23歳の誕生日を迎え、仕事に追われる日々に疲れを感じていた人気アイドルの「かすみ」。ある日、彼女の元に見覚えのある風景が写った一通の絵はがきが届く。差出人を求めて幼少期を過ごした沖縄へと旅立った彼女は、不思議な力に導かれるように思い出の入り江へとたどり着く。そこで再会したのは、かつて恋心を抱いていた少年。しかし、その正体は沖縄に古くから伝わる妖精「キジムナー」だった ……。
アキバ育ちのミナノ(滝沢乃南)は、メイドカフェで働きながら歌手を夢見る元気な少女。ある朝、彼女の前に小学校時代の同級生・カナコ(前田綾花)が突然現れる。かつていじめられ、特殊学級に通っていたカナコ。8年ぶりの再会に喜ぶミナノでしたが、カナコの無垢な笑顔の裏には、人には言えない深い心の傷が隠されていた。二人の時間が重なり合う中で、物語は予想外の展開を迎え、切なくも残酷な結末へと加速して行く。
希望ヶ丘女子高等学校の生徒たちは、学園祭の準備に追われていた。放送部の部長、新谷マナミ(森川葵)もその一人だが、マジメすぎる性格ゆえ、3年生が部活を卒業するフィナーレにふさわしい朗読劇の演目をなかなか決められずにいた。そんななか、マナミは放送部の顧問、本西郁美先生(寿美菜子)から、新たに三塚チユキ(門脇麦)が放送部へ入部すると告げられる。チユキはバスケ部でもめて退部になり、1年留年した問題児ではあるが、どこか謎めいた雰囲気を持つ美少女で、同級生の江里口フタバ(新木優子)と禁断の関係を持っていた。マナミとチユキは、部長と部員という関係で徐々にその距離を縮めていくが、いつのまにかマナミもチユキの魅力に惹かれ、気づけばチユキを目で追うようになっていた。喉の具合が悪い時にくれたソーダ味のキャラメル、体操服に着替える時のドキッとした甘酸っぱい気持ち、放送室で二人きりの時にチユキがしてくれたメーク……。そんなひとつひとつの思い出がマナミの心を占領していく。だが、マナミのそばにはいつもマナミを助けて励ましてくれる幼なじみで同じ放送部所属の森野アイ(近藤真彩)がいた……。