大阪に住む娘を訪ねてきた田舎に住む素朴な父親。右も左も分からぬディープな大阪の下町を、得体の知れない親切な女子に連れ回され、そこに住むユニーク過ぎる人々と遭遇する大阪版『不思議の国のアリス』。やがて再会した娘の秘密を知った父親は、ある厳しい決断を迫られるが…。
【立ち読み】深夜1時を過ぎたマンガ喫茶。ひとり個室でマンガを読みふける結璃の携帯に”番号非通知”の文字が浮かび上がる―。【エンスト】携帯も繋がらない田舎の古びたガソリンスタンド。ハッと気づくと汚れたつなぎを着ている男が壁際にスパナを握りしめて立っている―。【ネックレス】就職活動に疲れて公園のベンチに座っていた奈美。突如、見知らぬ男が奈美の首にネックレスをかけ、とんでもない行動に出る―。【夜道】帰宅途中、いつもの狭い路地に入るとそこには直立不動で道を塞ぐ男が横たわっていた…。【食べてはいけない】地方の地味なラブホテル。サラリーマン富田に呼ばれて来た香世に告げられた言葉は…。「君の爪を、食べてもいいかな」。