未亡人のチン(マギー・シュウ)は、娘のリン(サリー・ライ)とともに、格安のアパートに移り住む。生活苦を余儀なくされたチンにとって、またとない破格の物件である。だが娘のリンにとっては、ただならぬ気配を感じる、居心地の悪い家であった。夜警の仕事を見つけ、夜間勤めるチン。その間、リンは一人で家にいる。怪しい雰囲気に耐えながらも、朝を待ち続けるリン。突然、濡れた少年と白化粧の女の影が、彼女の前に現れ、そして消えてゆく。さらにこの現象は、チンにも影響を与え始めるのである。二つの影が現れる理由。それはこの家に隠された、ある惨劇と関わっていた。
25歳の森谷千波(小橋めぐみ)はごく普通のOL。しかし千波はそんな日常の生活に少なからず不満を感じていた。それは、彼氏の佳介(高橋一生)の仕事が忙しく2人で会う時間が急に減ってきていたから。佳介も気にかけており、今の仕事が落ち着いたら千波に結婚の意志を伝えようと考えていた。そんな折、千波の部署に新しい課長の桑村(保阪尚希)が赴任してきた。妻子ある40歳の桑村はスポーツマンタイプで甘く端正な顔立ちから、課のOLたちの憧れの的となる。桑村から食事に誘われた千波は「食事だけなら」と軽い気持ちで付き合う。佳介がいる千波にとって、桑村の左薬指で輝く結婚指輪が「この人には妻子がいるから」という安心感を与えていた。しかし、その日から2人の心と心が急速に近づき始める。そしてついに、2人の肌と肌が重なり合うときが訪れる。
愛慾と情痴、獵奇と狂氣、享樂と叫喚、そこは地獄と極楽がお互いに愛撫しあう場所。―屋根裏から覗き見たことは、誰にも話してはいけない――編集者の富岡奈緒子(嘉門洋子)は、おどろおどろしい作風でカルト的に人気を得ている今は亡き画家、郷田三郎の特集記事の取材で、彼が生前に身を寄せていた東栄館を訪れる。館はあたり一面の草原と雑木林に囲まれ、人の目を避けるようにひっそりと佇んでいる。郷田のファンである奈緒子は、館内に飾られている作品に興奮を覚え、次々とカメラのシャッターを切っていく。この館に住む住人は、主人の山根、病気療養中の青年・桜井、借金から逃げてきた阿久津夫妻と娘のマドカ、そして家政婦のカオリの6人で、奈緒子は彼らに生前の郷田のことを聞きだそうとする。だが、主人の山根以外の住人たちは、生前の郷田の話をしようとしない。翌日、桜井と散策中に郷田のことを問いただすと「絵のうまいただの精神病患者」と言い放ち、「あまり首を突っ込まない方がいい」とクギを刺し、その場から立ち去ってしまう。そんな時、マドカから郷田は屋根裏が大好きだったことを聞かされる。その夜、屋根裏に上がり“散歩者”となった奈緒子はこの館の秘密を知ることとなる・・・。
弁護士の夫を持ち、社会的にも経済的にも恵まれた生活を送る女、園子。何不自由ない毎日を過ごす彼女の前に現れた妖艶な女、光子。美術学校で出会ったふたりは、光子の提案によって奇妙な関係を結ぶ。それは光子の婚約を破談にするため、ふたりが同性愛であるかの如くふるまうこと。当初は戸惑った園子ではあったが、光子の神々しいまでの美しさに魅了され、園子の夫も巻き込んで次第に悦楽の迷路に彷徨いこんでゆく・・・。
浮気が原因で夫を惨殺した由美(坂上香織)は日本から香港へ逃亡。そこで行きずりの男、ケニーと一夜を共にする。すでに正常な精神が崩れ始めていた由美は、ケニーを亡き夫とだぶらせ、ケニーを高級住宅地の邸宅へ監禁して新たなる“夫婦生活”を始めようとする。両手両足を縛られ自由を奪われたケニーに対し、由美は自分の心にポッカリと開いた穴を埋めるべく欲望を剥きだしにしていく。しかし、二人が体を重ねる度に由美の心はますます闇に包まれていく・・・。そんな中、失踪したケニーを探していた恋人のニキが邸宅を訪れる。歪んだ嫉妬心に支配された由美は自らが凶器となり、ニキを惨殺してケニーとの夫婦生活を完全なものにしようとするが・・・。
女子高に通うサキ、亜佐美、千花、頼子の4人は、夜通し渋谷で遊び歩き、携帯電話を片時も手離さない今どきの女の子。ある日、授業中に頼子の携帯に心当たりのない送信者から不気味なメールが届く。それは、身籠った17歳の橘あゆみという女性を暴行した挙句に胎児もろとも殺害した数人の男たちを捜して復讐を遂げるために、あゆみの友人らしき人物が始めた携帯版不幸の手紙“チェーンメール”であった。「12時間以内にこのメールを9人に回さないと、犯人とみなして殺す」やがて彼女たちのまわりにも不可解な事件が相次いだ。このままではいつ自分たちにもチェーンメールが届くかもしれない。一体誰が何のために・・・。彼女たちは早速犯人探しを始めるが、そんな中、恐れていた事態が遂に訪れてしまう。亜佐美の携帯に例のチェーンメールが届いてしまったのだ。八方塞がりになってしまったサキは、クラスの担任でITオタクの清水に助けを求めたが、清水はメールの出所を突き止めた暁に、自分とSEXをするよう求めてきた。核心に迫り始めたその矢先・・・、そこにはサキの、清水の、それぞれの思惑と期待を裏切る、とんでもない恐怖が待ち構えていた・・・。
