日本に妻子を残し、異国の地・フィリピンで再起をはかるプロボクサー神山英次。ある日、神山の前に一人娘の桃子が現れる。再会した父と娘は衝突しながらも徐々に親子の絆を深めていく。そんな中、40歳を迎えた神山に、ラストチャンスとなる試合の話が舞い込んでくる――。
生まれも育ちも栃木の女・あいこ(谷村美月)が東京から寝過ごした女・里江(徳永えり)と新栃木駅で出逢い、地元の居酒屋に。そこで里江が目にしたのは、あいこの幼なじみの鉄雄(倉田大輔)と、見慣れない『しもつかれ』という食べ物。次の日、あいこと鉄雄は、里江に蔵の街を案内をする事になる。懐かしく新しい栃木・蔵の街の魅力に引き込まれていく里江は、あいこの鉄雄に対する気持ちに気づく。その近すぎる2人の想いは、遠い記憶の中にあるのだった・・・。