大手会計事務所で働くジョンは、理不尽で厳しい女上司クレッグにしごかれながらも期待されているエリート税理士。堅物のジョンは、クレッグには1ミリたりとも歯向かわず、同居する婚約者にすら何も言えない日々を送っていた。そのため抗うつ剤は欠かせない。そんな彼の住むマンションの同階に越してきたリックとある朝、エレベーターで一緒になる。偶然にも、彼はジョンと同じ会社に転職してきた税理士だった…。
亡き父のボートでミシガン湖へクルーズに出たミッチ。湖を航行していると、突然、墜落したセスナ機の残骸に衝突。パイロットと思われる男を救助した。すぐさまケガの応急処置を施すも、なぜか男はナイフを片手にミッチに対して警戒するのだった。やがて、衝突の衝撃でモーターが故障していたことが判明し、湖の真ん中で西へ行けと命令する男に従い、ミッチはボートを漕ぎ始める。この男は一体何者なのか、そう怪しむミッチ自身も、広大な湖に出たというのにロクな食糧も持たずに船出していた。実は、共にある事情を抱えていたのだった…。