未来の理容師、美容師を育てるために夢を持って専門学校の教壇に立っている久沙江。学生たちも未来の自分に思いを馳せて夢を抱いている・・・、はず!?ハサミを使ったカットの技術に自信が持てなくて不登校ぎみの学生、複雑な家庭環境に思い悩み授業に身が入らない学生。奮闘努力の甲斐あって久沙江はそんな彼ら、彼女らを立派に巣立たせることができるのだろうか?教壇に立ちながらも悩む久沙江、そんな時人と人との「絆」が悩む久沙江に教育とは何か、という事を教えてくれる。
世界各国を旅し、人を騙してお金を稼いでいる国際詐欺師の麻里(真家瑠美子)。彼女は、香港で誤ってヤクザ組織東興組の名簿と帳簿を盗み取ってしまう。一方、組織の幹部ODは、盗まれた名簿と通帳のせいで、現在の地位どころか、命の危険にまで晒されていた。総力を挙げて日本人の女を捜すことになった組員たちの中には、組の経営しているバーで働くバーテンのピーター(デレク・ツァン)も駆り出されていた。時を同じくして、昇進を狙う一人の熱血青年刑事のポール(ティミー・ハン)は、バーで麻里と出会うのだが・・・。タイムリミットは明朝、巻き起こる追走劇、やがて、麻里、ピーター、ポール、それぞれの思惑が明らかになっていく・・・。
背中を覆う一面の鳳凰、胸元へと続く羽根。 藤堂葉月(井村空美)は、姉の陽花(さとう珠緒)とダンスパートナーの月岡亮介(勝野洋輔)の練習風景を見つめていた。陽花は競技会で優勝するほどの腕前。一方の葉月はまだ大学生で、姉の才能に引け目を感じていた。華やかで外向的な陽花に対して、葉月はおとなしく内向的な性格。そして葉月には、銀座の画廊倶楽部から送られてくるクリムトの絵のポストカードと吊るし人形を部屋じゅうに飾る不思議な趣味があった・・・。そんな葉月ではあったが、ふとしたことがきっかで、公私共に姉のパートナーである亮介と急接近する。すぐにそれに勘づいた陽花は、葉月に激しく嫉妬するのだった。亮介からは、ペア解消を申し出され、絶望した陽花は夜、雨の中をさまよい出る。そこに現れたのは、「最高に美しい肌、そこに魂を彫りつける。それができたら、死んでもいい。」と言う男、刺青の彫師・桐悟(鈴木一真)だった・・・。ある日のこと、陽花は葉月に届け物を頼む。用意されたクルマで葉月が向かったのは、桐悟の家。真っ赤に染まった匂い月の夜、桐悟は葉月の背に“鳳凰”の刺青を彫り始めるが・・・。
雑誌編集部員の真由美(井上美琴)は、日本画展の取材にて、一人の女性が見入っていた絵に引きつけられる。その絵は『魚濫観巫音(ぎょらんかんぜのん)』といい、見ていた女性は純子(伊藤裕子)という刺青の彫師だった。観音を描いたその絵に魅せられた純子は、「いま一番彫りたい絵だ」と真由美に告げたのだった・・・。ある日、真由美は不倫相手に暴力を振るわれたところを、平田タケシ(波岡一喜)というチンピラに助けられる。偶然にも、彼の背中には純子の彫った伐折羅(ばさら)の刺青があり、不思議な縁に運命を感じた2人は愛を育んでいくが、幸せな時間は長くは続かない・・・。組同士の抗争で、己の信念を貫いて命を失ってしまったタケシ。最愛の人の魂を刻みたい、と真由美は純子に「彫ってくれ」と頼む。純子は真由美の肌に『魚濫観巫音』を彫り始める。苦悶と愉悦の狭間で、純子の声が響く。「鯉に騎(の)る観音は、慈悲心を司る仏、愛に生きる女」。タケシの名を呼びながら、身悶える真由美。“刺青”は彼女を、そして人生を大きく変えるのだった・・・。
妻子ある男性との不倫に破れ、出会い系サイトにサクラをしている女・アサミ。妻子と別居して、今日を生きるために自己啓発セミナーの勧誘をしている男、二ノ宮。救いを求める2人は、偶然にであった。
