人間の感情と行動をコントロール出来る反面、人を愛したり痛みを感じることが出来ないエマーと呼ばれる特殊能力者たち。彼らは自分達に欠けた感情を他人から摂取しないと生きられない。また同じエマーである仲間を見つける為、人間の感情をコントロールするアプリを開発しているエムロン社のビクトルに協力していたが、そのエムロン社の投資家向けのプレゼンで特定の人の感情を変えるというパフォーマンスを裏で能力を使い手助けしていたエマーのリーダーであるグレブが力を使い過ぎ倒れてしまう。そんな中、一切の感情を持つことなく育ちエマーの未来を変えてくれるかも知れない少女カティアの存在を知ったエマーの若者デニスは彼女の元へと向かう。デニスと出会ったことで様々な感情とエマーとしての能力に目覚めていくカティア。一方、愛を知らないエマーであるデニスの感情にもある変化が。だが、二人はカティアの能力を欲しがるエマーとエムロン社との争奪戦に巻き込まれていくことになる。果たして、彼女の選択する未来とは!?
雪深い孤島で開かれる謎めいたカップル合宿プログラム。参加した4組の若いカップルは、非日常の中で互いの関係を深められると期待に胸を膨らませていた。考古学者のステイシーは、恋人マイケルとの関係修復の為、このプログラムに参加していた。大切な記念日に仕事を入れて以来、二人の関係はギクシャクしていた。美しくナルシストのケイトは、恋人のニックの独占欲に悩んでいた。知的なオリビアは浮気をした恋人アンディを信頼出来ずにいた。参加者はそれぞれの悩みを抱えたまま、タマルと名乗る姿の見えない主催者の指示のもと、互いの心情を吐露してゆく。そんなさなか、ステイシーとケイトは恋人以外の男性参加者と性行為をする幻覚に襲われ動揺するのだが―。
陸上のオリンピック候補として期待されていたセルゲイ。しかし、交通事故で恋人を亡くし、自身も運動をすると急激に心拍数が上がるという後遺症を負ってしまう。ある日、自暴自棄になったセルゲイは、心拍計の警告音を無視して全力疾走し、倒れてしまう。手助けしてくれた女性の手をはねのけ、気を失い、目を覚ますと、近くの雑木林で遺体が発見されていた。その遺体は彼が気を失う前に手をはねのけた女性で、死後3日が経過しているという。困惑したセルゲイは、身に起きたことを確認するため、前回と同じ場所で心拍数を極限まで上げた。すると突然、目の前に死んだ女性と彼女を追いかける男の姿が。いつの間にか、セルゲイの身体は時空を超えていたのだ!やがて元の時間に戻ったセルゲイだったが、その後も立て続けに殺害された女性の遺体を発見。連続して殺人事件の第一発見者となった彼を不審に思った警察は、セルゲイを容疑者と確信して強引な捜査を開始する。思わぬ濡れ衣を着せられたセルゲイが身の潔白を晴らすには、命の危険を冒して全力疾走を続けることで極限の心拍数を維持し、何度も時空を行き来するしかなかった…。
ナチス・ドイツの捕虜となったソ連士官イヴシュキンは、演習の「敵役」に選ばれてしまい、ソ連最強戦車T-34の指揮を命じられる。捕虜仲間を集めて準備を進めるが、実弾は与えられず、死の出撃を待つだけ。そんな運命を逆手に取った彼らは、極秘の脱出計画を実行に移す──!!
モスクワ州航空森林消防隊の隊長・アレクシーと仲間たちは、国の森林を守るために消火活動に勤しんでいた。火災現場で6人クルーの1人隊員が殉職し、仲間を増やさなければ再出動できない状況になり、アレクシーは娘キャティヤの彼氏、新人消防士のロマンを仲間に加えることに。火災現場に怖気づいて帰るだろうと踏んで現場未経験のロマンを選んだのだが、思いがけずついてくることに。現場は乾燥した天候と強風のため火の勢いが増し、炎は近隣の村の一歩手前まで迫っていた。もはや救助ヘリを待つ余裕はない…隊員たちは村人を救うため命をかけて救出に挑む。
19世紀のサンクトペテルブルクで、美女ばかりを狙った連続猟奇殺人事件が発生。事件の真相を追う警部ロストフと相棒のガニンは、犠牲者の体内から魔術の印「五芒星<ペンタグラム>」が描かれた卵を発見。霊媒師オリヴィアに犠牲者の霊視を依頼すると、彼女は「第9の犠牲者まで殺人は続く」と予言し、捜査線上にドクロのタトゥーを入れた怪しい人物が急浮上する。しかし、事件の裏には驚愕の真実が隠されていた…!
