おじさま、あたいを恋人にして頂戴。短い人生なんだから、愉しいことでいっぱいにするべきよ 自分のことを「あたい」と呼び、まあるいお尻と愛嬌のある顔が愛くるしい赤子(二階堂ふみ)は、共に暮らす老作家(大杉漣)を「おじさま」と呼んで、かなりきわどいエロティックな会話を繰り返し、夜は身体をぴったりとくっ付けて一緒に眠る。しかしなにやら様子がおかしい。赤子は普通の女とは何かが違う。普通の人間には彼女の正体がわからず、野良猫には正体がバレてしまう。そう、彼女はある時は女(ひと)、ある時は尾ひれをひらひらさせる真っ赤な金魚だったのです・・・。そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へと蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。老作家の友人・芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りの男(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きて・・・。
主人公の向坂伸行(玉森裕太)は、高校時代に大好きだった「フェアリーゲーム」という本について何気なくネットを検索していたところ、“レインツリーの国”というブログを見つける。そこに書いてある感想に共鳴した伸行は、管理人のひとみ(西内まりや)にメールを送る。数日後、奇跡的にひとみから返信が届き、パソコンを通じて2人は繋がる。伸行は、ひとみに「直接会いたい」というが、彼女はどうしても会えないと言う。頑なに会うのを拒む彼女には、伸行に言い出せない秘密があった…。
もう大切な人を失いたくないー。小学生の時に最愛の母を亡くした主人公秋音。母が亡くなる日、父は母を看とらず「獅子神楽」を舞っていた。「母と獅子神楽、どっちが大切なの?」それ以降、秋音と父の関係に深い溝ができてしまった。高校卒業と同時に故郷を離れる秋音。東京での生活も行き詰まっていた。また、父も妻の死による悲しみから抜け出せないでいた。そんなある日、母の13回忌に5年ぶりに実家に戻る秋音。そこには亡くなった最愛の母に似た女性の存在が、、、60年に一度の大例祭が近づく町ではベテランの舞い手、父が最後の神楽獅子の舞を披露することに。しかし父の体に異変が、、、親子の葛藤、そして人間の愛情、さらに伝統芸能の継承を考える感動の作品。
とある町に佇む小さな“スナック小夜子”。今夜もその灯りを求めて、さまざまな常連客が集ってくる。そんな“スナック小夜子”オープンしたのは、ママの真奈美がシングルマザーとして娘・小夜子を育てるためだった。20年前、オカマのショーパブで舞台スタッフをしていた真奈美は、スター・ダンサーであるエンジェルと仕事仲間として友情を分かち合っていたが、エンジェルがタイへ出発する前夜、酔っぱらってしまったふたりは、いつのまにか男女の関係に……。生まれた娘・小夜子は、自分の父親のことは知ることもなく成長し、高校卒業とともに母を残して東京でひとり暮らしを始める。数年後、いくつかの恋に破れ実家にもどってきた小夜子は、“スナック小夜子”が借金だらけで閉店しなければならないことを知り、隣町で大人気のオカマバー“シャープ”をまねて、ホステスの亮子と“偽オカマバー”として再起をかける。その計画を真奈美に猛反対された小夜子は真奈美の昔の友人である、オカマのエンジェルに力を貸してほしいとお願いする。数日後、エンジェルはミラーボールとともに“スナック小夜子”にやってくる。エンジェルの厳しい指導のもと、小夜子と亮子は“偽オカマダンサー”として大変身。毎夜多くの客が足を運び、“偽オカマバー”作戦は大成功!しかし……、オカマに扮した本当は女性の小夜子と亮子の運命は? そして、オカマの父? エンジェル、スナックのママを続ける母真奈美、恋多き娘小夜子の不思議な家族の未来は?
よろこんだ涙 くるしんだ涙 すべて味わいになるー北海道・空知。父が遺した小麦畑と葡萄の樹のそばで、兄のアオはワインをつくり、ひとまわり年の離れた弟のロクは、小麦を育てている。アオは“黒いダイヤ”と呼ばれる葡萄“ピノ・ノワール”の醸造に励んでいるが、なかなか理想のワインはできない。そんなある日、キャンピングカーに乗ったひとりの旅人が、突然ふたりの目の前に現れた。エリカと名乗る不思議な輝きを放つ彼女は、アオとロクの静かな生活に新しい風を吹き込んでいく・・・。
念願のフラワーショップを開業した友美(田中美保)。そこに駆け込んでくるなぜか泥だらけの少年。少年と入れ違いで出て行く男は娘の結婚式を前にした父親、正行(大杉漣)だった・・・花屋に訪れる人々が織り成すそれぞれの人生のストーリー。愛、友情、感謝、出会い、そして別れ。。。4つの話、登場人物が少しづつ絡み合い、美しく切ないストーリーを紡ぎあげていく。涙あふれる感動の一瞬の物語。
第一話「かぐや姫」男はある夜、立ち寄った神社で光に包まれた美しい女性に出会う。そして共に生活するうちに身も心も彼女に溺れていく。しかし、二人の間には千年以上も前の打ち消すことの出来ない過去があった。 第二話「床屋」男は、失踪した妻からの手紙を頼りに、うらぶれた漁村の床屋にやって来た。そこには主人が一人、「何も知らない・・・・・」と言う。男はとりあえず無精髭を剃ってもらうことにする。そして男は、剃刀の研ぎ音に導かれ、誰のものとも判らない記憶の白日夢を見ていた。 第三話「受胎告知」郊外のマンションに住む主婦の一日は、次々に訪れるセールスや勧誘のせいでゆっくりもしていられない。おまけに不妊で悩んでいるのに避妊具のセールスまで来る始末。ようやく途切れたかと思った矢先、今度は宇宙からの訪問者が・・・・・!