来栖精像は、今は亡き伝説の彫り物師・彫精を超えることを目指し、また彫精の芸術作品とも言える刺青を後世に残したいと考えていた。そんなある日、精像にとって最高のカンバス・背中を持つ雨宮美妙と出会う。美妙は大学院で錦絵の研究に携わり、その色彩感覚は天性のものを持ち合わせていた。精像は美妙を誘拐監禁して刺青を彫らせるよう迫る。しかし、錦絵の魅力と刺青の持つ魔性に吸い込まれたように、美妙は逆に最高の刺青を精像に彫ることを要求する。彫精を超える芸術的な刺青を残そうと、精像の持つ針が美妙の背中を繊細に踊る。そして遂に、背中を抱きしめるような、見事な八重垣姫の刺青が美妙に彫られた。その見事な八重垣姫は2人の間に張り詰めた空気の流れをわずかながらせあるが変えてしまったのだ。それは強い者(監禁した精像:彫った精像)、弱い者(監禁された美妙:彫られた美妙)の立場を逆転させると同時に、2人にとって決して逃れることの出来ない運命と対峙させてしまう。その運命とは・・・。美妙と精像の絵と色彩における才能に関する謎が、いま解き明かされようとする。
周一郎が他界して5年、文緒(喜多嶋舞)は再び西湘に地にやって来た。カルチャーセンターの生花講座の講師として、急遽招かれたのだ。文緒は周一郎(中村方隆)の仏壇に線香をあげるために吉岡邸を訪れると、康隆(芦田昌太郎)は不意の来訪者に動揺を隠せない。かつて淡い想いを寄せたひと、そのひとと仁志(小林宏史)との逢引を目撃した衝撃が蘇ってくる。康隆は大学院に進み、学友のみどり(橘実里)と2人で論文をまとめ上げるため、日夜机を向かい合わせていた。そんな2人の心は既に学友からお互いを異性として知らず知らずのうちに意識していた。それにも関わらず、文緒の存在は康隆の心境に微妙な変化を与える。そんな折、文緒は康隆に周一郎の未発表遺稿「月下美人」を読ませる。そこには周一郎が脳梗塞で倒れる寸前からの、文緒と周一郎の愛の日々が綴られていた。なぜ文緒は康隆にそれを読ませたのか。その真意とは・・・。
30歳の文緒(喜多嶋舞)は65歳になる夫の周一郎(中村方隆)との夫婦生活を西湘の邸宅で過ごしていた。周一郎は数々の名作を生み出してきた文豪で、文緒の耳には「莫大な遺産目当て」と揶揄した言葉も入ってくる。しかし、文緒の心にあるのは周一郎の一途な愛だけ。文緒はまさに現代の日本女性が失っていたゆかしさを備えた女性であった。しかし、周一郎が脳梗塞で倒れて下半身が不随になったときから、周一郎に捧げてきた身も、心も、徐々に微妙な変化を遂げていく。作家志望の青年、仁志(小林宏史)。周一郎の孫、康隆(芦田昌太郎)の存在。そして、30歳の若さで不能の夫を持つことになった文緒を哀れむ周一郎。3人の男性の思惑が、文緒の火照った心を、身体を、更に熱いものへとしていく。やがて、文緒の身体が開かれるときがやってくる・・・、一夜限りの大輪を咲かせる月下美人のように・・・。
テーマパーク“サバイバルランド”で起こった女子高生同士の残酷な殺し合いから数日後。無事に生き残った秋川葵、夏目さくら、工藤坩那は政府の特殊機関に保護され病院に隔離されていた・・・。謎の植物に浸食されゾンビ化しつつあるさくら、心的外傷を受け、すっかり心を閉ざしてしまった坩那の姿。葵は、クラスメイトたちをサバイバルランドへ連れて行った事を激しく後悔し、皆が犠牲になったことに責任を感じていた。「これ以上被害者を増やしてはいけない」と、未だにゾンビ化した人間が生存する“サバイバルランド”へ乗り込む葵であった。一方、葵の恋人である藍田勇平は、音信不通になった葵を案じ、僅かな手がかりを頼りにサバイバルランドへ。しかし、ゾンビ化した人間に襲われ深い傷を負ってしまう。傷を負った勇平を介抱する葵。その日の夜、二人は体を重ねる。翌朝、葵は体に異変を感じる。激しい嘔吐、これまでに感じた事のない腹部の張り。それは明らかに妊娠の兆候。いつの間にかゾンビ化していた勇平、彼の子供を身ごもったのだった。葵の体内で異常なスピードで成長し出産へと近づいていく。謎の植物に浸食されてしまった葵と勇平。必死に生きる手だてを模索する二人に、再びゾンビ達の影が近づきつつあった・・・。
17歳の夏目さくらは、仲間6人と共に、仲間の一人、葵の叔父が経営するテーマパークへ遊びに行くことに。その名は“サバイバルランド”。忍者や侍、ガンマンに扮した敵とリアルなシューティングゲームが体験できる場所である。敵は狡猾な男たちだが、攻撃は一切してこないので、女性でも安心して楽しめる。7人はそれぞれコスプレをして武器を持ちゲームはスタート。敵役を撃ち倒し、ストレスを発散、ゲームを楽しんでいた。しかし、敵役の一人が突然、敵味方関係なく攻撃を始める。しかも、本物の武器で・・・。人間をゾンビ化させる謎の植物が人間に寄生したのだ。我を忘れた相手に戸惑い、恐れをなす7人。しかも、その敵に殺された相手は、ゾンビとしてよみがえるのである。閉鎖されたテーマパークの中で、女子高生7人の、生き残りをかけた壮絶なリアル・サバイバルゲームが始まる!
