人妻の紀子は、入院中の病院から抜け出してとある地方都市へ出かけ、不倫相手の田辺に会おうとするが叶わなかった。そこで紀子は、テレクラで知り合った裕幸とモーテルで関係を持つ。ところが、紀子はふとしたことから彼を刺し殺してしまう。数日後、紀子は警察から事情聴取を受けることになったが、裕幸と立ち寄ったガソリンスタンドの店員・和昭が嘘の証言をしてくれたおかげで事なきを得る。帰り道、和昭に声をかけられた紀子は、2人がお互いに似たような悲しい過去を持つことを知る。
真生(まお)は幼い頃、超能力少女として一世を風靡したが、その後表の世界から姿を消し、今は売春婦として生きている。肌が触れることで、相手の死期が分かる真生。死におののく人々の恐怖を少しでも取り除くため体を差し出す真生の前に、立花という男が現れる。死を怖くないという真生、そして死はすべての終わりだという立花。彼らの反発しあう魂はやがて寄り添い始めるのだが…。
黒革の上下に身を包んだフルフェイスのライダー椿(ツバキ)は、街を転々とさすらう賞金稼ぎの女スロッター。パチスロが唯一の娯楽産業である小さな田舎町で、年に一度開催されるパチスロ大会に出場し莫大な優勝金をひと稼ぎしようと企んでいた。しかし、出場者の中に昔付きあっていた檜垣(ヒガキ)がいることを知り動揺する・・・。二人には忘れ去りたい過去があった・・・。