インターポールがタイの黄金の三角地帯の麻薬基地を一掃することに成功。組織は大打撃により資金源を失い、報復としてインターポールに宣戦布告をする。その攻撃によりインターポールの局員13名が殺され、窮地に陥った香港警察は超法規のプロフェッショナル・チーム”エンジェル“に組織壊滅を依頼する。ボスのジョは凄腕の三人、西城、エレイ、ムを招集し、エンジェルは熾烈な戦いへ突入していく―。
2008年、北京オリンピック開催間近の中国。友人を誤って死なせた青年ランは、刑期を終えゴビ砂漠の端にある故郷に戻って来る。区画整理で人の流出が止まらず廃墟が目立つ街では、捨てられた犬たちが野生化して群れとなっていた。ランを気に掛ける警官から捕獲隊に誘われるが、ひょんなことから一匹で行動している黒い犬と出会う。決して捕まらず賞金を懸けられた黒い犬とランの間に、いつしか奇妙な友情が芽生えるが…。
サイバー犯罪の温床といわれる“闇ウェブ”。そこで麻薬の取引が横行し、香港もその影響を大きく受け、警察が取り締まりを強化することに。弁護士のラム(アンディ・ラウ)は、麻薬を密輸する組織の代理人で香港警察から目をつけられている存在。ラムにはヴィヴィアンという恋人がおり、ヴィヴィアンの体にはラムとの間にできた新たな命が宿っていた。その組織の指導者は通称“ボス”。香港警察が逮捕しようと尽力してきた人物だが、決定的な証拠が見つからず、ボスは長年、自由の身のままだった。ボスの後始末屋として活躍してきた男サウ(ラム・カートン)は、ラムとも親しい間柄。2人は協力者としてボスを支え続けてきたが、ある事件でとうとうボスが身柄を拘束されてしまう。そして警察に追いつめられたボスは、拘束中にビルから飛び降り自ら命を絶つのだった。警察がボスを逮捕できたのは、ある決定的な証拠が存在したから。ラムはその証拠が漏れたのは組織内に裏切り者がいるからだと考え、手下たちに裏切り者を探すよう命じる。次第に疑心暗鬼になっていくラムだったが、彼が手を尽くした結果、組織に属する1人の若者が裏切り者だと判明。その若者は香港警察から送り込まれた覆面捜査官で、ラムはサウにその若者を殺すよう命じる。実はサウも10年以上組織に潜伏する覆面捜査官であり、同僚を殺してしまったと知ったサウは、大きな罪の意識にさいなまれる。
郊外に佇む会員制クラブ、その実態はリンド三兄弟が仕切る裏社会の拠点。刑務所から出所した男カイヴォラはそこで雇われ、荒くれ者の犯罪者たちと共に番人として働くことになる。ところが予期せぬ非常事態が発生。武装した傭兵軍団がクラブを襲撃、残虐な殺戮を開始した! 応戦するカイヴォラたち。血肉と銃弾が散る攻防の中で、リンド三兄弟と襲撃者の恐ろしい因縁が明かされてゆく…。
ラスベガスの自動車整備店で働く整備士のニック。店の経営は行き詰まり、貯金も底を突き、妻ティナにも愛想を尽かされていた。さらには、2000ドル以上の部品代を踏み倒された客も現れ、破産寸前に追い込まれる。その夜、部品を売って現金化しようと店に向かったニックを待っていたのは、家賃滞納に激怒した大家の銃口だった。「警察に通報するぞ」と喚き立てる大家を無視して外に出たその時、店の前では、偶然にも麻薬の売買が行われていた。警察の介入と勘違いした売人たちが突如として銃撃戦を始める。混乱の中、ただ一人生き残ったニック。彼の目の前には、大金と大量の麻薬が残されていた。咄嗟にそれらを持ち去ったニックは、人生を逆転させようと密かに売りさばくことを決意する。しかしその背後では、取引を横取りしようと暗躍していた謎の男が動き始めていた。
