プロポーズをされた夜、不幸な事故で婚約者を亡くしたテイラーは、半年を過ぎた今もそのショックから立ち直れないでいた。そんな彼女を心配する姉カラは、生活のサポートに徹しようとするも、テイラーは自身で立ち直ろうと、住み込みで子守りと家事を担う仕事を申し込んでいた。豪邸に住むケイレブ家での面接日、雇い主の夫ジョンのいない間に初対面の妻アレサンドラから、辛辣な態度と憎悪に満ちた目を向けられ戸惑うテイラー。経験がないことで一方的に不採用を通達されるも、娘のエミリーに懐かれたことで急転直下、採用が決まった。しかしこの一家には、生活をする上で不可解ないくつものルールが存在していた。
駆け出しモデルのアマンダは、他の仕事をかけ持ちしながら看護学校にも通うシングルマザー。一人娘ゾーイの親権を弁護士の元夫ニックと争っていた。ある夜、大手事務所のディレクターが面接をしてくれるということから、急遽ベビーシッターにゾーイを預け、アマンダは車で面接場所へ出かけた。しかし、人気のない室内で待っていたのは不気味な一人の男だった。アマンダは不審に思い逃げ出そうとするが、捕まり記憶を失ってしまう。翌朝、覆面をつけたもう一人の男が現れる。その男たちは、とある計画のためにアマンダを誘拐したショーンとタイラー兄弟だった。そんな二人がアマンダを誘拐し車に乗せている現場を、母の車に忍び込んでいたゾーイは目撃していた。