原因不明の激しい発作に苦しむ少年ヒジュン。“黒い修道女”と呼ばれるシスター・ユニアは、彼の症状が凶悪な“十二悪魔”の仕業だと主張し、悪魔祓いの実施を求める。しかし担当医のパク神父は「悪魔の憑依など存在せず、複数の精神疾患が重なったものにすぎない」と一蹴する。薬物治療も心理療法も効果を示さないまま、ヒジュンの症状は日に日に悪化。追い詰められたユニアは、自ら悪魔祓いの儀式を行う決断を下すのだが…。
1949年、国民党と共産党の対立が激化すると、内戦状態に陥った中国から脱出しようと、台湾へ向かう大型客船「太平輪」に定員を遥かに超える1,000人もの乗客が殺到。チェン、ザークン、ターチンはそれぞれ違う目的で乗船し、それまで互いを知ることの無かった3組の男女の運命が交差する――
1945年、日中戦争で英雄となった国民党の将校レイ・イーファンは、上海の舞踏会で令嬢ユンフェンと結ばれるが、中国の内戦が勃発し結婚生活に危機が迫る。日本統治下の台湾で医学を学ぶザークンは軍医として召集され、初恋相手の雅子と引き離されてしまう。上海で消息不明の恋人を探していた看護師ユイは、食糧配給を得るため兵士ターチンと夫婦を装う。だが、死と隣り合わせの戦場に向うターチンは彼女を本気で好きになっていく…。