警察内の汚職事件で逮捕・収監された元刑事のハ・スヨン(チョン・ドヨン)が、2年間の服役を終えて出所した。他の事件関係者をかばい、ひとりで罪を被ったスヨンは、その代価として7億ウォンの補償金とソウルのタワーマンションの一室を得られることになっていたが、非情な裏切りによって約束を反故にされてしまう。一丁のリボルバーと警棒を手に入れ、独自の調査を開始したスヨンは、悪辣な投資会社イースタン・プロミスの若き理事アンディ(チ・チャンウク)こそが裏切り者だと特定する。ところがスヨンの行く手には怪しげな人物が次々と現れ、彼女を危険視したイースタン社の幹部は密かに抹殺をもくろむ。それでも不屈の意志で裏切り者に約束を果たさせようとするスヨンは、人生を取り戻すための決死の闘いに身を投じていくのだった……。
ベルギーのブリュッセル――裏社会の組織がひしめき合う大都市。美術品に隠し輸送された麻薬資金を警察が発見。 運び屋は保釈された直後、ホテルで何者かに射殺された。運び屋のボスは裏社会の実力者シャルル・マール。病気で死期が近いことを悟るマールは、復讐と裏切り者を追い詰める命令を部下に出すと同時に、腕利きの女殺し屋テズを雇う。ライバルとなる新興マフィアのボス、デブール。マールの右腕の部下ジネディーヌ。売春宿を営む盲目の女主人メラ。殺しの背後にある勢力を巡る抗争、裏取引、陰謀。様々な思惑が錯綜する中、テズは命を狙われながらも真相に近付くが、それを覆す衝撃の真実が明らかになる――。
日本から帰国する際、搭乗するはずだった飛行機が墜落。記録上、死亡したことになった男は、NYでウィリアム・ヴィンセントという他人名義のパスポートを購入し、映像編集する仕事を得て暮らしていた。ウィリアムとして過ごし始め3年が経過。スリとしての才能も合わせ持つ彼に興味を持ったある組織のボスは、部下のビクターを使い、顔を出すよう強請する。何に対しても動じず、秘密主義的なウィリアムを気に入ったボスは、敬意の印として情婦のアンを贈ることに。乗る気でなかったウィリアムはその申し出を辞退したが、自宅にアンが訪れた時から、それぞれは惹かれ合う仲に。だが、それは2人にとってあまりにも危険的な、許されざる好意だった。
ポートシティでバーを運営していくためには、毎週マフィアへの見かじめ料を支払わなければならない。支払いが少しでも遅れると、マフィアの手下が訪れる。5万ドルを支払うか、店の所有権を渡すか、殺されるかの選択だ。シングルマザーのジョーと娘のスカーレットが経営するバー“ピッキングス”にも、マフィアの手下がやってきた。男たちは力づくで仕事の話をしようと迫るが、弟ブーンの助けもあり、ジョーは瞬時に一人を射殺。もう一人の男も締め上げ、マフィアへの口封じから始末した。実は彼女は、遠い昔にマフィアに属し、悪事と暴力を働いてきた“お尋ね者の女”ジョー・リーヘイウッドだったのだ!
クリスマスの夜、刑事ボブ・ハイタワーの元妻とその夫が惨殺され、愛娘ギャビが忽然と姿を消した。その背後には、悪魔のようなカルト集団「左手の小径」の影が蠢(うごめ)いていた。絶望と怒りに苛まれたボブは、かつてカルトに誘拐され生還を果たした女性、ケース・ハーディンと出会う。深い傷を負った彼女は、ボブの苦悩と覚悟に心を動かされ、再びその悪夢の世界へ戻ることを決意する。
香港最大の裏組織「正興」には麻薬に手は出さないという鉄の掟があった。しかし、部下の地蔵(ディゾン)が掟を破り、義兄弟のティンは制裁として地蔵の指を切り落とす…。15年後、金融界で成功したティンは麻薬撲滅運動に力を注ぎ、一方の地蔵は香港麻薬四天王の座に上りつめていた。かつて義兄弟だった2人は宿敵となり、香港全体を巻き込む壮絶バトルに突入する―!!
家族を失った天涯孤独のグィスは、猛特訓の末に囲碁の才能を開花させ、スゴ腕棋士へと成長する。裏社会の暗黒棋士との賭け囲碁を次々に撃破していった彼は、自分の人生を壊した冷酷な最強棋士へのリベンジ・バトルを開始する!
台湾トップの経済人で台湾独立の支援者である蔡会長の令嬢が、日本最大のチャイニーズマフィアのボス、紅龍(ホンロン)に古都京都で誘拐された。その令嬢の奪還に10億円の懸賞金が懸けられる。大金目当てに、裏社会の人間達が複雑に絡み合い、騙し合い、殺し合う怒涛の争奪戦!