マグロ船に乗って1年、借金を完済した常次朗(与座嘉秋)は自分を罠にはめた憎き猫本(高杢禎彦)への復讐を果たすため、同業の日掛け金融・新撰リースへと就職する。社長の近藤(遠藤憲一)、先輩の長倉(IZAM)らの指導のもと、日掛け金融の世界に少しずつ馴染んできた常次朗に最大のチャンスが訪れる。婚約者の捺子(愛川ゆず季)が働いているクラブに猫本が客として現れたのだ。捺子の協力のもと、猫本が経営する徳政ファイナンスの顧客名簿のコピーに成功し、次々と猫本の顧客に営業をかけ新撰リースへと借り換えさせていく。しかし顧客名簿がコピーされたことに気づいた猫本は、コピーしている捺子が映ったテープを持っていると話し、警察に訴えない代わりに2000万円の損害賠償を要求してきた。常次朗は再び借金地獄にはまるのか!?
服部常次朗は福岡でバーを経営しているが、店は連日閑古鳥が泣く始末。日々の生活費を捻出するのも困難な状況で、日掛け金融に手を出していた。今日もまた取り立て屋の猫本が店にやってくるが1日6千円の返済も出来ず、火の車を通り越して大炎上寸前。この借金地獄から脱出するため、常次朗はバーを閉めて新たに風俗店を開業する決意をする。常次朗の心意気に、猫本は資金面も含めて風俗店開業を全面的にバックアップすることを約束する。常次朗は猫本の好意を喜んで受けることにする・・・、その好意こそ・・・、脱出不能な借金大地獄にはまり込む猫本の罠とも知らずに・・・。
新宿に龍平(魔裟斗)が戻ってきた。かつてボクサーだった龍平は、正当防衛ながら喧嘩で人を殺してしまい、行き場のない焦燥感を抱えていた。目的を失った龍平は、街をさ迷い敵を見つけ、渇きを癒すかのように戦い続ける。小ぢんまりとしたバーを経営する吾郎(澤田謙也)もまた、売られた喧嘩は買わずにはいられない新宿に巣食う獣の一匹だった。吾郎の店にかようアヤ(内藤陽子)は刺激に飢え夜の街を住処としていた。キャッチのバイトという多少危険な仕事をやるのも刺激を求める手段であった。ある日、アヤと龍平が偶然に出会ったことをきっかけに、互いに接点の無かった竜平と吾郎が共通の事件に巻き込まれていく。今、新宿を鳴動させる戦いが始まろうとしていた。闘い続けるより他に生きる術を知らない男たちが一人、また一人と集結する!
責任を取ってください!!宮田夏美は夫と離婚、女手1つで5才になる息子を育てている。職場は製菓会社の「お客様相談室」。日々かかってくるクレーム処理に追われている。ある日、夏美はある一本の電話を受ける。受話器の向こうから聞こえる女のすすり泣く声。女は「流産したのはお宅のドリンクを飲んだせいだ」という。実は会社が紅茶の成分表を偽っていた。夏美には思い当たる節があるものの、会社からの圧力を前に電話の相手のクレームを認める訳にはいかない。マニュアル通りに受け答えをし、電話を切る。明くる日、夏美はニュースを見て驚愕する。本社ビルから流産を苦にした女が飛び降り自殺したのだ。もしかしたら昨日の女ではないか。それを機に、『お客様相談室』の職員達に奇妙な電話がかかってくるようになる。受話器の向こうから聞こえる女の囁く声。その電話を受けた人は必ず死へと追い込まれていく・・・。一人、また一人。女の呪いを解く方法は・・・。やがて女の呪いは夏美の元へと忍び寄る。
私はお客様なんですからぁ!!製菓会社「お客様相談室」でクレーム処理を担当する継村尚人。日々かかってくる理不尽なクレームに臆する事無く、毅然と対応する姿は社内でも一目置かれている。ある日、継村はナイトウと名乗る男から奇妙な電話を受ける。明らかに苛立った様子で「ミネラルウォーターに虫が混入していた」という。これまで通り真摯に対応するが、ナイトウには全く通用しない。やがて、怒りの矛先は継村の生活圏内へ。悪質なストーキング行為が始まる。決して姿を見せることのない相手に翻弄され、追いつめられていく継村。謝っても・・・、怒っても・・・、ナイトウの手は緩まない。やがて、継村の身に危険が忍び寄る。
今や国民的人気を誇るK-1 WORLD MAX 2003世界王者・魔裟斗が自ら企画に参加する、”キックボクシングとロックミュージックを融合させた革新的イベント”「Wolf Revolution/ウルフレボリューション」。魔裟斗自ら”原点”と呼ぶこのイベントでの魔裟斗の試合映像を、彼の解説とともに完全収録。また、魔裟斗の独占インタビューを収録。「魔裟斗のこだわり」をキーワードに、”生き方~LIFE””衣~FASHION””食~FOOD””住~HOUSE””遊び~PLAY””強さ~STRENGTH”に関して激白!普段はめったに見せない素顔も垣間見ることができる、ファンのみならず気になるインタビュー映像を収録。さらに、「Wolf Revolution/ウルフレボリューション」プロデュサーであるHARUがヴォーカルを務めるロックバンド「STAB BLUE」の”Beast”ミュージックビデオも特別収録。
