高校2年生で苦痛な思春期を送っているヘリンは、ある日、救いのように現れたミョンジュンが国語先生に赴任すると、番号付きの詩を送り、こっそり愛を燃やす。少しずつ愛を完成していきながら愛を告白しようとするヘリンに明ジュンは過去大学時代の友人の死とソンヒという女性との愛情から抜け出せない自分を話して行方を隠す。破壊的生活を乗り越えて大学に入ったヘリンは、同じ学校への喜びの愛を無視したまま、まだ明準への愛を忘れずに執拗に追跡しようとする。ある日、セミナー会で再会するヘリンとミョンジュン。しかし、ミョンジュンはソンヒという女性の妄想から別れないことを直視し、愛を昔の恋人のために譲ろうとする。結局、ヘリンは記憶喪失症にかかって自分も調べられない明準を見て最後まで絶対的な愛を送ることになる。
チスは、地方の有力者の家の養子になり、新しい妹チヘとの生活は、彼を反抗的で鋭敏な青年にする。そして、チスは、改新教長老の養父の思い通り神学大学に入学する。冬休みに家に戻ったチスは、チヘとの微妙な関係のために友人と争うようになり、養父母から叱られ寄宿舎に追われるように戻る。地方の美術大学に入学したチヘと離れている間に、チスのチヘに対する愛はより一層切実になるが、ギョンエの登場で波乱が生じる。
信じていた友に裏切られ、借金の取り立て屋に追われる毎日に生きる希望を失っていたジヨン(イム・スジョン)。そんな彼女の前に若くて有能な秘書ソンヨル(ユ・ヨンソク)が現れ、彼女の人生を変える提案をする。その提案とは、天文学的な財産を所有するマカオのカジノグループの会長(イ・ギョンヨン)に取り入り、彼の全財産を相続するということ。ただ、成功した場合、財産の半分をソンヨルに与えるという条件で。この危険な提案に戸惑ってはいたが、魅力的なソンヨルに強く惹かれたジヨンは、会長の豪華なヨットに乗り込むことを決意する。3人の間に漂う微妙な緊張と疑いの中で順当に進められた計画は、会長の突然の死によって急展開をみせる……。ゲームはまだ終わっていない。完璧な結末に向けて、本当の取引が始まろうとしていた。
1800年代の朝鮮時代の武士が1996年のソウルにタイムトリップして主君を守るファンタジーアクション。1800年、正祖在位最後の年、正祖は皇役官を通じて、清淵(キム・ソンリム)との間に生まれる子供が朝鮮の光となる子供であることを、そして剣客によって運命が危ういことを知る。焦った正祖は王家の秘術を利用し、時間の扉を開いて清淵を避難させ、護衛武士である左雲剣(イ・ギョンヨン)と右雲剣(キム・ミンジョン)に護衛を命じる。この動きを知った日本将軍の武士・高葛(ドクゴ・ヨンゼ)は、観世音菩薩(チャン・ドンジック)と刺客団を送り、後を追わせる。1996年のソウル、まだ朝鮮の灯が消えていないことを知った観世は、皆既日食の日に彼らを排除する機会を狙っている。
年老いた三流泥棒ドクベは出所後、娘のファイを探す。保育園で子供たちを世話するファイは、そんな父親を受け入れられず冷淡な反応を見せる。傷ついたドクベは娘のために一発逆転を決意し、仲間らとある計画を実行する。
結婚3年目になるソンホとソンヒは同じ航空会社で働いている。子供が欲しい夫のソンホと違い、妻のソンヒは準備不足に思っている。二人は、このデリケートな問題について議論し、遂にソンヒは妊娠を決意する。最先端の不妊治療薬から民間療法まで挑戦するが―。
それぞれに事情を抱える悪党たち(プラス約1名)が、札束詰まったゴルフバッグと一丁の拳銃を巡り繰り広げる仁義なき争奪戦!公務員志望の貧乏な青年ミンジェは母親の手術のため、明日までにまとまった金を捻出する必要にかられていた。金策に窮した彼はついになけなしの金を持って違法カジノで一世一代の大勝負、ラッキーにもスロットで大当たりを引くも、そのカジノは彼が借金をしていた闇金業者ペクの店、居合わせた取り立て屋アンに全額剥がされてしまう。一方、ギャンブル狂の悪徳刑事チェは負けがこんで、借金のかたに拳銃までペクに取られる始末。警察の上司に睨まれ、明日までに担保の拳銃を引き出さないと自分の身が危ない。そしてペクはと言えば、国会議員ムンから要求される政治献金という名のタカリにうんざりしていた。チェ刑事から転がり込んできた拳銃をこれ幸いと、ムン議員暗殺を計画。知り合いの殺し屋パクに仕事を依頼し、手下のアンに拳銃を隠した葉巻の箱を届けさせる。しかしアンのヘマにより、その箱はパクの住むアパートのあわれな隣人、ミンジェの元に行ってしまう・・・!
ソウルのある刑務所では夜になると囚人たちが塀の外に飛び出し、証拠も痕跡も残さず完全犯罪を犯していた。そんな刑務所で首領のように君臨する囚人イクホは、犯罪組織のボスで囚人たちを指揮する張本人だった。そこに検挙率100%を誇った元刑事ユゴンが、ひき逃げ・証拠隠滅・収賄の容疑で収監されてくる。血気盛んなユゴンはトラブルを繰り返すがイクホに助けられたことをきっかけに、犯罪の世界に足を踏み入れるようになる。
再開発地区で暴動が起き、警官が一名死亡。住人の一人パク・ジェホが逮捕される。彼は「息子は警官に殺された。自分は息子を守ろうとしただけだ。」と主張していた。国選弁護人として事件を担当するのは三流弁護士ユン・ジンウォン。彼も初めはジェホの言葉を疑っていたが、すぐ捜査記録におかしな点があることに気づく。そうして彼らが起こしたのは賠償請求額わずか100ウォン、ただ真実のみを求めた前代未聞の訴訟を起こす!
世界で初めてES細胞作製に成功したというイ博士の発表に沸き立つ韓国。テレビ局のプロデューサー・ユンは匿名の情報提供者から、博士の研究成果は捏造されたものだと告発の電話を受ける。電話の主はイ博士と研究していた若手研究者シム。彼の証言を信じたユンは取材を開始する。しかし、イ博士への批判は国益に反するとする世論やマスコミ、さらには政府からの激しい圧力・抗議が彼らの前に立ちはだかるのだった……。