池島組に潜入捜査中、汚職の嫌疑をかけられ殺された麻薬Gメン土屋満(永島敏行)の妻・名美(夏川結衣)は、葬儀の日、押しかけて来た組員たちにレイプされてしまう。絶望のあまり自殺を図るが一命を取りとめた名美は、池島組会長・池島政信(寺田農)を地下駐車場で刺そうとして男に制止される。男は池島組幹部の村木哲郎(根津甚八)だった。名美はクラブのホステスとして池島に近づき、復讐を果たそうとするが…
“何でも代行屋 紅次郎”こと村木(竹中直人)は、事務所を訪れた謎めいた美女・名美(余貴美子)に東京のガイドを依頼される。その夜、都内のホテルに戻った名美は、腐れ縁のやくざ・行方(根津甚八)を浴室で刺し殺す。次の日、何も知らずにホテルを訪れた村木は行方の死体を見つけ、嵌められたことを知る。自分を陥れた女と知りながら、どうしようもないほど名美に惹かれてしまった村木は、運命を狂わされていく…
夏、ギリシャの島でレストランを営むシェフのマックス(マット・ディロン)のもとに、仕事を求めて若い女性アレックス(アイーダ・フォルチ)がスペインからやってくる。アレックスはウエイトレスとして働くことになり、マックスに惹かれていく。マックスはアレックスに心を閉ざし、なかなか関係は進展しない。しかし、秋になると、マックスもアレックスを受け入れ、ふたりは恋人同士になり一緒に暮らし始める。マックスの過去が気になるアレックス。やがて自宅で彼が女性と子どもと一緒に写っている写真、そして一枚のレコードをみつける。アレックスは、自分に気のある若い男の友人のチコに、レコードのことを調べさせ、マックスがかつてアメリカでミュージシャンとしてレコードを出しており、名前が違うことを知る。激怒したマックスはチコにこれ以上過去を詮索しないように警告する。冬、島には誰も人がいなくなる。マックスとアレックスは表面上は穏やかに仲良く暮らしている。しかし、チコがマックスが殺人で逃亡している過去を調べ、アレックスにそれを知らせようとするが、マックスに見つかり逆に殺されてしまう。アレックスは、チコがマックスに殺されたことに気がつき、マックスから逃げようとするが海で溺れてしまう。アレックスを助けたのはマックスだった。アレックスはマックスにナイフを向けるが・・・。
その夜、一人の若者が地下鉄のホームから線路に転落する。運転士のレオは、なんとか電車を急停車させ最悪の事態を回避したかに見えた。しかし、若者は銃で撃たれ重症を負っており間もなく息を引き取る。驚くべきことに、彼は疎遠になっていたレオの息子・ユーゴだった。警察は、ユーゴが凶悪な強盗事件に関与していたとして捜査を始めるが、父親であるレオの経歴は謎に包まれていた。
フィリピンで病気の母のために地下格闘で日銭を稼ぐ青年マルコは、韓国人の父の行方を知らない。そんなある日、彼の前に“父の使い”を名乗る男が現れ、マルコは韓国に向かうことに。飛行機の中でマルコが出会ったのは自らを“友達(チング)”と呼ぶ謎の男“貴公子”。不気味に笑う貴公子に恐怖を感じ逃げるマルコだったが、彼の執拗な追跡と狂暴ぶりに徐々に追い詰められていく…。なぜ、マルコの前に突然、父親は現れたのか…?謎の貴公子の目的とは…?すべてが明らかとなった時、マルコはさらなる危機に見舞われる。
かつて違法賭博場で試合中に相手を誤って殺害し、8年の刑を終えた元ボクシング選手のウチョル。釈放された彼を待ち受けていたのは、古き友人で犯罪組織の首領ドシクからの一緒に働かないかという誘いだった。「静かに生きたい」と提案を断るウチョルだが、偶然出会ったコールガールのボムを守るため汚職刑事のジョンゴンに拳を振るってしまう。ドシクとジョンゴンの取引により逮捕を免れたウチョルだったが…。
