第十二話「灯の中の対話」アンサーテープを作る会社で秘書兼役者として働いている女。ビデオの中の笑顔とは裏腹に、心の中には深い絶望が拡がっていた。次第に一方通行だった関係が逆流し、心の闇が解き放たれてゆく。ビデオの中に受身から転身した女の姿があった・・・・・。 第十三話「小夜子の恋」父の死の報せを受け、一度は捨てた家に戻った青年。そこで血の半分繋がった妹と再会する。時間の止まった場所で、青年は妹の一途な想いを受け止めることを決意する。だが、そこには悲しい真実が隠されていた・・・・・。 第十四話「できごと・・・」棺桶屋の男と女が土蔵の中に閉じ込めている極端に光を嫌う青年は、吸血鬼・・・・・。その命の酒を飲んでしまった男と女は、互いの血を吸いながら永遠を生きなければならなかった。妖しくも切ない男女のラブストーリー。第十五話「紐」子供たちに袋詰にされ、川に流された男が流れ着いた場所は、「何処にも行けない」人たちが住む山あいの村だった。男が仲良くなる腰から紐の生えた少女は、山の彼方の東京へ行きたいと願っていた。男は少女と一緒に村からの脱出を試みるのだが・・・・・。
新宿に龍平(魔裟斗)が戻ってきた。かつてボクサーだった龍平は、正当防衛ながら喧嘩で人を殺してしまい、行き場のない焦燥感を抱えていた。目的を失った龍平は、街をさ迷い敵を見つけ、渇きを癒すかのように戦い続ける。小ぢんまりとしたバーを経営する吾郎(澤田謙也)もまた、売られた喧嘩は買わずにはいられない新宿に巣食う獣の一匹だった。吾郎の店にかようアヤ(内藤陽子)は刺激に飢え夜の街を住処としていた。キャッチのバイトという多少危険な仕事をやるのも刺激を求める手段であった。ある日、アヤと龍平が偶然に出会ったことをきっかけに、互いに接点の無かった竜平と吾郎が共通の事件に巻き込まれていく。今、新宿を鳴動させる戦いが始まろうとしていた。闘い続けるより他に生きる術を知らない男たちが一人、また一人と集結する!
美形でグラマー、生徒会の副会長を務める優等生のナナと、Hなことばかり考えている童貞男子のカオルは、家も隣り同士の幼なじみ。少しずつオトナの女性へと成長を遂げていくナナを、遠くから憧れの眼差しで見るだけだったカオルだが、ふとしたことがきっかけで、ナナの“秘密の息抜き”を手伝うことに。その“息抜き”とは、SMプレイだった・・・。初めは戸惑いを隠せないナナだったが、徐々にこの“息抜き”にハマっていく。高校2年生の春休み。ナナは転勤した日本史の富島先生に誘われ、信州南学園の生徒会メンバーと一緒に長野のパワースポット巡りをすることになり、同行するみんなに隠れ、2人は“秘密の息抜き”を始める・・・。
「私、変態になっちゃうんだ・・・」。才色兼備の女子高生が幼なじみとSMにはまっていく・・・。実写化困難と言われた話題のコミックがついに映画で実現!美形でグラマー、生徒会の副会長を務める優等生のナナ(永瀬麻帆)と、Hなことばかり考えている童貞男のカオル(栩原楽人)は、お隣さんの幼なじみ。少しずつオトナの女性へと成長を遂げていくナナへの想いを抱くカオルの夢は、ナナにボンデージの衣装を着てもらうこと。そんな叶うはずのない妄想に明け暮れるカオルだったが、運命のイタズラなのか、なんと目の前に突如としてボンデージを着たナナが・・・。でもどうして?ふつふつと湧き上がるカオルの「S」魂。そして意外にもその世界に今にも堕ちてしまいそうなナナの「M」気質・・・。そして、誰にも言えない二人だけの秘密の時間が始まる。