新宿に龍平(魔裟斗)が戻ってきた。かつてボクサーだった龍平は、正当防衛ながら喧嘩で人を殺してしまい、行き場のない焦燥感を抱えていた。目的を失った龍平は、街をさ迷い敵を見つけ、渇きを癒すかのように戦い続ける。小ぢんまりとしたバーを経営する吾郎(澤田謙也)もまた、売られた喧嘩は買わずにはいられない新宿に巣食う獣の一匹だった。吾郎の店にかようアヤ(内藤陽子)は刺激に飢え夜の街を住処としていた。キャッチのバイトという多少危険な仕事をやるのも刺激を求める手段であった。ある日、アヤと龍平が偶然に出会ったことをきっかけに、互いに接点の無かった竜平と吾郎が共通の事件に巻き込まれていく。今、新宿を鳴動させる戦いが始まろうとしていた。闘い続けるより他に生きる術を知らない男たちが一人、また一人と集結する!
それが関東のやり方かい、大阪極道の根性みせたれや!悪鬼羅刹と化した大阪ヤクザが“代紋の意地”と“極道の道理”を賭け、死に華咲かす仁義なき抗争。「極道は組がすべてや。ヤクザにだけは惚れたらあかん」。“極道の妻たち”の家田荘子の原作を監督和泉聖治がヤクザの激しさと切なさを大胆に演出し、ヤクザ映画の新しい方向性を骨太に描いた渾身の意欲作。
法律を守るだけが正義やない、時には人のために法を破ることも必要なんや…!警察庁から大阪・新世界署に赴任してきた真上は、警察らしからぬ雰囲気に加え、貧乏人がバカを見るようなことがなければ大抵のことは見過ごすというこの署の方針に呆気にとらえる。さらに、署内も街も変わり者がゴロゴロ!むっちりボディの胸キュン刑事、余命短いシンナー中毒者、とっても素直な穴売り娘…。