マフィアのボス、チューの金に手をつけた義兄弟のユンとアコは、ライバルのボスのチャイに窮地を救われ、部下として働く。控え目で忠誠心に厚いアコは、チャイの信頼を勝ち得ていくが、功ばかりを狙い度々ミスをおかすユンは、チャイから冷遇を受ける。嫉妬と復讐に狂ったユンは、チュウーと手を組み、アコのみならずチャイにまで裏切りの毒牙を奮う。
70年代初頭、サイは、幼馴染のユンとクオの兄弟とともに暗黒街でナンバー1のボスとなった。しかし後継者問題でクオに跡目を取られたユンは、新組織のボスとなり、サイを葬り去ろうと対抗し始める。家族を愛するサイは、静かな生活を望んでいたが、ユンの手口は卑怯極まりなく、サイの仲間を次々に葬っていく。そしてその魔の手は愛する家族へ。最愛の家族を奪われた男は最後の戦いへと向かっていく。
主人公の「ミトヤマネ」は絶大な人気を誇るカリスマ・インフルエンサーで、日々様々なSNS投稿をして生活を送っている。そんな姉を陰で支えているのは妹のミホだ。そんなある日、ミトが所属しているインフルエンサー事務所のマネージャーから、「ディープ・フェイク」アプリとのコラボ案件を持ちかけられる。アプリは大人気となり、世界中の至る所にミトの顔が拡散された。一方、ミトの顔を悪用する者も次々と現れる。そんな状況すら自分の人気につながると喜ぶミトであったが…。
警備員の仕事をしながら学校へ通うブギーは、ある日ガールフレンドのモニカの浮気現場を目撃してしまう...。激高したブギーは、浮気相手ラジーの頭部を石で殴打し、その場から逃走、警察官の叔父マーロンに助けを求め、事態が落ち着くまで身を隠す事に。一方ラジーは意識不明の重体となり、モニカは警察の取り調べで、事件の犯人がブギーだと証言する。モニカに証言を撤回させるべく説得するブギーだったが、彼女から思わぬ告白を受ける。そんな中、ラジーの兄弟は復讐の為、血眼でブギーを探し、マーロンは証言を撤回しないモニカの殺害を企てる...。一つの事件を皮切りに、血が血を招く暴力の連鎖へと発展していくフィリピンノワールの傑作。「ローサは密告された」など国際的に高く評価されているフィリピン映画界の鬼才・ブリランテ・メンドーサ製作、フィリピン映画界注目の女優AJ・ラヴァルが体当たりの演技を魅せる。
20世紀末のヨーロッパ。フィッシャーはかつての恩師オズボーンを訪ねる。彼の著作「犯罪の原理 (エレメント・オブ・クライム)」は、捜査官が犯罪者の視点に立って事件を追体験しながら解決へと導く方法論で、フィッシャーは自身の捜査哲学の中核を為すほどに影響を受けていた。しかしオズボーンは、かつて掲げた自らの理論を危険なでっち上げだと激しく否定する...。ある日、港で殺人事件が持ち上がり、フィッシャーはこの捜査を受け持つことになるが....。
50年代グラスゴーの運河。作家志望のジョーは小さな貨物船の住み込み船員として、船の所有者レズリーとその妻エラ、息子のジムと暮らしていた。ある朝、ジョーは流れてきた水死体を引き上げる。薄いペティコートを纏っただけの若い女性。この事件は新聞で取り上げられ世間を騒がせる。ジョーは誰にも打ち明けようとしなかった。その女性キャシーと、かつて恋仲にあったこと、そして死体発見の前日に偶然の再会を果たしていたことを…。
香港の暗黒街でヤクザな暮らしを送るアンディのもとに、これまで会ったことのない従姉妹のマギーがランタオ島から訪れる。そこへアンディの弟分ジャッキーから電話が入る。借金の取り立てにてこずるジャッキーを助けるべく、アンディは夜の街へと走り出した。アンディとマギーは急接近するが、今度は借金取りに追われる側となってしまったジャッキーを助けに向かったアンディは、トラブルに巻き込まれてしまう。身も心もボロボロになったアンディは、ランタオ島に戻ったマギーと愛の日々を過ごすが――。
