会津地方にある小さなラーメン店『穂来軒』。先代の母から息子の海生へと代替わりしたが、客足は遠のいている。ある日訪れた女性・彩乃は、想い出の味と違うことに気づき、どうしても以前のラーメンを再現してほしいと願う。彩乃にはその味が必要な理由があり、海生は母の味を再現できるのか、そして彩乃の理由とは…
これは、いつかの時代の、どこかの国の物語。無法者集団「クレイジードッグス」から少女・アンヌを救った謎の美女・アイアンガール。アンヌは彼女を自分が住む村へといざなう。奴らの報復に怯える村人達たが、村に伝わる古文書に印された危機を救う「鉄の救世主」彼女こそ、もしや・・・その伝説?!伝説を信じた村の若者たちは「アイアンガール」と共に闘う決意をする。“今”を「生きるため」の壮絶な戦いが始まった。しかし、やがて思いがけない真実が明らかに――!
7年前、刑事だった叢雲凛子は武闘家連続殺人事件の犯人・土蜘蛛に命を狙われ、格闘の末に土蜘蛛を射殺。目撃者がいない中での被疑者死亡という状況の責任をとって警察官を辞職した。その事件に巻き込まれて連れ去られ、現在も行方不明のままとなっている娘のアゲハを捜し続ける彼女は、いまは探偵業をしているが、ある時、人身売買事件に遭遇。その犯行現場を捉えた監視カメラの映像に、7年前にアゲハを連れ去った謎の女と、かつての土蜘蛛と同じ雰囲気をまとう、成長したアゲハの姿が映っていた。
総合武術“無限我流”の伝承者である虎丸は、一年間の修行の旅を終え、師匠・源斎の元を訪れる。「日本中のあらゆる武道家たちと果たし合いを行い、勝利とともにその達人たちが持つ“奥義書”を手にすること」と源斎の命を受けた虎丸は、日本中を流浪し、戦いの日々を重ねていたのであった。無限我流の基本理念である“敵を知るには、まず食を知ること”を実践し・・・。
新宿に龍平(魔裟斗)が戻ってきた。かつてボクサーだった龍平は、正当防衛ながら喧嘩で人を殺してしまい、行き場のない焦燥感を抱えていた。目的を失った龍平は、街をさ迷い敵を見つけ、渇きを癒すかのように戦い続ける。小ぢんまりとしたバーを経営する吾郎(澤田謙也)もまた、売られた喧嘩は買わずにはいられない新宿に巣食う獣の一匹だった。吾郎の店にかようアヤ(内藤陽子)は刺激に飢え夜の街を住処としていた。キャッチのバイトという多少危険な仕事をやるのも刺激を求める手段であった。ある日、アヤと龍平が偶然に出会ったことをきっかけに、互いに接点の無かった竜平と吾郎が共通の事件に巻き込まれていく。今、新宿を鳴動させる戦いが始まろうとしていた。闘い続けるより他に生きる術を知らない男たちが一人、また一人と集結する!