郊外の寂しい柳の下に、週に一度、金曜日だけに開店する屋台。メニューはシチューとワインだけだが、たいそう繁盛している。噂を聞き付けたグルメ家たちが名付けたのが「金曜のレストラン」。今夜も噂の屋台を血眼になって探す人々が、夜の町を徘徊しているらしい・・・。雑誌編集部に勤めるサラリーマン・西沢洋介は恋人の由紀に教えてもらった金曜日の屋台に、グルメ作家・赤江川準を招いた。「今までに味わったことのない旨さだ」と絶賛する赤江川。しかし、その数日後に赤江川は通り魔殺人の現行犯で逮捕される。不審に思った洋介は、事件の真相究明に乗りだす。すると、似たような事件が最近立て続けに起こっていることが分かった。被害者はみな腹を食い破られている!!赤江川を含め逮捕された容疑者は事件前に屋台のシチューをすすっていた!?「金曜のレストラン」はなおも繁盛。洋介は抑えられないシチューへの執着が、人々を狂気へと追いやっていると確信するが・・・。【短縮版】巷で噂の“金曜日のレストラン”シチューとワインだけの屋台が週に一度、金曜日にだけオープンする。「今までに味わったことのない旨さだ!」とグルメ作家・赤江川の舌をもうならせた。しかし、その数日後に赤江川は通り魔殺人の現行犯で逮捕される。ところが同じような通り魔殺人事件が立て続けに起こった!被害者はすべて腹を食い破られていた!そして容疑者は全員、事件の数日前にあの屋台のシチューを食べていた!!
京極さくら(松本莉緒)は、高級クラブ「京桜」のママで黒不二組若頭 京極龍一(真木蔵人)の妻であり、警視総監直轄警視庁総務部統計課特別室室長付きの隠密捜査官でもある。警視総監直轄警視庁総務部統計課特別室室長 天神恭一(中村橋之助)は、さくらの義侠心とクラブのママ、極道の妻としてのネットワークを利用する為、夫の刑期短縮を餌に特別捜査官をさせる。事件は、新生の麻薬取引に関する組織の捜査のため、天神が送り込んだスパイが虐殺されてしまったことに始まる。警察内部に密通者がいるらしいとのことで、新しいS(スパイ)が必要となり、その矛先がさくらに向けられた――。
出雲ツルギは、オカルト好きのカメラオタク。オカルト雑誌『月刊アブダクト』の撮影の仕事を時々引き受けているが、普段は、街中でビラ配りのバイトをしているただのフリーター。で、人付き合いが苦手なのに、女性に対する理想は人一倍高いので、35歳で未だに童貞。一方、人気女性ファッション誌『ange(アンジュ)』の花形編集者の伊勢崎ミズホは、去年副編集長に昇進し、編集部は自分を中心に回っていると思っていた。が、セクハラ編集長を会議の場で突き飛ばし、『月刊アブダクト』の編集部に左遷される。冴えないカメラオタクの童貞と、人一倍プライドが高い元花形編集者。“水と油”のふたりは、初対面の取材現場で派手な舌戦を繰り広げる。だが、普段まともに女性とコミュニケーションが取れないツルギにとって、本音で言い争えるミズホは、徐々に気になる存在になっていく。そうした中、ミズホが『ange』編集部に戻れる鍵をツルギが握っていることが判明する。ツルギは、ミズホが元の職場に戻れるよう、ある世界的ファッションデザイナーとのコンタクトを取り始める。
精神科を専門とした桐山病院で3人の女性の拉致監禁事件と殺人事件が同時に起こる。行方不明の桐山院長の捜索と嘘ともとれる証言を繰り返す女たちの真実を突き詰める事が事件解決の糸口となると確信する捜査に乗り出したベテラン刑事の林田。しかし女達の嘘が事件を難解にしていく。女性演劇ユニット「KU.RO.FU.NE」映画第1弾をご覧下さい!
この都市伝説に、逃げ場はない!親友同士の水谷菜月(岩田さゆり)と中島玲子(仲村みう)たちは、学校で友人たちと、”テケテケ”の噂話しで盛り上がっていた。「夜に赤い物を持っていたり、身につけたりして踏切を渡ろうとすると、テケテケ、テケテケって変な音がして、後ろを振り向くとテケテケがいる」、「違う、違う、踏切じゃないよ、電車の歩道橋だよ」、「それって呪文を唱えれば助かるんじゃなかったっけ?」。玲子は、性格のキツさから、友人の間では避けられていた。ある日、文化祭委員の玲子が、打ち合わせに参加しない刀根エリカ(松嶋初音)を注意したことから、エリカたちに無視されるようになる。ただ菜月だけは、今までどおり親しく接していた。しかし、エリカたちが玲子の財布を盗んだことをきっかけに、玲子の様子がおかしくなる。玲子ににらまれた者は、必ず死ぬのである。しかも、上半身と下半身が切断されて・・・。菜月は、玲子の異変に"テケテケ
この都市伝説に、逃げ場はない!大橋可奈(大島優子)のクラスメイトである関口綾花(西田麻衣)が、下半身のない死体で発見された―。この事件を機に、学校では”テケテケ”の話しで持ちきりである。この噂は、可奈の耳にも入ってきた。”テケテケ”を見た者は、72時間以内に必ず死ぬ。可奈は、都市伝説について調べるため図書館へおもむくが、そこで偶然、可奈の従兄弟であり、女子大生の平山理絵(山崎真実)と出くわす。理絵は、大学の心理学科に通い、都市伝説に関する卒業論文をまとめていた。理絵の話によれば、”テケテケ”のルーツは、兵庫県の加古川で、戦後間もなく起こった女性の鉄道投身自殺にあるという。2人は早速、加古川へ向うことにする。加古川で2人は、地元の大学を訪れ、理絵の教授から紹介された行方教授(螢雪次朗)と助手の武田慎(阿部進之介)から鉄道投身自殺した”カシマレイコ”という女性について話を聞く。許された時間は72時間。そう、可奈は”テケテケ”を見てしまっていた・・・。