ブラッドリーは地元大学の社会学教授であるが、それは表の顔に過ぎない。長きに渡り、女生徒たちを巧みに誘い出し、人里離れた自宅に拉致・監禁していた。逃亡を図ろうとする者は容赦なく惨殺される中、彼が新たに目を付けたヘイリーは、明るく活発な女生徒。捕らえられた彼女は、数日間に渡り暗い部屋に拘束され、気が狂うほどのフラッシュライトと爆音ノイズを浴びせられる。そして、拷問から解かれた彼女の前に現れたのは、そこで5年ものあいだ囚われの身となっているジェニファーという女性だった。一方、町の廃車置き場で拷問を受けた末に殺害された女性の遺体が発見される。事件を調べる捜査官のホークは、相次いでいた女子大生たちの失踪の事実に辿り着き、捜査線上にはブラッドリーの存在が…。
韓国国家情報院の工作員だった暗殺者インナムは、東京でのミッションを最後に引退を決意。ところがかつての恋人がバンコクで殺害され、別れた後に生まれたインナムとの娘が行方不明だと知らされる。インナムはバンコクに飛び、関わった者を次々と拷問にかけて娘の居所を突き止める。そして、インナムに兄を殺された殺し屋レイも、復讐のためにバンコクに降り立ち、死体の山を築きながらインナムに迫っていた。殺戮を生業に生きてきた2人の男の暴走は、どちらかの息の根が止まるまで終わらない――。
シチリア島の小さな村を訪れたマフィアの殺し屋トニーは、アルフォンソ・ベッレッタ名義で予約されていた宿を借りる。蒸し暑い部屋の中、彼は数十年前、友人の若い男が遊園地ビジネスで成功したジョニー・ヴェスコヴォの会計士としてNYに行くと、若き日の自身に告げていたことを思い出していた。ある日トニーは、村で見かけた美しい女性ルシアを気にかける。ルシアも彼が自分をこの村から連れ去ってくれる男だと確信。一方、6ヵ月前のNYでは、マフィアのジョニーの会計士として働くアルフォンソが、窮地に陥り、組織のカネを持って逃亡。トニーは、ジョニーとその部下エンツォから先代のボスの殺害と、アルフォンソからカネを取り戻し、始末するよう依頼される。
1993年、春。養護施設出身で札付きのワルだったヒスは、釜山港の外れの街クアムを牛耳るソンに拾われ、その右腕として一帯を仕切っていた。小さな海水浴場に観光ホテル、屋台に風俗店。こんな小さな港でも、その利権を狙う奴らがしのぎを削っていた。一方、クアムに目を付けたヨンド派は、ヒスと共に施設で過ごした親友チョルジンを使い、ヒスを懐柔しようとしていた。しかし、ヤクザ稼業に嫌気がさしていたヒスの望みは、クアムでのし上がっていくでもなく、ヨンド派で金を稼ぐのでもなく、施設時代からの恋人インスクと一緒に、巨済島でペンションをやりながら暮らすことだった。そして、ヒスはソンの元を訪れ組織を抜けたいと告げるが―。
香港九龍の黒社会で暗躍していたシャンはある日、組織間の暴動事件に関わった罪で投獄される。出所したシャンは一人娘を育てるため、弟分のラオリン、ア-ナンとともに黒社会から足を洗い二度と戻らないと誓いをたてるが、黒社会のボス、タリーの襲撃を受ける。激しい格闘とカーチェイスの末にタリーを死に至らしめると、復讐に燃える凶暴なタリーの弟・ジャーノンの報復を受ける。弟分たちを殺され、ついには娘をジャーノンに拉致され――。
火星の軌道に突如出現した正体不明の巨大な黒い球体。地球外生命体の存在を探るため、天体物理学者のカーラ(クラウディア・ブラック)をはじめとする6名の調査チームが編成され、この人類史上最大の謎の解明にあたることに。宇宙船アキリーズ号に乗り込み8か月後、ようやく目的地まで到達した彼らのもとに、球体から発信されたひとつのメッセージが届く。解析によると、それは「DEUS」という文字列だと判明。自らを「DEUS=神」と名乗り、球体上に存在しているであろう未知の生命体は人類の脅威となるのか?そして地球が侵略される可能性はあるのか?それを確かめるため、彼らは球体へと降り立つ。
刑務所から出所したばかりの石神は、個人情報を盗み取った詐欺用の名簿ビジネスで成功を収める。その後、裏社会から足を洗って投資家へ転身を図るも、大手取引先に彼の過去が問題視されてしまう。やがてヤクザ同士の派閥争いにも巻き込まれ、自身の行く先に苦悩を募らせる石神。そして彼はとりかえしのつかない事件と対峙することになるのだった。
