のストレスをなくします!」の一文。横田は退行睡眠を使い30年前の自分に会い、助言し鼓舞することで、売れる脚本家へと導こうと試みる。一方、過去の横田(松田凌)は描いていた自分の理想像とかけ離れた自分に当惑するものの、未来から来たと言う自分の勧めに応じ、演劇仲間である峯井(樋口幸平)、中村(福松凜)と固く結んだ約束や、自分のファンである麻美(新谷ゆづみ)との出会いを契機として分岐する新たな世界線を辿ることになる。選ばなかった選択を過去の自分に選ばせることで、物語は追想の域を超えて展開し始め、クライマックスへと向かっていく。果たして横田は自身の手で未来を変えることができるか?
ある夏の夜、なっちゃんが死んだ。つまらない冗談を言っては「笑いなさいよ!」と一人でツッコミを入れていたなっちゃんは、新宿二丁目で食事処を営むママ。その店で働くモリリンはドラァグクイーン仲間のバージンとズブ子を呼び出す。彼らがまず考えたのは、なっちゃんが家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったこと。証拠を隠すためなっちゃんの自宅に侵入した3人は、なっちゃんの母・恵子と出くわしてしまう。何とかその場を取り繕った彼らだが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行われる葬儀に誘われてしまい、なっちゃんの“ひみつ”を隠し通すため“普通のおじさん”に扮し、一路郡上八幡へ向かうことになる……。
ワケあり荷物を届ける特殊配送会社「特送(ルビ:とくそう)」。天才的なドライビング・テクニックを持つウナがある日引き受けた依頼。それは海外ヘの逃亡を図る賭博ブローカーと、その息子ソウォンを港まで運ぶ(ルビ:にがす)こと。しかし、思わぬアクシデントにより依頼人不在のまま、ソウォンと300億ウォンが入った貸金庫の鍵を抱えて追われる羽目に。貸金庫の鍵を狙う悪徳警官(ルビ:ヤクザ)、冷酷非情(ルビ:サイコパス)な殺し屋、さらには「脱北」の過去を持つウナを秘密裏に調査する国家情報院までをも巻き込んだ、命がけの追走劇(ルビ:カーチェイス)が始まる――。
大雨や雹など各地で異常気象現象が起こるオーストラリア・シドニー。弁護士のデヴィッド・バートン(リチャード・チェンバレン)は先住民アボリジニによる殺人事件を担当することになる。ところがデヴィッドの周囲には次々と奇怪な出来事が起こり続け、ある悪夢の中で見たアボリジニ、クリス・リー(ガルピリル)が事件の容疑者として浮かび上がる。そしてデヴィッドは幻覚に悩まされながらも事件の謎に迫っていく…。
トビーは発明が大好きな11歳の少年。クラスメイトにいじめられた帰り道、突然空から人工衛星のようなものが落ちてきた。なんとその正体は心を持つロボット、ロビーだった。乗っていた宇宙船が墜落し、両親と離れ離れになってしまったロビーをトビーは助けることに。そしてトビーの発明品、空も海も走れる車“ファンタスティック・ボイジャー号”に乗って、ロビーの両親を探すための冒険に出発する。一方、ロビーを利用しようとする悪徳捜査官たちが2人の前に立ちはだかる。2人は友情の力でこの困難を乗り越えられるのか!?
1950年代のリバプール。長女アイリーンの婚礼の日の朝、アイリーンと妹のメイジー、弟のトニーは、亡くなった父親のことを回想していた。ちょっとしたことで怒り出し、時には暴力を振るう横暴な父だったが、それでも家族はみなそれぞれに愛していた。やがてメイジーとトニー、友人たちもそれぞれに結婚して家族をもつ。大きな事件こそ起きないものの、それぞれに小さな諍いや不満を抱えながら、人生はゆるやかに流れていく…。
広島県福山市。とある高校三年生たちは18歳で新成人になるという人生の岐路に立たされていた。主人公の愛理は新聞部に所属。毎年行っている街の観光PRポスターの制作を楽しみにしていたが今年は中止になってしまう。代わりのPR企画を提案しようとクラスに協力を呼びかけ、愛理はみんなの協力の元、ある一つの答えに辿り着く。将来、恋愛、友人との関係。自身の未来に思い悩む18歳を切り取った、眩い青春の成長物語。
母と祖母を立て続けに亡くし、末弟のイアンも行方不明になったリニ。それまで住んでいた一軒家を後にし、父親とふたりの弟と共にジャカルタ北部の高層アパートに4年前に越して来た。一方、数年に渡り2,000人が犠牲となっている前代未聞の連続殺人事件が世間を賑わせていた。そして、慎ましく暮らしていたリニたちの周囲を、度重なる不幸が襲い始める。アパートのエレベーターが落下し、多くの住人が命を落とし、父親も重傷を負う。さらに、死者の埋葬もままならないまま、局地的な大嵐が襲い下層階が浸水。停電も併発し完全に孤立してしまう。リニたち住人は、暗闇を纏った寒々しいアパートで、多数の遺体と一夜を過ごさなければならなかった―。
