全米を牛耳るピアソン製薬はCEOアーサー・デニング(アンソニー・ホプキンス)の下、新薬の治験結果を捏造し、多額の利益を得ていた。メディアから激しい追求を受けていたが、決定的な証拠が無く、その不正行為は野放しのまま。弁護士のベン・ケイヒル(ジョシュ・デュアメル)のSNSに元恋人のエミリー・ハインズ(マリン・アッカーマン)からメッセージが。10年ぶりの再会を果たす2人。実はエミリーはCEOのアーサーの恋人で、ピアソン製薬の不正行為の証拠を持っているという。所属する弁護士事務所の代表チャールズ・エイブラムス(アル・パチーノ)に働きかけ、訴訟へ。しかし、男(イ・ビョンホン)のベンに対する警告にはじまり、周囲に不穏な事件が動きはじめるーー。
多くの友人に恵まれ、美しい妻に愛される小説家のヘンリーは公私ともに充実、その幸せを実感していた。だが、ここ6カ月ほど同じ悪夢にうなされ続けていた。それは真夜中、家に侵入した男に突然襲われ、意識が遠のく中、ナイフで何度も刺されるというものだった。医師に相談しても、同じ質問をされ薬を処方される堂々巡り。彼はその夢が何を意味するかを追求するため、この悪夢を基にした次の小説を執筆しようと、一人別荘へと向かっていた。その道中、ヘンリーはどこか見覚えのある男とカフェで出会うのだが…。