幼い頃に訪れたことのある思い出の別荘へ、家族4人で出かけようと妻リアの誘いを、多忙な仕事を理由に断った夫テランス。しかしその直後、家の廊下で運悪く転倒し頭を強打したリアは、帰らぬ人となってしまう。1年後のクリスマスの日、妻との約束を果たすため、娘シンシアと息子ジェイクを連れ別荘にやってきたテランス。しかし未だ精神的に参っていた彼は、酒と薬に頼る日々だった。子どもたちを励ますために元気なフリを続け、子どもたちもそんな父を気使って楽しいフリをしていた。しかし別荘で過ごすうち、テランスのみならず子どもたちの体調も悪化し始めてしまう。急いで病院へ向かおうとするが、豪雪で身動きが取れず電話も通じない。子たちたちを守りたいと焦るなか、異変が起き始める。
シャツに短パン、素足に革靴、サングラスに葉巻と、刑事にはとても見えないニック・ブレイズ。酔った勢いの盗みで汚職と告訴された裁判でも、出頭途中に顔見知りのチンピラから押収した新聞を見たりと我関せず。一方、検事のセオ・ゴールドは9歳の時におもちゃを取り上げた母親を通報するほどの堅物。次期地方検事候補、しかも今日が誕生日にもかかわらず、15年連れ添った妻から家を追い出されることに。しかも裁判は評決不成立により審理無効。再審を誓うが、白黒はっきりつけたがる彼は判事にも被告人側からも嫌われ、上司から頭を冷やせと諭される。そんな中、車の盗難事件が相次いで発生。セオも父の愛車を盗まれ、この盗難事件を追っていたニックに協力を仰ぐのだが…。