六本木最強のキャバクラ「Red Dragon」で、ナンバー1となったミカヨ。だが彼女の前に、伝説の嬢王と呼ばれた千鶴が3年の時を経て再び戻ってきた。ミカヨは伝説に負けまいと、客の限界以上まで搾り取るようになっていた。ある時ミカヨの客のひとりが、借金を重ねてまで彼女に貢ぎ続けたのに全く振り向いてくれないという理由で、ミカヨを刺すという事件が起きる。ミカヨは一命をとりとめるが、入院生活を余儀なくされることに。一方、千鶴は伝説の名の通りに指名を伸ばしていった。実は千鶴は、今はつぶれた「冴島ファイナンス」の社長だった冴島を、裏社会の目から届かぬ自分の家にかくまっており、千鶴が復帰した理由も、「Red Dragon」でお金を貯めて2人でどこか遠くへ行こうと計画していたからであった。すべてが順調かに見えたが、冴島が千鶴のもとにいるという情報が洩れてしまい...。
六本木の伝説的キャバクラ「Red Dragon」が三度復活!歌舞伎町から引き抜かれた筋金入りのナンバー1キャストの華恋を筆頭に、店では今夜もキャバ嬢が男たちに夢を見させている。そのサポートをしている新人キャバ嬢美華世は、いつか華恋を嬢王の座から引きずり落とし自分が成り上がることを夢見ていた。夜の街で店を出している占い師の予言が新しい世界へ導いた。「あなたは夜の世界でしか輝けないわ」。気がつけば、美華世は黒崎に紹介された店「Red Dragon」にいた。キャバクラの絶対的嬢王・華恋を目指して1年。美華世の目には男は札束としか映らなくなっていた。そう、あの男が現れるまでは―。
場末のスナックでアルバイトとして働く咲夜。ある晩、常連客で羽振りが良かったころ、六本木の伝説のキャバクラ「Red Dragon」に通い詰めていたという高橋から、近々店が再開される話と合わせて、店が休業するきっかけとなったキャバ嬢の刃傷沙汰についての話を耳にする・・・。いよいよ「Red Dragon」再開!ツートップの凄腕キャバ嬢の間にまたしても火花が散る。伝説のキャバクラ再開というだけあって、キャバ嬢は極嬢ぞろい。その中に、あの咲夜もいた。
千鶴は、CLUB「Red Dragon」の新人キャバクラ嬢。店では、一晩で1,000万円を稼いだという伝説を持つ、売上No.1の瑠奈を筆頭に、NO.2の渚、優菜などの先輩キャストたちが“頂点”を目指して、壮絶なバトルを繰り広げていた。いじめ、裏切り、復讐―。それぞれの過去・現在と向き合いながら、夜の世界で必死に生き抜こうとする女たち。教育係のミサコのアドバイスなどもあり、順調に売上を伸ばしていく千鶴。そんな中、彼女に“魔の手”が忍び寄ろうとしていた・・・。