浪人生の良太は一人暮らしの二浪生。予備校の学費を遊びで使い込み、食費にも事欠くこの頃。空腹で街をフラフラしている時に高校時代の親友、友樹に再会する。友樹は金が無い良太を実家のラーメン屋へ誘い食事を振る舞った。そのラーメン屋は友樹の母、香澄(東凛)が一人で切り盛りしている。初めて会った友樹の母に良太はドキドキする。お母さんとは思えない若く美しい女性だったからだ。友樹は金のない良太に、この店で暫らくバイトすることを提案する・・・・。
すべての愛を奪われた女・沙希。自身が勤めるパチンコ店の不正を暴こうとした恋人ケンジが仲間から制裁を受け、結果ケンジは殺され、男たちにレイプされた沙希もお腹の子供を流産してしまう。命からがら逃げだした沙希は警察に訴えるが証拠がないために、刑事に辱められた挙句、被害届を出すこともできない。あまりに深い悲しみと憎しみは沙希の精神をおかしくさせ、そんな彼女の訴えを周囲が信じることはなかった。ある日、犯人の一人・藤沢を偶然にも殺してしまった沙希は、残りの2人への復讐を決意する。それは男たちだけではなく、彼女を信じなかった警察や周囲への復讐も意味していた。沙希の凶行を心配する刑事・鳴瀬は、なんとか彼女を救おうとするのだが・・・。