飲んだら、無敵!――月曜日の朝、ホテルの一室。黒いスーツを着た男が目を覚ます。しかし、彼自身、ここが何処なのか、何故ここにいるのか分からず、頭を抱え懸命に思い出そうとする。そして、気を静めるため胸ポケットから取り出したタバコと一緒に床に落ちた”お浄めの塩”。突然、男の脳裏に断片的な記憶が次々に浮かび上がる。「葬式・・・喫茶店・・・BAR・・・ヤクザ・・・えっ!?」。果たしてそれは悪夢なのか、それとも・・・・・・!?真面目で平凡なサラリーマンが、酔った勢いで事件を起こし、ヤクザや警察から追われる姿をコミカルに描く。
死んだはずのへたれヤクザが鋼の肉体とともに復讐に燃える。今ここに、史上最強の極道が産み落とされた。三池監督らしさが出ている名作!!へたれヤクザの堅介は、あこがれの土佐が出所するということで迎えに行く。しかし、組は土佐を煙たがり出所直後に襲撃を指示。土佐は死に、そして出迎えの堅介も……だが、堅介の死体はフルメタルとなって甦る運命だった…!
凡野平太郎。見たところ平凡な中年サラリーマン風だが、まことの姿は日本最大の暴力団、鬼州組の三代目に推されたほどの大親分である。そんな凡野に、関東最大にして甲州の虎、武田組が戦いを挑もうとしていた。組長の武田隠玄は全国制覇の第一歩として、東京の完全制圧を企み、怒濤の進攻を開始したのだ。次々と潰されていく東京の各組織・・・。残るは凡野率いる”日本最大にして最強の武闘派凡人組”ただひとつ!圧倒的劣性に立たされた凡野に、武田隠玄の刃が襲いかかる!!
凡野平太郎。一見平凡以下の中年サラリーマンだが、昔は”伝説の百人斬り”と恐れられた、暴力団凡人組の大親分である。そんな彼の信条は、”市民から愛されるヤクザ”。この一風変わった男のもとに突然、今は離れたはずの鬼州組から三代目相続の話がもちあがる。それを快く思わぬ鬼州組の幹部連中たち。静かな暮らしが久しく続いていた凡野に、再び嵐の予感が・・・・。
昭和のポップソング選りすぐりの12曲をモチーフに個性豊かな監督たちが大胆に発想し自由な感性で作り上げた“歌謡曲トリビュート映画劇場”がここに開幕!『がんばっていきまっしょい』の磯村監督は60年代の青春と夢と挫折を描き、『スウィングガール』の矢口監督は妻夫木聡と『ウォーターボーイズ』以来6年ぶりにタッグを組み涙と感動の新境地を開き、奇才蛭子能収は武田真治を主演にシュールなバイオレンスコメディを放ち、宮史郎はド演歌コメディに初主演し作詞も手掛けた大ヒット曲「女のみち」を熱唱、昔の情念の世界を描くのに定評のある水谷監督は余貴美子を主演に男と女の愛憎の世界を描き、高橋惠子は同窓会に集まる大人のラブファンタジーで魅力溢れる主演をつとめるなど、ストーリーと歌謡曲が見事に融合した映像アンサンブルが誕生!
コールガールの仕事をアルバイト感覚で始めた女子大生の愛は、どこにも属さず、客を選ぶのも気分次第で一人気ままに仕事をしていた。ドアを開けるたびに出会う男たちの性的嗜好は様々、時に倒錯した変態的プレイを求められる。トラブルがあっても助けてくれる後ろ盾はなく、危険と隣り合わせだ。ある日、高級ホテルに呼ばれた愛は、客の贋作画商・間宮と出会う。間宮に気に入られた愛は、何度か呼び出されるうちにリッチなライフスタイルや刺激的なプレイを受けて、次第に惹かれていく…。
寡黙で不器用な、懐かしい父親。とある山間にある村・花谷村。美しいその村が、ダムに沈もうとしている。避けられない運命に対し、村役場は、村のすべての家族を写真におさめることで、花谷村の美しさを永遠に残すことを考える。依頼を受けたのは、村の写真屋、高橋研一と東京で写真家を目指す息子の孝。なぜ父は決して親密ではない息子を、助手に指名したのか。一軒一軒、険しい山道を歩き、写真を撮り続ける2人。頑ななまでの父の背中に、しだいに息子は何かを感じ始める・・・。
レイは今夜もまた颯爽と渋谷のネオン街に消えていく。SMクラブへ御出勤だ。レイのお客はオジサンが多い。みんな、レイにぶたれ、いじめ倒されるのを夢見て此処にやってくる。ボンテージ姿の女王様レイはオジサンたちにとって天使だ。彼女は昼間は小さな劇団の役者の顔を持つ。夜の女王様を演じることは、昼の役者の勉強にも役立つのだ。ホテトル嬢として働くアユミは、年齢よりも若く見えることを売り物に、客からお金を取り、心の中で舌を出す。結婚資金の為に、せっせと貯金をしている。目下、医者のタマゴと同棲中だ。浪人中の彼と今日も日がなセックスしながらパズルをする。このふたりが出会い、意気投合し、無軌道にもみえる生活が描かれる間合いに、“なんとなくだけども面白い”ふたりの青春が浮かびあがる・・・。
原発の臨界事故が起きた町に母と暮らす青年・祐一郎。開業医だった亡き父の跡を継ぐべく勉強しているが、常態化した倦怠感の中、ギャンブルやドラッグの世界にハマリこみ、極秘で行なわれている放射線科の臨床試験アルバイトを知る--。借金返済を目的に、危険な治験に挑む祐一郎。彼の情報が入ったドッグタグのようなUSBメモリを首から提げながら……。