フランスの地方都市らしい。彼女は車を走らせている。彼女は家族を捨てて家出をしたのだろうか。海外資料にあるストーリーは「家出をした女性の物語、のようだ」という1行のみ。フランス公開時にも物語の詳細は伏せられ、展開を知らない観客が、ある真実に気づいたとき、心が動揺するほど感動したという。
頭に被せられた布が取られた時、少女は自らが見知らぬ部屋でチェーンに繋がれ、監禁されている事に気付く。目の前で語りかけてくる誘拐犯の男。極限の恐怖の中でわかったのは、男がこの家における“父”であるということ、そして彼女にはその“娘”の役割が与えられたということ。家族に完璧な調和をもたらす“娘”として、彼女は新しい“父”と“母”と“弟”との生活を強いられる。自由を奪われた彼女は“娘”役を上手く演じつつ、この狂った家族から何とか逃亡すべく、策を巡らす。しかしその先には、想像を遥かに超える絶望の闇が待ち受けていた…。
1942年1月20日正午、ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅にて、ナチス親衛隊と各事務次官が国家保安部代表のラインハルト・ハイドリヒに招かれ、高官15人と秘書1名による会議が開かれた。議題は「ユダヤ人問題の最終的解決」について。「最終的解決」とはヨーロッパにおける1,100万ものユダヤ人を計画的に駆除する、つまり抹殺することを意味するコード名だった。
山でのフリークライミングの最中に夫・ダンを落下事故で亡くしたベッキーは、悲しみから抜け出せず1年が経とうとしていた。ある日、ベッキーを立ち直らせようと親友のハンターが新たにクライミングの計画を立てる。今は使われていない地上600mのモンスター級のテレビ塔をターゲットとして選んだ彼女たちは、老朽化で足場が不安定になった梯子を登り続け、なんとか頂上へと到達することに成功する。そこでベッキーは夫の遺灰を空から撒くことで、彼を偲び、新たな1歩を踏み出す決意を示すが、それもつかの間、梯子が崩れ落ち、彼女たちに次々と困難が襲いかかる!自分たちの持つ技術と知識をフル活用して、どうにかこの危機を抜け出そうとするが…
画家として成功し個展を開くことができたジェーン。個展の初日、お酒も飲み羽目を外してしまった自宅への帰り道で、人気のない路地に迷い込んでしまう。そこで彼女はレイプされてしまう・・・。何とか自らの足で病院にたどり着き、病院関係者の通報によりやって来た女性刑事から事情聴取を受ける。しかし彼女の過去の逮捕歴が判明すると、聴取は通り一辺倒なものとなった。その後、事態の進展を聞きにたびたび警察を訪れるが、「捜査の進展はない。」の一点張り。ついに彼女は「自分でけりをつける!」と意を決するのだった・・・。
1934年、雪に覆われた中国・東北部の森林地帯にパラシュートで降り立った4人の男女工作員。満州国のハルビンに潜入しようとしている4人の目的は、日本軍の秘密施設から脱走した男性を保護し、日本軍の罪を世界中に知らしめること。そのミッション名「ウートラ計画」遂行に選ばれた張、王夫婦と楚良と小蘭カップルだが、突然の作戦変更で互いのパートナーを入替、別行動をとる事になってしまう。敵地への潜入には、石橋を叩いて渡るほどの用心深さが求められる中、このミッションは既に満州国の特務警察に察知されていたのだ。敵国に事前に侵入していた仲間の裏切りから作戦が漏れ、敵に先回りされてしまう事態が続く中、4人の工作員は「ウートラ計画」を無事に遂行する事ができるのか?
ブラッドリーは地元大学の社会学教授であるが、それは表の顔に過ぎない。長きに渡り、女生徒たちを巧みに誘い出し、人里離れた自宅に拉致・監禁していた。逃亡を図ろうとする者は容赦なく惨殺される中、彼が新たに目を付けたヘイリーは、明るく活発な女生徒。捕らえられた彼女は、数日間に渡り暗い部屋に拘束され、気が狂うほどのフラッシュライトと爆音ノイズを浴びせられる。そして、拷問から解かれた彼女の前に現れたのは、そこで5年ものあいだ囚われの身となっているジェニファーという女性だった。一方、町の廃車置き場で拷問を受けた末に殺害された女性の遺体が発見される。事件を調べる捜査官のホークは、相次いでいた女子大生たちの失踪の事実に辿り着き、捜査線上にはブラッドリーの存在が…。
周りはヤバイいヤツらばかり、愛娘を守るため男は金色のレクサスを駆る!金色のレクサスに跨り一攫千金を夢見てその日暮らしを送る男・ノア。そんな彼にも大事なものがある。恋人のレアとその娘のジータだ。いつものようにジータの送迎を頼まれたノアであったが、刑務所を出所したばかりの従兄弟カルロスと合流したことで彼の運命が大きく狂い出す。カルロスの起こす強盗事件に巻き込まれ、挙句の果てに彼の盗み出した薬物を取り返そうとする謎の女にジータが誘拐されてしまう。娘を取り戻すためにノアは愛車レクサスとイカれた従兄弟を相棒に血みどろの逃走劇を果たしてノアは愛車と愛娘をも守り切ることができるのかーー!?
