夢クジラのグルーの力で、いつでも好きな夢が見られるカブ。ところが三つ子はそのことを信じてくれず、カブをバカにしてばかりです。カブは三つ子をビックリさせてやりたくて、ポロンの友だちの夢クジラ・グルーに、彼らと同じ夢を見せてくれるように頼みます。その夜、グルーと再会したポロンは、カブやダブダブや三つ子たちと一緒に夢の世界に出かけます。大喜びで遊ぶ一行は、青く沈んだ一画に、茨に囲まれたオーロラの谷を発見するのでした。祭壇に祀られていた宝石箱に入っていたのは、小さな石ころ。がっかりしたカブは、つまみ出して無造作に捨ててしまいます。もしかすると大事なものかもしれないと気になったトン吉が、元に戻そうと拾い上げるのですが…。
今日はすみれちゃんの誕生日。誕生パーティーに呼ばれたよし子ちゃんは、キレイな服を着たお友だちが高そうなプレゼントを渡すのを見て、自分の家の貧しさをみじめに思うのでした。帰り道、ひとり公園の滑り台に座り落ち込んでいるよし子ちゃんの前に、夕焼け空から光がおりてきて、青い髪の女の子に変わります…。数日後、サリーちゃんの家に三つ子がやって来て、よし子ちゃんの様子がおかしいと訴えます。父ちゃんに逆らったり、冬だというのに冷たいものを食べたり、氷風呂に入ったりしているというのです。すみれちゃんも、よし子ちゃんの様子は確かにヘンだと言います。確かめに行ったサリーちゃんは驚きます。よし子ちゃんが父ちゃんのタクシーを壊し、あろうことか魔法まで使い始めたのです…。