家を持たない不良グループのリーダー・ジニルは、仲間と一緒に盗みと転売を繰り返し生き抜いていた。ある日、ジニルが“仕事”でミスを。稼ぎ損ねた穴を埋めるべく、ガヨンはジニルには無断で売春を装った詐欺を実行する。それを知ったジニルは現場に乗り込むと、ガヨンを買おうとした男・ヒョンソクの高級車を盗んで逃走。しかし、その後ヒョンソクに探し出されて捕まったジニルは、車を弁償するため多額の借金を抱えることになってしまう。借金のカタにガヨンを監禁し、自らの営む違法風俗店で働かせるヒョンソク。ジニルは愛するガヨンを救おうと、急いで大金をかき集めようと奔走するのだが…。
北朝鮮からの敗走を続けていた韓国軍は、戦況を打開するためマッカーサー将軍の指揮下で大規模な上陸作戦を計画。「長沙里(チャンサリ)に上陸せよ」と命じられたイ・ミョンジュン大尉(キム・ミョンミン)らが率いるのは、訓練期間わずか2週間、平均年齢17歳の772人の学生兵。僅かな弾薬と最小限の食料だけを支給された彼らはまさに「捨て駒」だった。それでも祖国と愛する者たちを守る為、降り注ぐ銃弾を受けながら部隊は決死の上陸を試みる。