年明けを祝うため、カーチャと仲間たちは雪山の頂上をロープウェーでめざいしていた。しかし、男女4人の乗ったロープウェーは故障により上空60mのところで停止してしまう。彼らがロープウェーに乗っていることを知るのは、業務終了していたところを金で釣り無理やり操縦させた操縦士と、直前で乗るのをやめたカーチャの恋人、キリルのみ。天候が荒れるマイナス10℃の中で夜明けを待つが、助けはいっこうにこない。追い詰められた4人は自力で脱出を試みるも、次第に不安定な密室の中で関係は悪化していき…。はたして、彼らの運命は―!?
孤児のヴァーリャとアルセニー兄妹は、生まれ故郷を離れ、新しい養父母のもとで幸せな生活を夢見ていた。しかし、二人は無意識のうちに古い家から精霊を連れてきてしまう。ある日、ヴァーリャは新しい家に潜む不気味な秘密を探るため、ガレージへと足を運ぶ。その影響は徐々に家族全体に広がり、養父母の行方不明の実の娘にも影を落とし始める。精霊「ドモヴォイ」の存在が家族の絆を引き裂き、不穏な出来事が次々と発生。希望は絶望へと変わり、家族の未来は、精霊か悪霊に委ねられてしまうのか…。
デザイン会社で働くシングルマザーのヴィカ。家探しをしていた彼女は、モスクワの高級アパートを相場よりもかなり安く購入することに成功する。しかし、娘アリーナと飼い猫クージャとともに移り住もうとしたその日から、ポルターガイスト現象が頻発。部屋には姿は見えないがいたずらで人々を惑わせるエルフが住んでおり、不動産業者に雇われた祈祷師や魔術師はもとより、新しい入居者を次々と追い出していた。アパートで平穏に暮らしたいヴィカと彼女たちを追い出したいエルフの攻防が続く中、唯一飼い猫クージャと会話が出来るエルフは、彼を通じて純真なアリーナと友情を育み始める。一方、かつてエルフを追い出すべく不動産業者に雇われ返り討ちにあった魔女は、アパートに宝石が隠されていることを透視し、自分のものにしようと企んでいた…。
ロシア初の宇宙ステーション、サリュート7号。1985年、サリュート7号が突如消息を絶った。こちらの呼びかけに応じず、操縦もできない。このままでは地球に落下してしまう危険性がある。唯一の手段はステーションに宇宙飛行士を送り込んで手動ドッキングをし、直接修理することだった。選ばれたのはサリュート計画当初から関わってきた技師ヴィクトルと、既に退役していたパイロット、ウラジーミルの2名。無事サリュート7号に到着し無人のステーション内部で彼らが見たものは、内部が氷付けにされ、すべての機能が停止していたサリュートの姿だった。果たして彼らは、このミッションをクリアできるのか。
南北が分断され約75年。朝鮮半島の近代100年の歴史、そして現在の姿を赤裸々に描くドキュメンタリーが誕生。北朝鮮の現実、分断されたそれぞれの国民の想いなど、秘蔵映像を交えて明かされる知られざる真実とは?金正恩が世襲して情勢が激変した朝鮮半島のリアルな姿を、フランス人監督がストレートな視点で浮き彫りにしていく。
英国地理学者のジョナサンは、ピョートル大帝からロシアから東の地図を作成するよう命じられる。道中恐ろしい経験を乗り越え地図を完成させたジョナサンは、謎の中国人と出会い旅路を共にし中国へ向かう。一方、ピョートル大帝は鉄の仮面を被らされロンドン塔に捕らえられていた。同じく投獄された老師と出会いなんとか脱獄するが、老師から印を託され、娘に渡すよう告げられる。
レビンは金持ちの銀行家。外に子供を何人も作っている。しかし、その子供達に財産を分けたくないので、彼の資産をビジネスパートナーの名義にする。実際の資産はレビンに属する、という文書にお互いサインして、モンテカルロの銀行の1番安全な金庫に、保管していた。しかし、その文書の存在は本人たち以外誰も知らなかった。そのパートナーが不意に亡くなり、レビンは無一文に。彼は財産を取り戻すためには、モンテカルロの自分の銀行を襲いその証明書を奪い証明しなければならない。しかし唯一の味方は、癖の強い4人の息子と1人の娘達だけ。レビンは、父親なしで育った子供たちの信頼を取り戻し、銀行強盗計画を実行できるのか?!
