海辺の町に暮らす高校生・灰野勝彦は、同級生の玲子と交際しているが最後の一線を越えさせてもらえず悶々とする日々。そんな勝彦の家に、突然風変わりな高校教師・伊沢が下宿人として現れる。はじめは警戒しつつ徐々に伊沢と距離を縮めてゆく勝彦と、2人に嫉妬心を燃やす玲子。そして伊沢は誰にも言えないある秘密を抱えていた。複雑に絡み合う3人の感情は、やがて思いも寄らない未来へと転がり始めてゆく――。
かつて青春時代を過ごした町・銀平町に帰ってきた一文無しの青年・近藤は、ひょんなことから映画好きのホームレスの佐藤と、映画館“銀平スカラ座”の支配人・梶原と出会い、バイトを始める。同僚のスタッフ、老練な映写技師、個性豊かな映画館の常連客との出会いを経て、近藤はかつての自分と向き合い始めるが……。
若くして小説家デビューするも、その後は鳴かず飛ばず、同棲中だった恋人にも去られ、鬱屈とした日々を送る慎一(山田裕貴)。そんな彼のもとに、友人の元妻、裕子(松本まりか)が、幼い息子アキラを連れて引っ越してくる。慎一が恋人と暮らしていた一軒家を、離婚して行き場を失った2人に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きするという、いびつな「半同居」生活が始まるのだが…。
理系大学院生・前田アイコ(松井玲奈)の顔の左側にはアザがある。幼い頃、そのアザをからかわれたことで恋や遊びには消極的になっていた。しかし、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにしたルポ本の取材を受けてから状況は一変。本の映画化の話が進み、監督の飛坂逢太(中島歩)と出会う。初めは映画化を断っていたアイコだったが、次第に彼の人柄に惹かれ、不器用に距離を縮めていく。しかし、飛坂の元恋人の存在、そして飛坂は映画化の実現のために自分に近づいたという懐疑心が、アイコの「恋」と「人生」を大きく変えていくことになる・・・。
とある孤島で生活をする二人の男と一人の女。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送り、安住の地へ行ける日に思いを馳せていた。3人は本名を捨て、男の1人(磯村勇斗)は「オペレーター」、女(北村優衣)は「副議長」、もう1人の男(宇野祥平)は「議長」と名乗り、互いにそう呼び合っている。笑顔を表す顔文字のようなものがプリントされた揃いのTシャツを着て、毎日決められた「プログラム」に従って、規則正しい生活を送っていた。起床すると地面に腰を下ろし、それぞれの脚を伸ばし三角形を描くように足裏を合わせ瞑想。その後、簡素な朝食を囲み、それぞれ昨晩に見た夢の内容を報告しあう。かと思えば、今度はお互い頭に浮かんだ記号をホワイトボードに書き付け、そのイメージが通じ合っているかを確かめるテレパシーの実験のようなことを始め出す。
漫画家・町田亜子(山本奈衣瑠)と週刊誌記者の広重(毎熊克哉)は離婚間近の夫婦。広重は同僚の真実子(手島実優)と浮気中で、亜子は編集者の松山(井之脇海)と体の関係を持ち、夫婦関係は冷え切っていた。2人は飼い猫カンタをどちらが引き取るかで揉めていたが、その矢先、カンタが家からいなくなってしまい……。
古本屋の店主・多田(瀬戸康史)は、昔のバイト仲間、一花(さとうほなみ)のことが忘れられない。その古本屋には、女子高生・岬(河合優実)が通い、多田に一途に求婚してくる。一方、亮介(中島歩)と婚約中の一花。結婚式の準備に追われる彼女は、亮介とウェディングプランナーの美樹(向里祐香)が男女の関係になっていることを知らずにいて……。
江梨子(神咲詩織)は製薬会社で働く夫・誠一と二人暮らし。夫・誠一は社内不倫中で帰りの遅い日も多く、江梨子は薄々気づいていた。夫の浮気疑惑で悶々としていた江梨子は、自宅でチャットレィディとしてエリー(ハンドルネーム)に変身する事で、日常を忘れストレス発散する。コスプレ女子高生、またはナースとしてエリー(江梨子)は自慢の豊乳プレイでリクエストに応えて、ファンも増え、チャットは過激なプレイで盛り上がっていた・・・。ある日 夫・誠一は酔っ払って、部下・春山を連れて帰宅した。酔った誠一の悪ふざけで、江梨子の胸元をちらりと見てしまった春山は、見覚えがある2つのホクロを見つけた。それはチャットで見たエリーと同じ箇所にあるホクロだった・・・。
明日から夏休みの午後の学校。いじめられっ子の男子生徒と女性教師が、うっかり体育倉庫に閉じ込められてしまう。夏休みともなれば、いつ外に出られるかは定かではない。襲いくる猛烈な厚さに汗ばむ体と、激しい渇き。それはやがて密室で過ごす2人の、生徒と教師という当たり前の力関係に少しずつ変化を生じさせてゆく・・・。
小さい頃から奈々ちゃんにとって、人が食べているもの、大事にしているものが何よりも素敵に見えた。大人になってからも彼女は相変わらず。奈々ちゃんにとって一番魅力的なのは「真剣に誰かを大事にしている男性」だった。そんなわけで、せっかく就職した大企業も上司との不倫が原因で退職。新たに見つけたバイト先のコンビニでも、真面目に働く店長の左手の薬指に指輪を発見して・・・。
