米国の諜報活動への抗議デモが広がるヨーロッパ。ギリシャのテッサロニキで反米を唱える女性記者が遺体で発見される。何者かが米政府に批判的なジャーナリストの死をCIAの仕業にみせかけ、世界を敵に回させようとしていた。捜査を進めていくうちに、容疑者は1年半前に死亡したはずのCIA諜報員だと判明する。事態を収拾すべく、米政府は元凄腕CIAエージェントのスティーヴ・ヴェイルに協力を要請するが…。
手には常にライフル銃が握られている男の名は、レスター・バラード。天涯孤独の彼は、家族を失い、家を失い、山中の廃小屋で暮らしはじめた。レスターの粗暴な振る舞いは地域住民に疎まれ、次第に社会との繋がりさえ失われていった。ある時、山道の車中で半裸姿の若い男女の死体を発見したレスター。女に欲情し性交を済ませると、その死体を持ち帰り奇妙な同居生活を始めるのだった。数日が過ぎたある極寒の深夜。悪い予感を察知し目を醒ましたレスターだったが時すでに遅く、暖炉の火が瞬く間に家中へと燃え広がり、女の死体は火の海にのまれていった。すべてを失い再び孤独となったレスターは、歪んだ欲求をさらに増幅させ、やがて凄惨な犯罪へと手を染めていく…。
憧れのニューヨークで働いていたグロリア(アン・ハサウェイ)だったが、失業してからというもの酒浸りの日々を送っていた。ついには同棲中の彼氏ティム(ダン・スティーヴンス)に家を追い出され、生まれ故郷の田舎町へと逃げ帰る。グロリアは幼馴染のオスカー(ジェイソン・サダイキス)が営むバーで働くことになるが、その時驚愕のニュースが世界を駆け巡る。韓国ソウルで突如巨大な怪獣が現れたというのだ。テレビに映し出された衝撃映像に皆が騒然とする中、グロリアはある異変に気付く。「この怪獣、私と全く同じ動きをする…?!」舞い上がったグロリアは、怪獣を操り世界をさらなる混乱へと陥れるが、そこに「新たなる存在」が立ちはだかる―!