8才のジンミは模範労働者の両親とともに平壌<ピョンヤン>で暮らしている。彼女は限られたエリートのみが入団を許される「朝鮮少年団」に入団し、ダンスの練習に余念がない。エリートの娘を持った両親は仕事仲間からの祝福を浴び、まさに“理想の家族”の姿がそこにはあった。しかし“庶民の日常”を映し出すドキュメンタリーの撮影のはずが、カメラに映し出されたのは北朝鮮の“徹底的に演出された”姿だった。スタッフは、撮影の目的を“真実を暴く”ことに切りかえ、録画スイッチを入れたままの撮影カメラを放置し、隠し撮りを敢行するが……。
鏡の世界で暮らす雪の女王の娘アイラ。おてんばでイタズラ好きなアイラは、湖の底に封じ込められた邪悪な氷の精を誤って解き放ってしまう。雪の女王は魔法で氷の精を止めようとするが、長くは耐えられそうにない。アイラは一人でゲルダとカイに協力を求めに行き、さらに海賊のアルフィダや遺物採集家のロランも仲間にして、永遠の冬の危機から世界を救おうとするが…。
海辺の別荘でひと夏のバカンスを過ごす美しい女子大生レーラ。ある日、家の修理にやって来たアルテムと出会い、すぐさま惹かれ合い、激しく恋に落ちる。しかし、夏の終わり――レーラは自宅のあるモスクワへと帰っていく。裕福な家庭のレーラの両親は二人の交際に猛反対し、父親の友人であり資産家のグレヴィッチのプロポーズを受け入れようとする。ところが、レーラを追って無一文で訪れたアルテムに心を打たれ、駆け落ち同然で暮らし始める二人。アルテムも定職に就き、幸せな数年間を送っていた矢先、レーラの父親が不正取引で逮捕されてしまう。レーラは父親を釈放するために、グレヴィッチとの結婚を決意――アルテムは絶望の淵に突き落とされる。そして数年後、アルテムは金持ちの年上女性と結婚。しかし、アルテムとレーラは再会の末、終わりのない肉欲関係へと堕ちていく――。
1991年、負傷した女性が森の近くで保護される。女性の証言から、10年以上殺人を続けていた連続殺人犯の手口に酷似していることが明らかになり、既に1988年に捕まっていた犯人は誤認逮捕だったことが判明する。新たな容疑者であるアンドレイ・ワリタを追い詰めた捜査責任者のイッサは、尋問をする中でワリタがそれまでの連続殺人を犯した真犯人だと確信していくが、彼の口から驚愕の真実を聞かされることになる…
ある夜、監察医のリザが自動車を走らせていたところ、呆然自失で佇む全裸の若い女性を発見する。リザは女性を自宅に保護するが、性に奔放な彼女は肌を重ねてしまう。後日、リザが検死のため現場へ赴くと、遺体はあの夜保護した女性だった。検死すると首には絞められた跡と体内からは強力な筋弛緩剤が見つかり、さらに遺体の胸部には建物の写真が焼きつけられていた。リザは刑事のアンドレイとともに事件解決に向けて奔走するが…。
モスクワから世界最北端駅ムルマンスクにあるペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く予定だったラウラ(セイディ・ハーラ)は、大学教授の恋人イリーナ(ディナーラ・ドルカーロワ)にドタキャンされ、ひとりで旅立つことに。恋人がもう自分に興味がないことを薄々感じる失意の中、出発した寝台列車の同じ6号客室に乗り合わせたのは炭鉱労働者の男リョーハ(ユーリー・ボリソフ)。リョーハは出発早々に酒に酔いタバコをふかす粗野な振る舞いで、傷心のラウラにとって最悪な旅のはじまりとなる。しかし、旅を共にするうちに、お互いの不器用な優しさや魅力に気付いていく・・・
若き消防士アレクセイは、元恋人オリガと10年ぶりに再会を果たし、彼女とともに新たな人生を歩みたいと願っていた。ところが地元のチェルノブイリ原発で爆発事故が起こり、それまでの穏やかな日常が一変。事故対策本部の会議に出席したアレクセイは、深刻な水蒸気爆発の危機が迫っていることを知らされる。もしも溶け出した核燃料が真下の貯水タンクに達すれば、ヨーロッパ全土が汚染されるほどの大量の放射性物質がまきちらされてしまう。愛する人のためタンクの排水弁を手動で開ける決死隊に志願したアレクセイだったが、行く手には想像を絶する地獄が待ち受けていた…。
2004年のロシア、エカテリンブルク。インフルエンザが流行している。ペトロフは高熱にうなされ、妄想と現実の間を行ったり来たり。やがてその妄想は、まだ国がソヴィエトだった子供時代の記憶へと回帰し…
1945年、終戦直後のレニングラード。第二次世界大戦の独ソ戦により、街は荒廃し、建物は取り壊され、市民は心身ともにボロボロになっていた。史上最悪の包囲戦が終わったものの、残された残骸の中で生と死の戦いは続いていた。多くの傷病軍人が収容された病院で働く看護師のイーヤ(ヴィクトリア・ミロシニチェンコ)は、PTSDを抱えながら働き、パーシュカという子供を育てていた。しかし、後遺症の発作のせいでその子供を失ってしまった。そこに子供の本当の母であり、戦友のマーシャ(ヴァシリサ・ペレリギナ)が戦地から帰還する。彼女もまた後遺症や戦傷を抱えていた。二人の若き女性イーヤとマーシャは、廃墟の中で自分たちの生活を再建するための闘いに意味と希望を見いだすが...。
舞台はシベリアの森の奥。“病人”とも“化け物”とも呼ばれるゾンビが大量発生した世界。2人の男は要塞化した小屋に立てこもり、冬になると凍結したゾンビの首を切り落としていた。だが、春になるとゾンビは解凍し人間を襲いに来る。ある日、大量発生したゾンビに襲われ2人は車で小屋から逃げ出す。行くあてのない逃避行の始まりだった。旅の途中で射撃が得意な女性ドラや謎の老人ニキフォルと知り合い、ワクチン開発中の科学者のいる街へ向かう!果たして彼らは世界を救えるのか!?
