監督・脚本は映画「ソングドリーマーズ☆」で王道青春サクセスストーリーを挑戦的切り口で表現した櫻井信太郎監督。キャストには、乃木坂46を卒業した市來玲奈が、卒業後早くもヒロイン二作目となる佐伯小夜を見事に演じ、その小夜が恋心を寄せているイケメン予備校生・風間亮役を、ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」や「手紙」にて人気を博す廣瀬大介が演じています。その他、実力派俳優のいしだ壱成、多くの作品で二枚目を好演してきた黒田アーサー、舞台演劇にて「劇団誠」の座長を務め、女形としても定評がある松井誠。そしてドラゴンボールZのベジータ役など声優として数々の実績が知られる堀川りょうといった錚々たるベテラン勢が「さざ波館」を舞台に様々なドタバタ劇を魅せる。
杉野諒一は小学四年生。九州最後の炭鉱の島・池島にたった一人で住んでいる。母の故郷である池島に来たのは一年前。しかし母は嵐の夜から行方不明になっていた。ある日、諒一はランドセルの中から石炭を見つける。3000グラムの石炭を「諒一の分」といっていた母。きっと母は島に戻ってきているに違いない。諒一は友人と一緒に立入禁止区域に入っていく。そこで大きな試練が待っていることも知らずに…。こうして一夏の「小さな島の大きな冒険」が始まった。
ほのかは2010年5月5日に24歳になる。24歳は母・葉子が事故で死んだ年齢。24歳であり続ける母と同じ年になることをほのかは不安に思っていた。ほのかは母が死んだときに近くにいなかった父・耕太郎と仲が悪い。しかしかつて耕太郎が進むことも戻ることも出来ない三つの選択をさせられたことを謎の紙芝居師から告げられる。深い葛藤へと落ちるほのか。ほのかはどのようにして24歳になるのか?そして最後に経験する愛の奇蹟とは?