アイドルグループ「五反田アプリコッツ」の研修生として日夜稽古に励む茉莉花(有原あゆみ)。芸能界で生き抜くための競争の厳しさや、気が強い他のメンバーとの関係、そしてヒモ彼氏との満たされないSEXー。悩みの尽きない彼女の前に、ある日突然降ってきた一冊のノートは「名前を書いた相手から愛されるようになる」と書き記された伝説の魔導書“ラブノート”だった。半信半疑のまま茉莉花は衝動的に彼女が密かに思いを寄せていたイケメン振付師の名前を書いてみたところ、たちまち彼から愛の告白、即ベッドイン。だが、彼との幸せな日々は長くは続かなかった。ラブノートが与えるのは愛と肉欲の日々だけではなく、「死」もまたその力の一つなのだ。果して、茉莉花の運命は!?
老舗銭湯「富士の湯」を営む一家の長男・林太は、番頭として銭湯を手伝う傍ら、日々ボイラー室で妄想にふけっている。デッキブラシで床を磨いている時には目の前にカラダを洗う艶めかしい女性が現れ、湯桶をセットしている時には湯に浸かる美しい女性が足を広げて誘ってくる・・・。もちろん、彼は童貞である。実のところ「富士の湯」は経営難に陥っており、閉めるか閉めないかの瀬戸際に立たされていた。そんな事態になっているとは全く気が付かない林太には、毎日楽しみにしていることが、ボイラー室以外にもうひとつあった。それは、いつも開店と同時にやって来るカップル、彩菜(春原未来)と悠介をのれんの前でお迎えすること。現実と妄想の両方で美しい彩菜に会うことが何よりの楽しみなのだ。悠介は頬に大きな傷のある屈強な男で、童貞の林太にとっては憧れの存在でもあった。ある夜、珍しく悠介がひとりで銭湯にやって来て林太にこう告げた。「頼みがある」。この一言が、林太の童貞人生を大きく変えることになろうとは、まだ誰も知らないのであった...
優勝賞金1億円、アマチュア女子麻雀日本一決定戦。1週間ぶっ続け168時間、休憩時間は各人2時間ずつの計8時間のみという地獄の決勝戦に駒を進めたのは、恋人に捨てられてグラビアからAVに売られた人気セクシー女優の麻央。彼女は大会の運営をしている広告会社からイカサマを強いられており、ブラジャーの中に牌を隠している。そして、両親を自殺で失った七海。自分を捨てた顔も知らない父親を捜している希。七海と希は以前同じ刑務所に入っており、そこでは犬猿の仲であった。最後に母親が刑務所に入っている凛。それぞれに暗い過去を背負いながらも、大会で優勝して1億円を手にし、未来に希望を見出さんとしている。168時間ぶっ続けという過酷すぎる麻雀レースで最後に微笑むのは、果たしていったい誰なのか!戦いの火ぶたが今切って落とされる!
1年前に殺し屋を引退したエリカ(卯水咲流)は、恋人の日浦(斉藤一登)と共にささやかだが幸せな生活を送っていた。多くのターゲットを消してきたエリカの心は感情を失っていたが、日浦の優しさと愛がエリカの心の傷を癒していく。そんなある日、エリカは日浦が殺されたことをテレビのニュースで知る。日浦を失ったエリカは喪失感に苛まれ、生きる気力さえ失ってしまう。そんな彼女にある疑問が浮かぶ。いったい誰が。エリカが突き止めた犯人は、殺し屋時代の依頼人、西園寺是麿(下元史郎)の息子、清麿(樫根慶太)だった。エリカに異常なまでの恋心を抱いていた清麿は、恋人の存在を知り、嫉妬のうちに日浦を消したのであった。日浦の敵を討つと自分に誓ったエリカは、1年前に葬り去ったはずの殺し屋の心を再び目覚めさせることになる。
天才でありながら破滅的な生き方しかできない真剣士(プロの将棋指し)小坂。カネと女に狂った彼の壮絶な死を前に、妻・江梨子は娘・香花(きょうか)には父親と同じ道を歩ませないためにも、将棋に触れさせないように育てることを決意する。が、運命的に将棋と出会ってしまった香花は、父親と同じように貪欲に勝利を求める修羅の将棋道にのめり込み、母の反対を押し切って真剣士を志すのだった。「強くなりたい!」と意気込むも、百戦錬磨の浪花の真剣士に身も心も貶められてしまう香花。彼女を救ったのは、彼女の亡き父の仲間だった男だった―。
企業の”特命”を受けて人材を確保する凄腕ヘッドハンター、理奈。標的を落とすためには双子の妹のカラダまで使う理奈の今回のターゲットは、仕事は出来るが女関係にだらしがない男、大井。現在も部下の女性2人に手をつけ、職場環境を最悪にしている大井は、このヘッドハントに対してかなり乗り気の様子。だが、理奈の他にも大井獲得に乗り出すライバル会社がおり、条件の良い方と契約をするとはっきり言われてしまう。大井の周辺を調べていくと、大井の妻はライバル会社の石田と不倫を、不倫相手の石田は大井の不倫相手の女性ともつながりがあることが分かる。あまりにもきな臭すぎる状況に、誰かの悪意によって大井が嵌められようとしているのではないかと疑う理奈だったが・・・。
とある教会でシスターとして働くノエル。だが、それは表の顔で、裏の顔は、神父のローガンからの指令を受け、ターゲットを100%始末する、精鋭無比のスナイパーだった。幼いころから人生に裏切られてきた女ノエルは、最強の女殺し屋として実績を積んでいく。そんな彼女の前に現れた男・井川。企業舎弟をしていながらも、ヤクザの匂いを色濃く残した井川は、姿を消した芸妓の行方を追っていた。井川に真相をつかまれたら困る組織の依頼で、ノエルに井川に近づくよう指令が下る。だが、井川を知れば知るほど、ノエルの心には今までなかった感情が生まれていくのだった。とうとう真相に近づいた井川。組織は、井川を殺すようノエルに命じるが―。
優勝賞金1億円を賭けた、7日間(168時間)一本勝負の麻雀王者決定戦。この前代未門の大会の決戦の地に集った4人の猛者たち。プロ麻雀界のトップに君臨する「日本麻道連盟」代表の上原昭光(58)。全国2百数十名の女性雀士の頂点に立つ女流雀士代表・二木京香(24歳)。“プロ麻雀界の沖田総司”こと「日本プロ麻雀合同会」代表の沖田二郎(19歳)。そして、「日本麻雀連合」代表の鬼島雄吾(36歳)。それぞれの過去や因縁と向き合いながら、己の体力・知力の限界と格闘する世紀の一戦に挑む!!