旧ソビエト連邦極北の地。永久凍土層の下には同国最大にして最重要機密の研究施設、コラ超深度(スーパーディープ)掘削坑が隠されていた。地下1万2000メートル、人類が到達したことの無い地球の深部で突如として未知の病気が発生。さらに恐怖に慄く地元民たちは、施設の奥底から謎の叫び声を聞いたという。この異常事態を受け、モロゾフ大佐は天才学者のアンナに原因究明の極秘調査を命じるのだが…。
誰もが羨む美貌を持つ女と、純粋な年下の恋人。週末を共に過ごすため、女の別荘であるコテージを訪れる。昼は美しい自然の中、おいしいワインや食事を楽しみ、夜は愛を語らいながら身体を重ねる、完璧な休日を過ごすふたり。しかし次の日、女の妹が突然やってきた。姉妹の確執を感じながらも、妹を歓迎する青年は徐々に恋人にはない可憐な美しさを湛えた妹との距離を縮めていく。さらにそこに姉の元恋人であるという男がやってきて・・・。嫉妬と肉欲に支配された4人は、壮絶な心理戦を繰り広げる―!
1930年、モスクワ。8名の有識者が西側諸国と結託しクーデターを企てた疑いで裁判にかけられる。この「産業党裁判」はスターリンによる見せしめ裁判で、撮影された法廷はソヴィエト最初期の発声映画『13日(「産業党」事件)』となった。だが、これはドキュメンタリーではなく架空の物語である―発掘されたアーカイヴ・フィルムには無実の罪を着せられた被告人たちと、彼らを裁く権力側の大胆不敵な共演が記録されていた。スターリンの台頭に熱狂する群衆の映像が加えられ再構成されたアーカイヴ映画は、権力がいかに人を欺き、群衆を扇動し、独裁政権を誕生させるか描き出す。
ソヴィエトのとある秘密研究所では、年老いた天才科学者レフ・ランダウのもとで、科学者たちによる「超人」を作る奇妙な実験が行われている。だがキューバ危機の後、フルシチョフ時代を経て、スターリンが築き上げた強固な全体主義社会の理想は崩れはじめ、かつては徹底的に管理されていた人々の風紀は乱れ、腐敗していた。しかし、そんな堕落を上層部が許すはずもなく腐敗を正すために、KGBのウラジーミル・アジッポが派遣される。彼は所長に「昔なら黙って銃を渡したが幸い時代が違う。いますぐ辞表を書くがいい」と迫り、彼自身が新所長に就任する。こうして研究所を監視下に置いたアジッポは、次第に特別実験グループと呼ばれる被験者の若者たちと親しくなっていく……。
悲しき過去を背負った男は、組織や法を越え巨悪に挑む――。両親と恋人を殺された過去を持ち、強盗殺人の罪をなすりつけられ起訴されたイゴールは護送途中に仲間の手助けにより逃亡。その足でイゴールが向かったのは街を仕切る麻薬ディーラーでもあるヴラドの元。ヴラドの仕事を手伝い犯罪に手を染めながら高級車を乗り回し、派手な逃亡生活を送っているかのように見えたイゴールだが、実はクリスタルと呼ばれる新種のドラッグの出所を突き詰めるために潜入捜査をしていた特別捜査官であった。警察、連邦保安庁、巨大な犯罪グループ、そして、イゴールの仲間達と様々な思惑が交錯しながら、クリスタルの利権争奪戦が動き出す。そして、最後に勝つのは――!?
第二次大戦下、ソ連の新米士官イヴシュキンは初めて出撃した前線で戦いに敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。収容所で行われるナチスの戦車戦演習のため、ソ連の最強戦車T-34を操縦することを命令されたイヴシュキンは、同じく捕虜になった仲間たちと隊を組み、あまりにも無謀な脱出計画をたてる。実弾を装備することは許されず、ひたすらナチスの戦車軍から逃げ惑うことしかできない、必ず死が待っているはずの演習。しかし、男は仲間のため、そして収容所で出会った愛する人のため、ナチスの軍勢に立ち向かう―!