それが関東のやり方かい、大阪極道の根性みせたれや!悪鬼羅刹と化した大阪ヤクザが“代紋の意地”と“極道の道理”を賭け、死に華咲かす仁義なき抗争。「極道は組がすべてや。ヤクザにだけは惚れたらあかん」。“極道の妻たち”の家田荘子の原作を監督和泉聖治がヤクザの激しさと切なさを大胆に演出し、ヤクザ映画の新しい方向性を骨太に描いた渾身の意欲作。
大ヒットシリーズ『けっこう仮面』最新作が帰ってくる!遂に迎えるシリーズクライマック!おっぴろげジャンプを凌ぐ、超必殺技オマ○コ締めが炸裂!けっこう仮面の正体を暴くべく、血眼になってしおき教師を学園に送り込むサタンの足の爪。そして今回、最強のしおき教師、羅数墓守也(らすぼすや)が指名された。結花千草がけっこう仮面の正体ではないかと確信していた高橋真弓は、更衣室で千草の全裸姿を見て唖然とする。彼女とけっこう仮面のアソコのヘアーが微妙に違うのだ。「けっこう仮面は2人いる?」そんな疑念も持つ真弓に近づく羅数は彼女を失神させ、しおきルームでのおでん拷問で真相を吐かせる。結花千草、夏綿けい子、面光一は、この3人がもうひとりのけっこう仮面と疑わないサタンの足の爪により急遽召集される。果たしてけっこう仮面の正体は明かされるのだろうか?
スパイシーに生きろ!!一瞬の証を求めて男たちは闘う。一匹狼の殺し屋・龍也は、香港でヤクザの組長を暗殺する際、頭部に一発の銃弾を受けてしまう。摘出手術は不可能と告げられ、脳に銃弾を宿したまま、ただ死を待つ身となる。その上、銃弾の影響で龍也の目には全てが白黒にしか見えなくなっていた。希望を失った龍也は、ある日偶然にも銀行強盗の現場に遭遇する。強盗たちの様子を目の当たりしたその瞬間、なんと龍也の目に映る世界が色付いたのであった。妊婦との身代わりに人質となった龍也は、彼らに意外な申し出をする・・・。「俺を仲間に入れてくれ。金はいらない。」強盗団に加わった龍也は、非合法のムエタイボクシングの会場で一人の男・ジョーと出会う。言葉も通じず互いを知らないまま、心に傷を持つ者同士が不思議な友情を深めていく。それは殺し屋として孤独に生きてきた龍也にとって初めての感情だった。しかし、そのジョーこそが龍也たち強盗団を追い続けている警察官だったのだ・・・・。そして、男たちは一瞬の証を求めて火花を散らす!
なんとなくワケあり気で、なんとなくヤバイ奴らが織り成す!!耽美と官能と衝撃の乱歩ワールド、ストイックでエロティックな愛の世界が花開く。美貌の人気作家今野佳子の担当となった倉田真理の仕事は、佳子に新作を書かせることであった。若くして華々しいデビューした佳子は、ここ数年新作どころかエッセイすらかいていない。真理が勤める出版社の新人賞に応募したことが佳子のデビューのきっかけで、作家志望だった真理はその賞に応募した過去があり、彼女にとって佳子はまさに憧れの存在であった。佳子は大御所作家の大河内俊作の弟子をしていた。弟子といっても実は、大河内の変態プレイの相手をしているだけだったという…。変わり者の大河内に耐えられなくなり、担当編集者まで失踪してしまうくらいであった。そして、出版社の屋台骨であった大河内自身までもが突然失踪してしまい、文芸誌の連載の穴を埋めるべく、美人の佳子を小原が抜擢したのだという。小原の狙いはまんまと当たり、若手の美貌作家として大河内以上の人気を得るようになったのだった。佳子の才能を昔から知るその先輩は、佳子にゴーストライターが付いているのではと疑問を抱いていた…。そして、真理は佳子の家に通うようになり、一人暮しの佳子の家で、佳子と自分以外の人間がいるのではないかと感じ始める…。
仮面を、つかまえろ!益々ゼッコウチョー!エンタの女王様、けっこう仮面、只今参上!東大合格率100%を誇る名門の塾、スパルタ学園の名物は“しおき”だ!落ちこぼれの塾生たちがはりつけにされて受ける辱めの数々。それもこれも、全て学園長であるサタンの足の爪の仕業である。仕置の邪魔をするけっこう仮面に煮え湯を呑まされ続けるサタンの足の爪は、なんとかしてけっこう仮面の正体を暴いた者に究極のアイテム『サタンのお墨付き』を与えると発表する。そのアイテムを手にしたものは、どんな有名大学でも無試験で合格できる。狡賢井助平(ずるがしこいすけべい)も『サタンのお墨付き』を狙う塾生のひとり。彼が睨んだのは学園きっての優等生、面光一。彼は男ながら、なにやら女っぽさを漂わす。面をつけた狡賢井はとんでもないものを見てしまう。それは、面のおっぱい?!桑江手蕪朗(くわえてかぶろう)、武地宇津造(むちうつぞう)、蛾態太(がたいふとし)といったしおき教師とけっこう仮面のお色気対決も益々絶好調のシリーズ第6弾!