オリンピック直前、さらなる大規模開発に湧く韓国屈指のビーチリゾート地、カンヌン(江陵)。彼の地を牛耳る組織の幹部キルソク(ユ・オソン)は、安易な暴力に頼ることなく秩序と義理を重んじ、地元警察からも一目置かれるそのカリスマ性で町に安定をもたらしてきた。そんな彼の前に、巨大な開発利権を狙う新たな勢力が現れる。キルソクの前に立ちはだかるのは、目的のためならば手段を選ばない非情な男ミンソク(チャン・ヒョク)。2人の邂逅は、やがて2つの組織、そして警察をも巻き込み血で血を洗う凄惨な抗争へと発展してゆくのだが…。
ジョーイ・ドイル(ダニエル・ゾヴァット)は洞察力に優れて慎重、与えられたミッションを的確にクリアしていく凄腕のヒットマン。彼は殺しのターゲットである市会議員エド・テルジアン(トム・セグラ)の調査を進めるうちに、彼の秘書であるミア(ティルダ・コブハム・ハーヴェイ)という女に惹かれていく。ある日、暗殺を無事に遂行したジョーイだったが、殺しの現場をミアに目撃されてしまう。口封じのため抹殺しようと銃を突きつけるが、決して怯まぬ彼女の姿に動揺するジョーイ。彼は殺害をためらい、彼女を高圧的な母親グロリア(キャシー・モリアーティ)と同居する自宅に連れ入れ、人質として監禁する。しかし、ジョーイのボスであるリー(デビッド・プロヴァル)と息子のジェームズ(バディ・デュレス)は、行方不明となった目撃者のミアを探し始めており、いつしかジョーイはミアを匿う立場に。ボスを裏切り、ミアと共に命を狙われる羽目となったジョーイであったが、事態は予想外の展開を迎える。
凶暴なヤクザの組長チャン・ドンスが、ある夜何者かにめった刺しにされる。奇跡的に一命をとりとめたドンスは対立する組織の仕業を疑い、手下を使い犯人探しに動き出す。一方、捜査にあたるのは、暴力的な手段も辞さない荒くれ者のチョン刑事。互いに敵意を剥き出しにしながら自らの手で犯人を捕らえようとするドンスとチョン刑事。しかし狡猾な殺人鬼を出し抜くために互いの情報が必要であると悟った2人は、いつしか共闘し犯人を追い詰めてゆく―。
殺し屋組織「アルファ」のウッズマンは、どんな事も待たない殺し屋だ。腕はプロとして一流、コルト22口径を自在に操る。そんな彼がひょんなことからデリヘル嬢の「あさひ」を呼んだ。だが、思うようになかなか来ない。果たして…。
妻とその愛人を殺害した罪により、14年の服役を終えた男・篠原が、事件が起きた町に戻ってきた。彼の目的は、妻を殺し自分を罠にはめた真犯人に復讐することーー篠原は、事件の捜査を担当した刑事・松尾と、その情報屋・西の協力を得、妻を殺した真犯人がヤクザの若頭・財前であることを知る。早速、財前殺害に向け、西の手ほどきを受けつつ銃撃の訓練を始める篠原。しかし、事態は次第に思わぬ方向に転がりはじめるーー
カジノ計画を含む、再開発法案の成立を目論む与党の大物議員フィリッポ・マルグラーディ、通称ピッポ。その背後には裏社会を仕切る“サムライ”と呼ばれる伝説のマフィアを始め、利権にありつこうとする連中の影がうごめいていた。ある夜、ピッポが関わった「ある事件」をきっかけに、利権争いは凶悪な悪党同士の血で血を洗う殺し合いへと発展し、それはやがて、政治家、犯罪組織、売春婦、更には教会をも巻き込むほど激化するが・・・
香港の黒社会を牛耳る密輸集団のボス・駱祥安が逮捕され、銃殺刑となる。彼の最後を看取り、遺書を託された妹と弁護士。アメリカにいる弟を呼び戻し、一族勢揃いのなかで開封された遺書には「すべての財産を実の姉弟に託す」と書かれていた。一族の面々はそれに納得せず、組織内で遺産とポストを巡った権力抗争が勃発。血で血を洗う親族同士の争いは組織をも巻き込み、修羅場と化す。果たして、この抗争の行く末は・・・。