孤独なスリ師だった女が、信頼できる“仲間”と出会い、人生を賭けた大勝負に挑む-。新城真理は、手先が抜群に器用な女スリ師。現行犯で逮捕しようと目を付けている捜査3課の刑事・白石にも、決して尻尾を掴ませない。一方、師匠亡き後、業界から全く相手にされず、トーナメント成績も全く振るわない、解散寸前の麻雀団体「雀虎(じゃんこ)会」のリーダー・有田裕二は、会の復活を願っていた。そんなある日、駅前広場で偶然真理のスリ現場に遭遇した裕二は、真理の類まれな指使いに雀士として天下を獲る才能を見い出し…。
藤見大学病院のブサメン研修医・北川信彦(26歳)とナースの佐野成美(23歳)が繰り広げるラブコメディー。“天敵”の成美に押し付けられ、書類の詰まった大きな段ボールを地下倉庫に片付けに下りた信彦。そこで偶然、生体を透明化させるインドの秘薬「モノケイン」を発見する。が、強烈な臭いに思わず後退りするも、パイプに足を引っ掛けて仰向けに倒れる。と、開いた口の中に真っ黒い丸薬の「モノケイン」が落下して、思わずゴクリ。その瞬間、“透明人間”・信彦が誕生する!1粒60分の“独壇場”。憧れのナースの着替えやシャワー姿を覗いたり、ブラジャーやパンティーの匂いを嗅いだり、頬ずりしたり、はたまた頭から被ったりと、とにかくやりたい放題。だが、徐々に、病院内のさまざまな人間模様が見えて来る。そして最後に、信彦は究極の決断をする。果たして、その決断とは!?
あらゆる違法電波検知器を突破するゴト用の電波発信器(ステルス)。1年前、その開発設計者だった恋人の圭司(29)がゴト組織に消され、今は身を隠して温泉郷の老舗旅館で仲居をしている亜美(27)。実は、彼女は、セット打法を完全マスターした連勝必至のパチンカーだった…。そんな亜美の前に、かつて圭司が開発し、圭司を消したゴト組織に奪われたままになっていた発信器を持って元打ち子の将司(28)が現れる。亡き恋人の命と引き換えに残った“遺産”。それをきっかけに、彼女の中に眠っていた復讐の炎が燃え始める!
可憐な美少女といったルックスの剛本香津美(24)は、任侠道を教え、極道を養成する「極道学園」に通う生徒。イケメンのメガネ王子でデザイナーの椎名優市(32)という恋人もいて、満ち足りた日々。そんな彼女が、なぜ「極道学園」のような場違いな場所に通うことになったのか?それは、濡れ衣を着せられたまま亡くなった実の父親、大河内勝之助(享年54)の汚名を晴らすためだった…。