1988年。アフガニスタンに侵攻したソ連軍は、果てしない泥沼の戦闘を続けていた。リュタエフ等若き志願兵たちは、キャンプでの過酷な訓練を経て、第9中隊所属の新兵として地獄の戦場に踏み込んでゆく。圧倒的な物量と近代兵器を装備したソ連軍だが、死を恐れないイスラム武装勢力との戦闘に彼らの常識は通用しない。自らの理解を超えた〈敵〉との戦いは、兵士たちの神経を侵し、狂わせてゆく。第9中隊は最前線に位置する3234高地の守備を命じられるが、敵はこの拠点に兵力を集中、総攻撃を開始した。絶望的な状況の中、リュタエフたちは決死の闘いを続けるが・・・・・。
ミーシャは、夢遊病のため心理セラピストのペトローヴィチから催眠療法を受ける。ミーシャはだんだんと催眠術師に依存していき、現実と幻想を区別できなくなってしまう。ペトローヴィチの女性患者の1人が謎の死を遂げた後、ミーシャはその事件を調べ始め、その真実を突き止めた…。しかし、夢と現実が一つになり、彼自身が事件の容疑者となってしまった時、果たして彼はどうするのか?
飼い主とともにプラハへ行く予定だった犬パルマは、検査の手違いからモスクワの空港に置き去りにされてしまう。空港に住み着いたパルマは毎日滑走路で飛行機を見上げ、飼い主の帰りを待ち続ける。時を同じくして、母親を亡くした9歳の少年コーリャが、パイロットである父親に預けられ空港にやって来る。コーリャとパルマは孤独なもの同士、すぐに仲良くなる。ある日、日本人に連れられた秋田犬が空港に現れる。その姿を見るパルマの目にこの上ない寂しさが宿っていることに気づいたコーリャは、パルマを飼い主の元へ戻すべく立ち上がるが……。
大自然豊かな森に暮らす、いつもイライラしていて怒りっぽいマッチョなクマ、ミックミック。ある日、彼の元にマヌケなコウノトリが間違って、赤ちゃんパンダを届けてしまう。泣き叫ぶ赤ちゃんパンダを前に、途方に暮れるミックミック。しかし、愉快で陽気なウサギのオスカーを相棒に、赤ちゃんパンダを遠く離れた故郷に住む両親の元へ届けることを決意する。道中、お調子者で大きなクチバシのペリカンのデューク、臆病者だが心の優しいオオカミのヤヌス、一人ぼっちで友達が欲しいトラのアムールと出会う。それぞれ事情をかかえた、個性的な仲間たちと赤ちゃんパンダを届ける旅を共にする。しかし、行く先々には様々な困難が立ちはだかる。時にはくじけそうになりながらも、自分を信じ、仲間を信じて助け合いながら、困難を乗り越えていき、しだいに強い絆で結ばれてていく仲間たち。しかし、故郷を目前にして、赤ちゃんパンダが何者かにさらわれてしまう。はたして、ミックミックと仲間たちは赤ちゃんパンダを助け出すことができるのか。そして、両親の元に無事に届けることができるのか!?
1952年。ソ連の某地にある秘密研究所。その施設では多くの科学者たちが軍事的な研究を続けていた。施設に併設された食堂で働くウェイトレスのナターシャはある日、研究所に滞在していたフランス人科学者と肉体関係を結ぶ。言葉も通じないが、惹かれ合う2人。しかし、そこには当局からの厳しい監視の目が光っていた…。
シベリア、アルタイ山脈。1年前に何者かに刺され殺されてしまったカーラの冥福を祈るため、アメリカから若き男女の友人たちと、教授と呼ばれる中年男性の一行がやって来る。彼らは民家のある麓から、さらに奥の山深い地へ。やがて、亡くなったカーラの2人の兄が迎えに現れる。そこはスピリチュアルな場所で、“霊魂の木”と呼ばれる大木もあった。カーラの殺人犯として、一行の仲間でもあった一人が犯人として逮捕されていたものの、冤罪だと言う者もいた。やがて祈祷師でもあるカーラの兄ピョートルによって一周忌の儀式が始まった。しかしカーラを模した人形が燃える怪現象が発生。身の毛もよだつ事態が起き、次第に一行とカーラとのただならぬ関係が見え始める。
1950年代にモスクワ国立映画大学に留学した北朝鮮の8人の若者たちのその後を追ったドキュメンタリー。1952年、北朝鮮からモスクワ国立映画大学に留学した8人の若者が、エリートとして約束された北朝鮮での将来を捨て、祖国に帰国しない道を選択する。56年に起こったクーデターの宗派事件をきっかけに当時の金日成体制を批判し、58年にソ連に亡命した彼らは、カザフスタンを始めとするユーラシアの各地で映画監督や作家として活動する。連作ドキュメンタリー「女性史三部作」や劇映画「ビューファインダー」のキム・ソヨン監督
月の崩壊から20年。地球は食料不足や電力不足で、さらには疫病が流行り人々は生き延びることに必死だ。しかしそんな中でも唯一人々が熱狂するスポーツがあった。それはコスモボール。母の看病で忙しいアントンは、そのスポーツには全く興味がなかったが、テレポートが使えることで母の病気を治すことを条件にコスモボールの選手になる。選手仲間のナターシャや選手の指導者ベロと共に練習を行い大会に臨むが、彼はそのスポーツの本当の意味を知ることとなり、衝撃を受ける。それは破壊者チェルノとの命を懸けた闘いだった。
