美大を卒業してデザイン会社に就職するもうまくいかず、いまはアイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」のバイト長として日々を送る常田菜摘(吉岡里帆)。デザイン業界に戻るか、このままアイス屋を続けるか、どちらが幸せで正解だろう?思い悩む彼女はある日、店にやってきた作家・橋本佐保(モトーラ世理奈)に運命的なものを感じ、その日以降佐保の存在が頭から離れなくなっていく。一方、バイト仲間で後輩の桑島貴子(詩羽)は、変わりゆく菜摘をどこか複雑な想いで見つめていて――。片や、アイスクリーム店のご近所さんの高嶋優(松本まりか)は、突然の来訪者に戸惑っていた。疎遠になっていた姉の娘・美和(南琴奈)が、何年も前に出ていった父を捜すため、高校の夏休みを利用して突撃してきたのだ。いきなり始まった共同生活。優の内心を占める不安は、それだけではなかった……。「好き」と気軽に口にできないほど微かで淡く、でも抗えない衝動。4人それぞれの色を纏った想いは、切なくも確かに疾走していく。
さえないサラリーマンの黄味島忠。偶然から上司の佳那と付き合うことになる。だが、会社では相変わらず佳那にしかられてばかり。家に帰ってからはうって変わって佳那に甘えられる日々だった。そんなある日、黄味島の連絡ミスから佳那の大事な取引先から契約を打ち切られてしまう。ひたすら謝る黄味島だが、佳那は「上司と部下でしかない」と切り捨ててしまう。黄味島はミスを挽回しようと頑張るが・・・。佳那は新任課長の黒崎との間に揺れる。黄味島も同僚の桃山さんやランパブの紫苑との間に揺れ動く・・・。すれ違う黄味島と佳那の気持ち。ついに二人は大喧嘩をしてしまうが・・・。
就職浪人のためフリーターをしている黄味島。ある日、引越しのアルバイト中に訪れた先の美女・佳那(原紗央莉)とふとしたことから一夜の関係を持ってしまう。その数日後、就職試験を受けたイズノスポーツの面接会場に佳那は面接官としていたのだった!黄味島は戸惑いながらも試験に臨む。なんとか、イズノスポーツの社員となった黄味島。同僚で大学の後輩・桃山(桜木凛)や同じ途中入社の茶谷らに囲まれ社会人としての一歩を踏み出す。そして上司はあの引越しの夜の佳那だった。偶然の出遭いに運命を感じるもなかなか切り出せない黄味島。茶谷と遊びに行ったランパブ嬢の紫苑(かすみりさ)とも酔った勢いから関係を持ってしまう。翌朝、紫苑の部屋を出てびっくり・・・。なんとお隣は先日引越しをした佳那の部屋だった。