脳の縫い糸、通称〈ユア・フォルマ〉。1992年に起きたウイルス性脳炎のパンデミックから人々を救った医療技術は、今や日常に不可欠な脳侵襲型情報端末へと進化をとげていた。見たもの、聞いたこと、そして感情までも――。全てが記録される世界で、重大犯罪事件の捜査は、記録の集合体〈機憶〉にダイブできる特別捜査官「電索官」の仕事になっていた。世界最年少で電索の任についた天才少女、エチカ・ヒエダ。その才能ゆえに孤立する彼女にあてがわれた新しい相棒は、金髪碧眼のヒト型ロボット〈アミクス〉のハロルドだった。最強の二人の前に、秘密は全て暴かれる――!
高まる鼓動、膨らむ妄想…。憧れていた「ステラ女学院」への入学が決まり、高校での新生活に胸を躍らせる大和ゆら。「もしかしたら…ここなら私、変われるかも!」。期待に胸を膨らませ寮の自室で横になると枕の下に「デザートイーグル」がっ…!!女子高生!?C3部(しーきゅーぶ)!!?サバゲー!!!?そんな青春サバゲーストーリーが今…はじまる!
ささみさんは引きこもり。着替えるのも、食事するのも、がんばらない。生活の面倒を見るのは、奴隷体質のお兄ちゃん。ささみさんの日課は、パソコンに繋がれた『お兄ちゃん監視ツール』で外の世界を覗くこと。外の世界では正体不明の美少女三姉妹がとお兄ちゃんがキャッキャウフフでラブコメ中って…間違ってる絶対!!
前田一也は、光河学園に通う高校2年生。特に心が沸き立つこともなく、平凡に夏休みが終わろうとしている。そんな、夏休み最後の夜。一也は父親からデジタル一眼レフカメラを譲り受けた。これまで、デジカメには特に興味がなかった一也だが、いざ手にしてみると、そのずっしりとした手応えと、機能美に魅了された。もともと、いわゆるデジモノが好きなのだ。「とりあえず、明日、学校へ持って行って、何か撮ってみるか」 代わり映えのしない毎日に、変化が生まれた瞬間だった…。