戦車担当の兵士、カラシニコフは1941年、独ソ戦の前線で重傷を負い、前線から引き戻されてしまう。入院中、カラシニコフは自身の前線での経験や、同じく前線で活躍していた兵士たちの声を聞くにつれ、国を守り、戦争に勝利するためには優れた自動火器が必要だと考えるようになる。元々幼少の頃から何かを作ることが好きであったカラシニコフは独学で銃器設計を学び、やがて伝説となる武器の最初のスケッチを描く。その武器こそが世界で最も有名なアサルトライフル、AK-47であった。
村にひとつしかない学校で教職をまっとうし、定年後は慎ましい年金暮らしを送っている73歳のエレーナ(マリーナ・ネヨーロワ)が、病院で突然の余命宣告を受けた。5年に1度しか顔を見せないひとり息子オレク(エヴゲーニー・ミローノフ)を心から愛しているエレーナは、都会で仕事に大忙しの彼に迷惑をかけまいと秘密のお葬式計画を開始する。惨めな死に方はしたくない彼女の願いは、お葬式に必要な棺や料理の手配を済ませ、夫が眠るお墓の隣に埋葬されること。遺体安置所や葬儀屋を訪ね回ったエレーナは、親友である隣人リューダ(アリーサ・フレインドリフ)や元教え子らの助けも得て、準備を整えていく。ところがそんなエレーナの“完璧なお葬式計画”は、いざあの世に旅立とうとする最終章で想定外の事態が持ち上がり……。
森に住むビーバーのボブは、賢くて慎重。規則正しい生活を送り、毎朝、ボクシングや木の棒で運動し、野菜いっぱいの畑をたがやしています。しかし、森で迷ったネコのマックスが、夜中にボブの家を突然訪ねてきたことから、彼の生活は一変します。マックスは、好奇心いっぱいで歌うことが大好きな、いつも冒険を探しているネコだったのです。ある日、マックスは空から隕石が墜落したのを見つけると、それは小さな宇宙人、ザカ、ジク、ズクの3人組が乗ったこれまた小さな宇宙船でした。宇宙人たちは、悪者エイリアンのスクラッチャーたちから逃れてきたのです。スクラッチャーは、空をおおうような巨大な宇宙船に乗り、他の星の動物や人間を捕まえて、彼らの星に連れていこうとしていました。それに加え、金もうけをたくらむ人間たちが、小さな宇宙船を手に入れようと森に迫ってきます。ネコのマックスとビーバーのボブは、森の動物や、かわいい宇宙人たちを悪者エイリアンから、救い出そうと巨大な宇宙船に乗りみます。果たして、無事彼らを助けることができるのでしょうか!?
過去と現在、うつつと幻想が交差する不思議な時間旅行。旅するのは現代の映画監督と19世紀フランスの外交官である。このふたりが、ラファエロ、ダ・ ヴィンチ、レンブラント、エル・グレコなど超ー級の美術品が展示されたままのエルミタージュの中を彷徨う中で、ロシア300年の歴史が綴られてゆく。エルミタージュという壮大な迷宮の華麗な回廊や内装の数々を堪能し、世界的マエストロのワレリー・ゲルギエフ指揮による演奏をバックに繰り広げられる華麗な舞踏会に陶酔する。まさに美のジェットコースター!!言葉にあらわしようのない強い印象と感動を残し、見るたびに新しい発見を与えてくれる贅沢な映画である。
セックス、ドラッグ、アルコール…無軌道な生活を送る不良グループのリーダー、アルファ。転校生のニキータは、そんな彼に激しく惹かれてゆく。慣れないタバコを吸い、目の前で繰り広げられる性行為に戸惑いながらも、彼らグループの一員になろうと背伸びするニキータ。努力の甲斐あってアルファとニキータの距離は近づいてゆくのだが、ある夜彼らの前に現れた怪しげな美女が、二人の運命を一変させる…。
日露戦争の時代1904年、セルゲイ・カレーニンは満州の戦地で、ある大佐に出会う。彼の名は、ヴロンスキー。母アンナを死に追いやった男-。1872年の冬。モスクワ駅で、若きヴロンスキーは、政府高官カレーニンの妻に出会う。彼女はアンナ・カレーニナ。二人は許されない知りつつ、恋におぼれていった。どんな悲劇が待っているかも知らずに・・・。
王国のちいさなプリンセス・バーバラは好奇心いっぱいな女の子。行方不明になったママのことをいつも恋しく思っていました。7歳のお誕生日を迎えたある日、バーバラはお城の古い書庫で光り輝く魔法の本を見つけます。その本を開くと・・・なんと物語の風景が立ち上がり、気づいたらバーバラはその本の中に入り込んでいました。不思議な植物や生き物たちがいる世界で、バーバラはちいさなドラゴンのドラゴーシャに助けられ、仲良くなります。そしてお城の現実の世界と、本の中の世界を行き来するように・・・。ある日、バーバラは王の相談役バルタザールが持つ、魔法の鏡には「会いたい人に会える」という不思議な力があると知ります。王座を狙うバルタザールにひとりで立ち向かうのはこわいけど、ドラゴーシャが一緒なら・・・きっと、できる!バーバラは本の世界からドラゴーシャを連れ出して、バルタザールの住む搭の地下へと向かいますが・・・そこではいろいろな試練が!石の扉を開けるために知恵を問われ、マグマの海を渡る勇気を試されます。大好きなママに会うために、ちいさなドラゴーシャと一緒に大冒険を繰り広げます!!