夫とその愛人を殺して逃げ出した夜、果純は突然車にはねられる。車を運転していた容一は、同乗していた後輩・鎌田に言われるがまま、ぐったりと動かない果純を地中深く埋めようとするが、果純は死んでいなかった。行くあてのない果純を自らの家に招き入れる容一。そこから「殺人犯」と「ひき逃げ犯」の奇妙な同居生活が始まる。
生花店を営む葉香は心優しい夫の春樹と2人、穏やかに仲睦まじく暮らしていた。しかし、葉香はしばしば出会い系サイトを利用し、見知らぬ男を夫婦の寝室に招き入れ関係を持っている。夫婦仲は良好。それなのになぜ・・・。葉香が男たちと交わる時、クローゼットからは、夫の春樹がその姿をひっそりと見守っている。一見倒錯して見える2人の関係。だがその裏には、夫婦が育んできた切なくも美しい愛と官能の物語が隠されていた。
一説には軍事機器の部品を作っているのではないかとも噂される、うさん臭い工場に勤務する冴えない中年男・サバオ。友人もおらず、当然恋人もいない。唯一の生きがいは、毎日彼の帰宅を家で待つ妹のミクだけ。優しく可愛らしい、パーフェクトな妹・ミク。そんな彼女との暮らしに大きな幸せを感じるサバオ。しかし、幸せと同時に膨らみ続けるミクへの思い、それは決して兄妹には許されることのないものだった。
葉子は男性恐怖症の地味なOL。しかし最近どうも体の調子がおかしい。しっかりと睡眠を取ったはずなのに、勤務中に強烈な睡魔に襲われたり、毎日異常な倦怠感を感じている。そんなある日、葉子は突然見知らぬ男に声を掛けられる。「君のことをもう一度抱きたい」と男に迫られ、その場を逃げ出す葉子。やがて葉子は、自分が眠った真夜中に別の人格=ヨーコが、男たちと一夜限りの関係を楽しんでいることを知る。
麻夕(あやみ旬果)は会社員の夫と、認知症の義父との三人暮らし。向かいのアパートに住む生島(独身)はうだつが上がらない、その日暮らしの生活を送っている。生島はある日、粗大ゴミに古い扇風機を捨てる美しい人妻(麻夕)を見つけた。彼はその扇風機を部屋に持ちかえり、修理して使いはじめた。それから、次第に向かいに住む麻夕の生活を覗き見るようになる。ある日、外出した彼女の後をこっそりつけて行くと、怪しい風俗店に辿り着いた・・・・。
21歳の女子大生・美雪は、浪人生・間宮清彦の家庭教師として働き始める。間宮家は姉・智子と清彦の2人暮らし。取り立てて裕福には見えないが、どこか胡散臭さを感じながらも、間宮家に通い始める美雪。しかし清彦は美雪を性の対象としか見ておらず、ある日の授業中、自分で調合した怪しげな睡眠薬を飲ませ美雪を眠らせてしまう。しかし、そこに智子が帰って来てしまったことで、事態は思いもよらない方向へと転がり始める。
菜緒26歳、主婦。夫と義父と3人暮らし。楽しみといえば、夜中の自慰行為と、浮気した夫へのあてつけで始まった昔の上司との不倫関係。淡白な夫に比べ義父は優しいが、最近どうも様子がおかしい。深夜、台所で小便をしようとしたり、菜緒の入浴中に脱衣所へ入ってきたり。しかし、ある日、偶然義父の日記を読んでしまい、それらがすべて確信犯だったことを知ってしまう。そして、義父が菜緒の不倫を知っていたことも・・・。
憧れの先輩・ユイを追って映画部へ入った高校生サガミは、怖いものが苦手なのに新しく製作するゾンビ映画の主役に抜擢されてしまう!そして撮影を開始させる映画部だったが、ゾンビ役のエキストラに逃げられてしまい、撮影がストップしてしまう!!撮影資金が底をつきかける中、映画部はエキストラ確保のため、ある秘策を実行に移すのだった…果たして映画は無事完成するのか!?そしてサガミの一方通行の恋の行方は!?
中学生のサガミは、見学に訪れた志望校で見かけた一人の美少女に心奪われる。そしてそのスカートの奥めがけて思わず携帯カメラのシャッターを切ってしまう。罪悪感にかられつつも、その日からサガミは彼女と同じ高校に通うことを夢見て猛勉強し、見事志望校に合格する。そして待ちに待った入学式、校内で道に迷った彼は誤って女子更衣室へ迷いこんでしまう!そんな彼の前に現れたのはなんと、憧れの、あの美少女だった!!
極道社会の頂点へと駆け上がる、それが運命!!女性用ランジェリー・メーカーで働く近藤静也には、実は関東最大の暴力団「新鮮組」の総長というもう1つの顔を持っていた。ある日、ヤクは御法度の新鮮組のシマで草加組のチンピラが覚醒剤を売るという事件が起きる。
最も優しく、最も凶暴で、最もクールなドン 誕生!!女性用ランジェリー・メーカーで働く平凡な社員だが、実は関東最大の暴力団「新鮮組」の一人息子の近藤静也は、暴力団を嫌ってたにも関わらず、関西・胡麻田組の陰謀で父親を亡くして三代目組長を襲名する事になってしまう。嫌々ながら、昼はサラリーマン、夜は組長という生活を始めると・・・。