本を積み上げその上に乗る女性。首にロープが食い込む感触が強烈な恐怖となって襲ってくる・・・。彼氏に裏切られ巨額の借金を抱えていたOLの銀子はこの苦しみから抜け出す為自殺を試みる。しかし、間一髪のところでパチンコ屋の店長晴彦に助けられる。晴彦はお店の経営不振で悩んでおり、その立て直しを図るべく大規模のパチンコ大会を企画していた。そしてそのゲストとして伝説のパチンカーお銀、つまりは銀子の母親を呼ぶ必要があったのだ。「母とは幼いころに生き別れてしまったんです…。」と銀子。「では代わりに君が大会に出てくれ。娘というだけでも相当なPRになるんだ!」お店を潰すわけにいかない晴彦は必死に懇願する。優勝すれば借金を返済できるほどの大金を手に入れることができると分かった銀子は、生き別れた母親探しの手伝いを条件に大会への参加を決心するのである。
大嶋珠美(おおしまたまみ)は出版社で働くOL。ある日会社へ出勤すると、突如人事異動を命じられパチンコ雑誌「必勝パチンコ攻略ガイド本」の編集部に配属されてしまう。パチンコなどには全く興味がない珠美。憂鬱な気分になるのだが、同雑誌の編集長を目にしたとたん驚愕する。なんとその編集長は、長らく不倫関係を続けている尺原治郎(さしはらじろう)の妻だったのだ。当初より不倫を承知の上での交際であったが、よりによって直属の上司が不倫相手の妻になるとは、珠美はその不運を嘆いた。妻(編集長)が珠美と夫の不倫を知らない訳もなく、珠美は編集長から挑戦状を叩きつけれれる。それは、パチンコ勝負で勝てばもとの雑誌部へ移動でき、負ければ会社を辞職して貰うというものだった。女のプライドをかけた大一番が今はじまる!
都内某所。「伊佐坂商事株式会社」でOLとして働くひとみ。黙々と事務をこなす彼女に友だちはいなかった。陰口を叩かれ辛い日々を送っていた。そんな時、白馬の王子様ならぬ一条というIT企業の若社長と出会い結婚することに。運命の波に乗りかかるひとみだったが・・・人生そんなに甘くない、結婚詐欺だったのだ。神様の酷い仕打ちを受け落ち込むひとみを優しくサポートする同僚の聡。彼はパチンコで月給以上の金額を叩き出す爆裂男だったのだ。金銭的にも、精神的にも助けられたひとみは聡に想いを寄せていくのだった。そして、人生二度目の運命の出会いが訪れる。それは、聡から教えられたパチンコだった。そして、ひとみの爆裂人生が始まるのだった!!