30歳を目前にした功一は、東京での仕事を捨て、函館の空き家になった実家で暮らし始める。何も告げず東京に残してきた愛人に電話をすると、女は一人の若い女性との出会いを予言する。ある一夜、功一は場末の裏通りで亡き父に似た流しのアコーディオン弾きとすれ違い、昔馴染みのバーで働き始めたユミコを知る。そして二人は互いの過去や孤独を語りあい、次第に思いを深め合っていく。ユミコと一緒に暮し始めたある夜、静まりかえった部屋で功一は死んだ父と出会う。功一はユミコとの将来を伝えるが父は何も答えてくれない…。
アイドル“多嶋カナ”のファンである健太は、カナのブロマイドが風に飛ばされ拾おうとしたはずみで橋の上から落ちてしまう。が、リュックが欄干に引っ掛かり、なんとか助かる。だが危機的状況は変わらない。「童貞のまま死んでいくのか・・・」健太は魂の叫びをツイッターで呟く。すると同じ境遇のホストの潤也、おたくでデブの豊岡が助けにくる。仲間となった3人がそれぞれの脱・童貞を目指して結束する!目指せ、カナちゃんとの初体験!!
夏の喧騒が過ぎ去った人気のない海岸に、二人の男女が佇んでいる。女の名は山口真紀(西野翔)、男の名は橋本研二(並樹史朗)。真紀がまだ12歳の頃、母である俊江(齋木亨子)と橋本は情愛関係にあった。だが橋本の歪んだ性欲は、娘の真紀にまで食指を伸ばすようになっていく。俊江は必至で真紀を守ろうとしたが、その無力さから自ら命を絶ってしまう。成長した真紀は、DVで苦しめられた元夫篠崎悟(千葉誠樹)とも別れスナックを経営するようになり、女一人過去を封じ込め健気に生きていた。そんなある日、真紀の店に偶然橋本が客として現れる。真紀に見覚えがあると言うその視線に真紀の心は凍りついた。さらに縁を切ったはずの篠崎がまたしても真紀の前に現れる。ストーカー行為を繰り返し、執拗に真紀の身体を貪り始める。繰り返される人生への失望と諦めが真紀を自暴自棄にしていく。だがやがて真紀は運命を味方に付けるかのように、身体に絡まった黒い糸がするするとほどけていく様を見届けることになる・・・。
なんとかカメラマン見習いとして仕事をする雅人。カンナ(優希まこと)たちとの奇妙な共同生活にもなれてきた。だが、些細なことからカンナと仲たがいしてしまう。すれ違う二人・・・。そんなある日、アサルトホーク・一条と紙上対決をすることになる。モデルはなんと引退したはずの環奈(柚本紗希)!奮闘する雅人を見守るカンナ・・・二人の間に絆が・・・。
宇津木雅人は写真部の先輩である江口を頼ってプロのカメラマンになるため上京した。教えられた住所を頼りにスタジオにたどり着く雅人。そこではグラビア撮影の真っ最中だった。つく早々、雑用をこなす雅人。とあるドアから喧騒が聞こえてくる。勢いよく明けられたドアの前に立っていたのはカンナ(優希まこと)だった。流れでカンナを助ける雅人。そのために騒動を起こしてしまう。うちひしがれて従姉妹の環奈(柚本紗希)の家に行くと、そこにはカンナがいるのだった・・・。
さえないサラリーマンの黄味島忠。偶然から上司の佳那と付き合うことになる。だが、会社では相変わらず佳那にしかられてばかり。家に帰ってからはうって変わって佳那に甘えられる日々だった。そんなある日、黄味島の連絡ミスから佳那の大事な取引先から契約を打ち切られてしまう。ひたすら謝る黄味島だが、佳那は「上司と部下でしかない」と切り捨ててしまう。黄味島はミスを挽回しようと頑張るが・・・。佳那は新任課長の黒崎との間に揺れる。黄味島も同僚の桃山さんやランパブの紫苑との間に揺れ動く・・・。すれ違う黄味島と佳那の気持ち。ついに二人は大喧嘩をしてしまうが・・・。
就職浪人のためフリーターをしている黄味島。ある日、引越しのアルバイト中に訪れた先の美女・佳那(原紗央莉)とふとしたことから一夜の関係を持ってしまう。その数日後、就職試験を受けたイズノスポーツの面接会場に佳那は面接官としていたのだった!黄味島は戸惑いながらも試験に臨む。なんとか、イズノスポーツの社員となった黄味島。同僚で大学の後輩・桃山(桜木凛)や同じ途中入社の茶谷らに囲まれ社会人としての一歩を踏み出す。そして上司はあの引越しの夜の佳那だった。偶然の出遭いに運命を感じるもなかなか切り出せない黄味島。茶谷と遊びに行ったランパブ嬢の紫苑(かすみりさ)とも酔った勢いから関係を持ってしまう。翌朝、紫苑の部屋を出てびっくり・・・。なんとお隣は先日引越しをした佳那の部屋だった。