わたしだけの、時間を、あなたへ。雪(イップ・メイシュ)は天性の明るさをもつ聴唖者だった。聴くことはできるが、喋ることはできない。彼女は愛する人との結婚式直前に突然、死んでしまう。何も知らない婚約者キットの前に彼女は現れる。マイケルというあの世の天使に見初められた彼女は三日間だけという約束を交わし、この世に戻されていた。そうして以前と変わらぬ生活を続ける中で、雪はマイケルの助けを借り、ビデオカメラに想いを残し続ける。子供病院のボランティアを続ける彼女は白血病と闘う康ちゃんと出会う。達観したような強さと明るさをもつ康ちゃん、彼に雪は心を励まされるが―。式を前に忙しく働くキットはその優しさと才能から、上司であるエヴァからも尊敬され、また恋心すら抱かれていた。やがてエヴァは想いだけをキットに伝える。決して忘れられない想いを雪の命を通して描く、奇蹟のラブロマンス。エリック・ツァンの息子としても知られる香港俳優のデレク・ツァン、タヒチ出身、香港の大人気歌手で女優でもあるエラ・クーンが共演。アジアの感性に響く“純愛”ラブロマンス!一押しです!!
今度のしおきは大ハード!頭隠して、身体隠さず。正に裸一貫のヒロイン、けっこう仮面見参!東大合格率100%を誇る名門の塾、スパルタ学園の名物は“しおき”だ!落ちこぼれの塾生たちがはりつけにされて受ける辱めの数々。それもこれも、全て学園長であるサタンの足の爪の仕業である。爆乳女子高生の高橋真弓はテストで点が取れず芦草沸芽(あしくさわきが)の臭~いしおきを受けていたところ、けっこう仮面が現れて彼女を救出する。激高したサタンは芦草を抹殺して、新たな仕置き教師の居合抜男を送り込む。抜男の使命はけっこう仮面の正体を突き止めること。けっこう仮面が学園内にいると踏んだ抜男はけっこう仮面同様グラマラスな女子生徒を集めて女教師の夏綿に身体検査を行わせた。マジックミラー越しにその様子を見る高橋と抜男。結城千草の番になり抜群のボディがさらけ出されると、高橋はちょっとした反応を見せる。しかし、抜男はけっこう仮面の正体が夏綿ではないかと思い込み、彼女のもとへ“しおき”の影が次第に忍び寄る。
増殖は終わり、破滅が始まる。恋人の尚子(あびる優)を目の前で何者かに殺された梅原一樹(八戸亮)は精神的に強烈なダメージを受け、カウンセリングに通いながら社会復帰を目指していた。目の前で殺されたとは言え、一樹に事件の定かな記憶はない。そもそも、尚子の死体すらなく、警察は事件そのものの存在すら認めていない。しかし、一樹は尚子の遺骨の一部を形見として持っている。確かに尚子は死んだのだ。自分自身でも症状の改善が著しいと感じた一樹は、社会復帰をして働くことにする。一樹が就職した先はマネキン工場であった。工場長の藤田(菅原大吉)に先輩工員の岸田(三浦誠己)を紹介された一樹は、彼から仕事を教えてもらうことになる。ある日、藤田に「会わせたい人いる」と工場の別棟に連れていかれた一樹は、そこで信じ難いものを目にする。会わせたい人は、尚子と瓜二つなのであった。彼女の名は富江(あびる優)。藤田も他の工員も富江の魔性に取り憑てしまっている。その魔性の瞳で一樹を彼ら同様に自分の虜にしようとする富江だが、一樹の脳裏によぎる尚子の残像が富江を受け付けようとしない。逆に過剰なまでの拒絶反応を示してその場から立ち去ってしまう。男からそのような態度を受けたことのない富江は、必ず一樹を虜にするという強い思いを抱く。富江は一方である女性を藤田と工員の大城(長江英和)に探させていた。その女性は岸田と一緒に暮らしていて、また彼女も富江を探していた。その女性の名も、トミエ(松岡恵望子)…。2人とも左目の下に小さなホクロが…。2人の富江?富江が同時に増殖を始めたのか?