テレビ局で働くアレックスは雪の降る中、大通りで交通事故を起こしてしまう。車は大破したもののターニャという女性のおかげで無事に救出されたアレックスは、そのお礼に彼女を人気生放送番組“超能力バトル”の観覧へと招待した。しかし本番直前、予期せぬアクシデントが発生。連絡がつかない超能力者の代役としてアレックスは魔術を行う嘘の演技で本番の舞台に立つことになった。事前に仕入れた情報をもとに観客の秘密を次々と当てていく中、アレックスはターニャを指差し、呪われた女性だと言い放ってしまう。それが魔術師ルスタムに仕掛けられた呪文だとも知らずに…。そのせいでターニャは世間から呪われた女性と汚名を着せられ、さらにはターニャの姿は見た人自身が最も恐れる恐怖の対象者として見えるようになってしまう…。
どこかの異世界。死に至る謎の病が広がり、感染拡大を防ぐための特殊なシールドが展開されておよそ100年。しかし今も病は消えてはおらず、街では特殊装備の「検査官」が人々を監視。ひとたび感染判定がくだされた人間は連行され、二度と戻ることはなかった。感染者とされた父が生きていると信じるアビゲイルは、ある日魔法のような「特殊な力」を持つ能力者たちに出会い、「謎の病」に関する恐るべき真実を告げられる。
空挺部隊キャプテンのシコフは、チェチェンやバルカンで激しい戦闘を繰り広げ、常に無傷で生還してきた凄腕の男。人間離れしたそのスキルは神業の域で、“最高の戦士”と称賛されたシコフだったが、現在は第一線を退き修理屋として静かな生活を送っていた。そんなある日、シコフのもとにかつての戦友で民間軍事会社の経営者グスタフが現れる。数日前に発生したロシア旅客機撃墜事件で使用されたイグラミサイルは、ウクライナから盗まれたものでその残りを奪い解体してほしいと、多額の報酬と引き換えにシコフを勧誘しに来た。当初は誘いを断るシコフだったが、父親代わりの師匠セルゲーヴィチが何者かに襲われ重傷を負い、多額の手術費が必要になったことで、新たな戦いに身を投じるのだが…。
GRU特殊部隊出身のボヤリノフ率いる傭兵軍団は、地元過激派との戦闘後にロシア特殊部隊のクリコフ大将にヘッドハントされ、高額な報酬と引き換えに危険任務の遂行を命じられた。その任務とは、太平洋チリ領の島に建てられた世界的大企業の施設に、核廃棄物が埋められているのではないかという疑惑の解明だ。“イーグルス”と呼ばれ殺人も厭わない軍事会社を警備につける企業側は、砕石の生産だと主張する一方、国際法違反を明らかにすべくボヤリノフたちは、この島で一体何が起きているのか、上陸を果たし二手に分かれ速やかに任務を決行するのだが…。
雪山に孤立する測候所で暮らす気象学者のイワノフとドロゾフ、そして雑用係のロマシュ。ある日、日が暮れるので泊めて欲しいと一組のカップルが測候所を訪れるのだった。しかしその後、測候所から発信されたSOSを最後に5人の姿は忽然と消えてしまう。一体何が起き、5人は何処へ消えてしまったのか?事件を担当する事となった刑事のスラバは現場検証を進めるうち、いくつもの壁に描かれた木のような絵を見つけるのだった…。「12人の怒れる男」セルゲイ・ガルマッシュ、「オーケストラ!」アレクセイ・グシュコフ、「坂の上の雲」マリーナ・アレクサンドロワなどロシアを代表するキャストが集結!
