ある夜、警察に止められた一台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、半生を語り始めた―。犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが…。
夫と義理の兄と共に人里離れた自然公園へ狩りに訪れたウィトは、大自然を満喫していた。しかしテントで一夜を明かし翌朝目を覚ますと、テントや荷物は消え失せ、なぜか額には×印が。不可解な状況にパニックに陥った3人は来た道を戻ろうとするが、道中マスクを被った謎のハンターたちが彼らに襲いかかる。不条理にも彼らの“人間狩り”のターゲットとなり、一人残されたウィトは決死の反撃を試みるのだが…
人里離れた森の中で、夫とドライブ中にガス欠になり、ガソリンを買いに行った夫を待つサマンサは、同じように車のトラブルで立ち往生しているトムに遭遇し、無人のキャビンで一緒に夫を待つことに。そこに、もう一人、ジョディと名乗る女が現れる。寒さと飢えに震えながら、3人は奇妙なことに気づく。何度森に出ても、キャビンに戻ってきてしまうのだ。さらには、3人それぞれが認識している現在地や時代が全く違うことに驚愕する――。彼らは一体なぜこの場所にたどり着いたのか?