彼と出会ったあの日を、私は今も生きている!!愛してはいけない、忘れたいのに忘れられない、二十年越しの片思い。切ない大人の純愛を再び-----幼い頃から想い続ける男性は、妹の夫・・・。渡辺淳一の傑作短編小説が遂に映画化。十七歳の夏、渡した壺を持つ手が触れ合い、朋代(小島可奈子)は雄介(いしだ壱成)に恋をする。そんな朋代の気持ちを知らないまま大人になった雄介は、朋代の妹、愁子(佐藤藍子)と結ばれる。彼への想いを封印した朋代だったが、愁子は乳がんに侵され、若くしてこの世を去ってしまう。愛する妻の遺言通り、雄介は愁子の遺骨から美しい壺を作り上げ、いつもそばに置いていた。落ち込む雄介の支えになりたい朋代だったが、亡き妹の壺の傷が涙に見え、罪の意識を感じてしまう・・・。
幸せってごっつシンプルでナイスやで!!みんな、真剣やから笑わんといてください!大阪の下町で暮らす久保家。3人の息子を抱え、一家の大黒柱となっているのは、働き者のお母ちゃん、房子(松坂慶子)。お父ちゃん(間寛平)が突然が突然亡くなり、四十九日も済まないうちに、お父ちゃんの弟と名乗る叔父さん(岸部一徳)が転がり込んでくる…が、なぜかすんなりと受け入れる天真爛漫でのんきな房子。こうして5人の奇妙な家族生活が始まる。シェイクスピアの”ハムレット”のような複雑な家庭環境に加えて、兄弟は深刻な悩みを抱えている。中3の長男は、恋する年上のファザコン女性に「私のお父ちゃんになってほしい」と言われ困惑する。ヤンキーの次男は、自分が例えられた”ハムレット”が近所のペットでないことが解決したものの、ふと自分の顔がお父ちゃんに似てないことに気づき、家族と人生について悩みだす。小学生の三男は、将来の夢を聞かれ、「女の子になりたい」と大宣言…。
世界の中心から愛を叫べ!!マングリフォン音楽学院。音楽をこよなく愛する乙女たちは、オーケストラに憧れて日々研鑚していた。しかし、そんなエリート音楽学校とは世を欺く仮の姿であって、その裏には重大な犯罪”悪徳地下組織”が隠れているのだった!四方を海に囲まれた小さな島で、一体何を企んでいるのか・・・。ヌンチャクが炸裂!おっぴろげジャンプが爆裂!姉さんの肢体が猛烈!が、悪徳学院長の”秘技・傀儡(くぐつ)オペラ”も手強いぜぃ!危うしけっこう仮面!対する姉さんは”おっぴろげオペラ”で応戦!一糸まとわぬ姿でおっぴろげタップを披露する姉さん・・・。エレキギターをかき鳴らすロッケンロールな姉さん・・・。彼女の心に、愛と正義の炎が燃え続ける限り、君はそれを見届ける義務がある!さぁ、けっこう毛だらけな熱き声援を姉さんに!
誰も知らない、知ることはできない。鋼鉄のベールに包まれた組織がいま、その姿を現そうとしている。各地で続発する爆発事件。日本の中枢にも爆弾テロの影が忍び寄っていた。一体誰の手によって…、何の目的で…。警視庁公安部に異動となった狩場健は欧州での日本人集団拉致疑惑を追う過程で、アフリカのハキラ共和国が捜査線上に浮上する。しかし、拉致されたのではないかと思われた行方不明の日本人の一人が現れて帰国をする。ところが、帰国者の荷物が東京駅で火を噴く。狩場はCIAのナオミと共に行動し、一連のテロで使用された爆弾が中東のものであることを突き止める。一方、公安の嶋村は、中東のテロリストの隠れ蓑となっている劇団に捜査のために潜入していた。その劇団はアフリカと通じたNPO団体とも関係があることを突き止める。爆弾テロ、集団拉致疑惑、中東のテロリスト、劇団、NPO、そしてハキラ共和国が線上に並んだと同時に、更なる巨大な陰謀が炙り出されようとしていた。
ルールはただ一つ。生き残れ!ニュースキャスターの如月玲奈(楠城華子)は、大学の同級生だったスクープ屋・佐伯から意外な写真を見せられる。数ヶ月前亡くなったはずの妹・渓奈が、二週間前に刑務所向かっていた護送車転覆の現場写真に写っていたのだ。真相を解明すべく、あえて罪を犯して刑務所行きを決意する玲奈。そこでは女囚同士を戦わせ賭けの対象にするという裏社会のゲームが行われていた。セーラー服や婦人警官のコスプレでのバトルを強要される女囚たち。政府関係者、IT企業社長などが不気味で怪しげな地下室に集うのであった。「数名同士で戦い合い、累計十五人殺せば出獄を保証する!」その言葉に一縷の望みを賭け、決死の戦いをする女囚たち。強い者に媚びへつらい生き残る者もいれば、腕力を活かし勝ち抜く者もいる。互いの腹のうちを探り合い、駆け引きをする女囚たち。人間としての尊厳を保ったまま死んでいくか、人間であることを捨て去りマシンとなって生き延びる道を選ぶか…。果たして玲奈は、この絶望に満ちた刑務所から妹の渓奈を連れて出られる日が来るのだろうか?