ウェイトレス兼ストリッパーのゾラはレストランで働いていたところ、客としてやってきたステファニと「ダンスができる」という共通点があることで意気投合し、連絡先を交換する。すると翌日、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、あまりに急なことで困惑するも結局行くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず……。
「髪を洗ってやるよ」。それは、男と女でいられる最後の夜のことだった。1966年、講演旅行をきっかけに出会った長内みはると白木篤郎は、それぞれに妻子やパートナーがありながら男女の仲となる。もうすぐ第二子が誕生するという時にもみはるの元へ通う篤郎だが、自宅では幼い娘を可愛がり、妻・笙子の手料理を絶賛する。奔放で嘘つきな篤郎にのめり込むみはる、全てを承知しながらも心乱すことのない笙子。緊張をはらむ共犯とも連帯ともいうべき3人の関係性が生まれる中、みはるが突然、篤郎に告げた。「わたし、出家しようと思うの」。
都会育ちの唯(竹内有紀)は田舎暮らしに憧れ、農業体験を通じて夫と出会った。夫の治虫は優しくて真面目、美人で働き者の嫁が来たと地元仲間に自慢している。男やもめの義父、泰三は野菜や果物の知識が豊富でマイスターと呼ばれているが、唯の農作業中に見え隠れする下着を覗いたりと、ちょっとエッチなところもある。ひとつ屋根の下、3人で仲良く暮らしていたが、泰三が婚活をしに都会に出かけると言いいだした・・・。
かつて精鋭部隊・コマンドーの隊長として名を馳せたジョン・ハンターは、現在は軍を退役し、元妻のローリーとの間に設けた愛娘・ジェニーを想いながら山荘での静かな生活を送っていた。そんなある日、ハンターが暮らす山荘をかつての戦友ホプキンズ将軍が訪れ、謎の忍者軍団によりローリーは殺害され、ジェニーが誘拐されたことを知る。元妻の死を喜ぶハンターだったが、娘を取り戻すべく単身で忍者軍団に戦いを挑むことを決意する。事件の裏には謎の男キンスキーが関わっていることが判明するが……?
近未来のローマ、殺人レースが流行していた。その殺人レースを行っているライバル局に対抗するために死刑囚を集めて殺人ゲームを開催しようとするのだが…。
画家のオルソは、双極性障害を抱えるルイゾンと愛欲に溺れた日々を送りながらも、彼女の激しい気分の波にいつも振り回されていた。ルイゾンの病状は深刻なものだったが、オルソは彼女との関係がいつか良い方向に進んでいくものと信じていた。しかし、ある日突然、ルイゾンはオルソの前から姿を消す。その事実を受け止めきれず、オルソの心は壊れていく―。オルソはルイゾンの双子であるマーラに電話をかけ、やがて二人の禁断の関係が始まる。狂おしくオルソを求めるマーラ。オルソはマーラの肉体を弄びながらも、幻影の中のルイゾンと激しく愛を交わす・・・。
アメリカ、辺境の田舎町ミニンワ。その町には小さいながらも確かに人が住み、それぞれが問題をかかえて生活していた。生活苦にあえぐ農家の夫婦とゲイであることをカミングアウトできずにいるその息子、不法移民の男を愛し結ばれようとするモーテルの客室係や、望まない妊娠が発覚してしまったヘアスタイリスト―。そんな彼らの悩みをちっぽけなものと嘲笑うかのように、前代未聞の超大型竜巻が発生しミニンワを襲おうとしていた。
若くして小説家デビューするも、その後は鳴かず飛ばず、同棲中だった恋人にも去られ、鬱屈とした日々を送る慎一(山田裕貴)。そんな彼のもとに、友人の元妻、裕子(松本まりか)が、幼い息子アキラを連れて引っ越してくる。慎一が恋人と暮らしていた一軒家を、離婚して行き場を失った2人に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きするという、いびつな「半同居」生活が始まるのだが…。
娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症のジェヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で執拗に2人につきまとう謎の若い男(イム・シワン)が、同じ便に搭乗したことを知り不安がよぎる。KI501便はハワイに向け飛び立つが、離陸後間もなくして1人の乗客男性が死亡。直後に、次々と乗客が原因不明で死亡し、機内は恐怖とパニックの渦に包まれていく。一方、地上では妻とのハワイ旅行をキャンセルした刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が…。