それは遠い昔の北の国のお話。雪の女王との戦いに勝った少女ゲルダと弟のカイは有名になり、国中の人気者になりました。ところが静かに暮らしたかった二人は、騒がしい都会を離れてトロルのオルムの家を訪れます。そこに少年ローランが訪ねてきます。ローランはトロルの伝説の宝物、願い事をひとつだけ叶えると言われる“ねがい石”を探していたのです。
1989年。ソ連・アフガン戦争は、ソ連軍の撤退により幕を下ろそうとしていた。そんな中、第108自動車化狙撃師団に、ある極秘指令が下される。戦闘機が撃墜され、将軍の息子であるパイロットがイスラム組織ムジャヒディンの捕虜になってしまったのだ。兵士たちは人質救出のため、敵地に潜入し激戦を繰り広げる。一方、KGBのドミトリッチ大佐は、ムジャヒディンとの人質交換取引を模索していた。ゲリラが支配するサラン峠は、撤退ルートとして避けては通れない。だが捕虜が脱走を図ったことから、事態は予想外の方向へ展開してゆく……。
ロサンゼルスで5人のロシア人女性が相次ぎ殺害される事件が発生。遺体の口元には黒いバラ、胸元にはロシア語で書かれた謎のメッセージが残されていた。ロス市警は難航する捜査の打開策としてモスクワ警察から、荒々しくも迅速かつ確実に事件を解決に導く敏腕刑事であり、元特殊部隊出身のカザトフ少佐を招集。プロファイラーのスミス刑事とコンビを組ませ捜査を開始するや否や、6人目の更なる犠牲者が出てしまう。大胆な犯行で警察を挑発し続ける犯人を一刻も早く逮捕するべく、2人は被害者の共通項を探る中で、売春を斡旋していたクラブに辿り着くのだが…。
青年サーシャは行き場のない不安や苛立ちを感じていた。恋人ヴィカと結婚を約束したものの気が乗らず、セックスやパーティによって気を紛らわす日々。そんな中、友人のワーニャがパーティの最中に飛び降りて死亡する。その影響で親友のピートは酸を飲んで声を失い、居場所をなくしたサーシャであったが、ある日ヴィカの妹カリーナと知り合う。若く自由で奔放なカリーナに惹かれるがまま、サーシャは一線を越えてしまうのだが…。
ゴールデン・イーグル賞 最優秀脚本賞受賞・作品賞他6部門ノミネート ロシア映画批評家組合賞 最優秀助演女優賞受賞 ロシアの名門ボリショイ劇場に、世界的トップ・バレエ・ダンサーが集結!世界的に活躍する本物のバレエ・ダンサーが集結し、世界最高峰と言われるボリショイ劇場で撮影したステージは圧巻の迫力!本格的なバレエシーンの迫力に魅了され、少女たちのひたむきな闘いに胸躍る、豪華バレエ・エンターテイメント!
詐欺師のマイケルは、巨大カジノで荒稼ぎをしようと企むも、不思議な力を持つ男のせいで、賭けに敗れ、莫大な借金を背負わされてしまう。返済期限は1週間。手がかりを得られぬまま、謎の男の行方を追うマイケルは、やがて男と同じような不思議な力を持つ超能力者たちの存在を知る。彼らを集めチームを結成したマイケルは、一発逆転を賭け、大勝負に挑む。しかし、その背後では彼らの存在を脅かす、巨大な陰謀がうごめいていた…
1920年11月。クリミア半島では革命勢力の赤軍と反革命派の白軍が戦い合ったが、白軍は敗れ、白軍の将校数万人は1カ所に集められ、自由を奪われた彼らの間では絶望的な空気が漂うように。そんな中、ある中尉は1907年、ヴォルガ川での思い出を振り返る。彼は旅をしていたが、ある船で出会った美しい女性タチアナに心を奪われる。彼女もまた彼に好意を抱いたようで、2人は船を降り、ホテルで一晩をともに過ごしたが……。老舗旅館の再生を目指す人たちの“おもてなし”の旅。
一流企業で働くボリスと美容サロンを経営するジェーニャの夫婦。離婚協議中のふたりにはそれぞれすでに別のパートナーがいて、早く新しい生活に入りたいと苛立ちを募らせていた。12歳になる息子のアレクセイをどちらが引き取るかについて言い争い、罵り合うふたり。耳をふさぎながら両親の口論を聞いていたアレクセイはある朝、学校に出かけたまま行方不明になってしまう。息子は無事に見つかるのだろうか、それとも―。
女子大生のニーナは自らが通う大学の講師と結婚した美しき若妻。しかし、夫の稼ぎにも彼の雑なセックスにも満足できない日々を過ごしていた。そんな中、夫の代わりに出向いた通訳のアルバイトで銀行の重役セルゲイと出会う。ニーナの美貌に目を奪われ自分の電話番号を渡すセルゲイ。ニーナは突然の出来事に戸惑うが、衝動的に身体を重ねてしまう。ダブル不倫という許されざる関係を持ち始めた二人だったが・・・