私を抱いていたのはバブルという名の「虚像」。SEX、カネ、ビジネス…。成功が増幅させる果てしない欲望。欲望が増幅させる転落への甘い罠。田舎から芸能界を夢見て上京した女の子が、一夜にして若きITベンチャーの雄と恋に落ちる。高級ブランド、高級レストラン、高級外車に高級マンション、そして自家用ヘリコプター…。格差の広がる現代社会において、彼女が目にしたものは正に「勝ち組」そのもの。しかし、彼女が目にしていた本当のものは、砂上の楼閣の正に「虚像」であった。「負け組」に明日はない。「勝ち組」にも明日はない?!女と男に待ち受けていたのは、ITバブル崩壊がもたらした残酷なまでの結末だった。『極道の妻たち』シリーズ 家田荘子ベストセラー、映画化最新作!現役アイドル三津谷葉子が体当たり演技で挑んだ、エロティック・サクセス・ストーリー。
こいつらハンパじゃねぇ!未だかつて誰も観たことのない、究極の忍者アクションが誕生する!全人類をコントロールできる、奇跡のワクチンが封じ込まれた「箱」をめぐって、忍者一族が激突!いかなるウィルスにも抵抗できる、奇跡のワクチン。これを15年間かけて発明した菊地博士が虎大介(魔裟斗)率いる、甲賀忍者衆に殺害された。その命令を下したのは、全人類をコントロールする野望を持つブライアン(レイ・チーホン)。だが、ワクチンは「箱」に封じ込められ、その開け方は博士本人しか知らなかった。だが、青年コピー(ウォン・ジーワー)が、「箱」を開ける「鍵」となる人物であることを知ったブライアンは、虎大介にコピーの生け捕りを命じる。一方、殺された菊地の弟子だった伊賀流女忍者の響(白田久子)も、ワクチンが悪用されないように、博士の遺言どおりコピーの殺害をもくろむ。さらに、隠居生活を送る、伝説の伊賀流忍者、芭蕉(エディー・コー)は、コピーを助けるよう、愛弟子の女忍者シウリン(ホアン・シェンイー)に使命を与える。全人類の運命を握る「箱」とコピーを巡り、3人の若き忍者たちの闘いがはじまる。
飼われるという感覚が、少女の孤独を埋めていく。高校生の愛(伊藤かな)は、東京の片隅に母親と二人きりで暮らしていた。父親は女をつくりどこかへ消え、母親はお酒に溺れ、愛を顧みる者は誰もいなかった。修学旅行先で訪れた香港でも友達のいない愛はたった一人で深夜の繁華街をさまよっていた。歩きつかれた愛はタクシーに乗り、帰ろうとするがタクシーは繁華街から離れ郊外へと車を走らせていく。そして寂れた一軒家の前に止まると愛を無理やり家に押し込み、広東語で怒鳴り散らし服を脱げと命令する。一方、失踪を知ったクラス担任の橋本(竹中直人)は単身香港にのこり愛の行方を捜すのだった・・。香港の片田舎に監禁された愛は、言葉の通じないボウ(トニー・ホー)との生活が始まった・・。
この都市伝説に、逃げ場はない!親友同士の水谷菜月(岩田さゆり)と中島玲子(仲村みう)たちは、学校で友人たちと、”テケテケ”の噂話しで盛り上がっていた。「夜に赤い物を持っていたり、身につけたりして踏切を渡ろうとすると、テケテケ、テケテケって変な音がして、後ろを振り向くとテケテケがいる」、「違う、違う、踏切じゃないよ、電車の歩道橋だよ」、「それって呪文を唱えれば助かるんじゃなかったっけ?」。玲子は、性格のキツさから、友人の間では避けられていた。ある日、文化祭委員の玲子が、打ち合わせに参加しない刀根エリカ(松嶋初音)を注意したことから、エリカたちに無視されるようになる。ただ菜月だけは、今までどおり親しく接していた。しかし、エリカたちが玲子の財布を盗んだことをきっかけに、玲子の様子がおかしくなる。玲子ににらまれた者は、必ず死ぬのである。しかも、上半身と下半身が切断されて・・・。菜月は、玲子の異変に"テケテケ
この都市伝説に、逃げ場はない!大橋可奈(大島優子)のクラスメイトである関口綾花(西田麻衣)が、下半身のない死体で発見された―。この事件を機に、学校では”テケテケ”の話しで持ちきりである。この噂は、可奈の耳にも入ってきた。”テケテケ”を見た者は、72時間以内に必ず死ぬ。可奈は、都市伝説について調べるため図書館へおもむくが、そこで偶然、可奈の従兄弟であり、女子大生の平山理絵(山崎真実)と出くわす。理絵は、大学の心理学科に通い、都市伝説に関する卒業論文をまとめていた。理絵の話によれば、”テケテケ”のルーツは、兵庫県の加古川で、戦後間もなく起こった女性の鉄道投身自殺にあるという。2人は早速、加古川へ向うことにする。加古川で2人は、地元の大学を訪れ、理絵の教授から紹介された行方教授(螢雪次朗)と助手の武田慎(阿部進之介)から鉄道投身自殺した”カシマレイコ”という女性について話を聞く。許された時間は72時間。そう、可奈は”テケテケ”を見てしまっていた・・・。