監視カメラが屋内外を問わずあらゆる場所に設置され、すべての行動が記録される近未来のアメリカ。ある日、女が目覚めるとそこは病室のベッドだった。記憶を失い、自分の名前すら思い出せない。病院を抜け出すが、待ち構えていた集団に拉致され、アジトへと連れて行かれる。果たして自分は誰なのか?彼らは何者なのか?何の目的で自分を捕えるのか?隙を見つけて脱走に成功し、警察に駆け込む女。身元引受人として現れた恋人を名乗る男に引き渡されるが、その時、自分の首に奇妙な数字の刻印があることに気付く。男の寝室には自分に刻まれた数字が書かれた謎のノートと銃弾入りの拳銃。混乱を深める中、自分と同じく刻印を持つ少女と出会ったことから事態は想像を絶する展開を迎える。
時は第二紀。激化する神々の戦いにより世界は荒廃し、わずかに生き残った種族が散在していく中、人間はエルフとドワーフと騎士団を結成。オークとダークエルフを荒地に追いやり、戦いは終結したはずだった。しかし古代の悪魔が蘇ってしまう。シャドウと呼ばれる陰謀団の勢力が噂されるようになり、荒廃した辺境の地では、シャドウの手下が暗躍していた。その頃、オークとの争いで家族や仲間を失ったエルフのネミットは、たった一人で生き延びていた。そんな時、ネミットは多額の懸賞金がかけられたオークのファントーとの戦いに勝利したものの、死に逝くファントーにオークの呪いである刻印を手首に刻まれてしまう。