香港最大の裏組織「正興」には麻薬に手は出さないという鉄の掟があった。しかし、部下の地蔵(ディゾン)が掟を破り、義兄弟のティンは制裁として地蔵の指を切り落とす…。15年後、金融界で成功したティンは麻薬撲滅運動に力を注ぎ、一方の地蔵は香港麻薬四天王の座に上りつめていた。かつて義兄弟だった2人は宿敵となり、香港全体を巻き込む壮絶バトルに突入する―!!
爆弾処理班に所属するフォンは、数々の事件を解決してきたエースだったが、爆発に巻き込まれ左足を失ってしまう。恋人や同僚の助けもあり、義足とは思えないほど身体機能が回復するが、上層部はフォンの現場復帰を認めなかった。仕事一筋で生きて来たフォンは自暴自棄になり、警察を辞めて姿をくらませる。そのフォンが、テロ組織「復生会」によるホテル爆破事件の現場で、重体の状態で発見される。容疑者として病院に収容されたフォンは尋問を受けるが、爆発の影響で過去の記憶を失っていた。そこに、フォンを救い出すべく復生会が乗り込んでくる。「なぜテロ組織が俺を助けるのか―?」フォンは病院から抜け出しひとりで逃亡するが―。
香港の黒社会を牛耳る密輸集団のボス・駱祥安が逮捕され、銃殺刑となる。彼の最後を看取り、遺書を託された妹と弁護士。アメリカにいる弟を呼び戻し、一族勢揃いのなかで開封された遺書には「すべての財産を実の姉弟に託す」と書かれていた。一族の面々はそれに納得せず、組織内で遺産とポストを巡った権力抗争が勃発。血で血を洗う親族同士の争いは組織をも巻き込み、修羅場と化す。果たして、この抗争の行く末は・・・。
「イップ・マン 誕生」のキャスト・スタッフが贈る辛亥革命の礎を築いた中国人女性革命家の壮絶な半生を描いた歴史大作叙事詩!! 19世紀後半、清朝期。女性が纏足をされ、正規の教育も受けられない封建的なこの時代に、中国浙江省紹興で生まれた秋瑾(しゅうきん)は、幼い頃から血気盛んで纏足を拒み、乗馬や撃剣などを好んで育つ。成長してからも世間の風潮に馴染めなかった彼女は、夫と幼子二人を残し、当時女子教育が進んでいるとされた日本へ留学を決意する。留学した日本でも、男女平等を求めて女性だけの革命団体「共愛会」を創設するなど、精力的な革命活動を行っている最中、革命指導者・徐錫麟と出逢う。意気投合した二人は行動を共にし、強制送還の身となった後でも、本格的な革命活動を始めるため、同じ思想を持つ若者たちを集め、表向きは清朝に従じる軍事訓練学校を立ち上げる。時はきた。仲間たちと武装蜂起、清軍との激しい闘いを続けるが、徐錫麟とともに秋瑾は遂に捕らわれの身となってしまう。1907年。志半ば、公開処刑というかたちで彼女がその生涯を終えたのはわずか31歳の時だった・・・。
こいつらハンパじゃねぇ!未だかつて誰も観たことのない、究極の忍者アクションが誕生する!全人類をコントロールできる、奇跡のワクチンが封じ込まれた「箱」をめぐって、忍者一族が激突!いかなるウィルスにも抵抗できる、奇跡のワクチン。これを15年間かけて発明した菊地博士が虎大介(魔裟斗)率いる、甲賀忍者衆に殺害された。その命令を下したのは、全人類をコントロールする野望を持つブライアン(レイ・チーホン)。だが、ワクチンは「箱」に封じ込められ、その開け方は博士本人しか知らなかった。だが、青年コピー(ウォン・ジーワー)が、「箱」を開ける「鍵」となる人物であることを知ったブライアンは、虎大介にコピーの生け捕りを命じる。一方、殺された菊地の弟子だった伊賀流女忍者の響(白田久子)も、ワクチンが悪用されないように、博士の遺言どおりコピーの殺害をもくろむ。さらに、隠居生活を送る、伝説の伊賀流忍者、芭蕉(エディー・コー)は、コピーを助けるよう、愛弟子の女忍者シウリン(ホアン・シェンイー)に使命を与える。全人類の運命を握る「箱」とコピーを巡り、3人の若き忍者たちの闘いがはじまる。