軍事境界線を警備する北朝鮮の部隊。まもなく兵役を終える軍曹ギュナムは、自由を求め韓国への脱走を計画。ついに決行しようとするが、下級兵士ドンヒョクに先を越され失敗。更にギュナムの幼馴染で保衛部少佐のヒョンサンは、脱走兵を捕まえた英雄としてギュナム祭り上げ、前線からピョンヤンへと異動させようとする。迫る脱走のタイムリミット。ギュナムはヒョンサンの目を盗み、再び軍事境界線を目指して決死の脱出を試みるが、予期せぬ困難が立ちはだかる。果たしてギュナムは生き延びることが出来るのか――。
事件解決率99%、悪党よりも悪名高い探偵ホン・ギルドンには20年間、探せていない一人の人間がいる。それは母親を殺した仇敵キム・ビョンドク。ホン・ギルドンは長い努力の末、ついに彼を探し出すのだが、キム・ビョンドクは間髪の差で誰かに拉致された後だった。彼の家には2人の孫娘トンイとマルスンのみがぽつんと残っている。「おじいちゃんを探してほしい」という2人の姉妹を連れて、消えたキム・ビョンドクの糸口を追う中、ホン・ギルドンは国家を飲み込もうとする巨大組織の実態と向き合うことになるが…。
高校生である息子ギテが死んだ。息子の死に納得がいかなかった父親は、息子の机に保管されていたクラスメイトのトンユンとヒジュンとともに映った写真を発見する。学校を訪ねた父親だったが、二人のうち一人は転校し、もう一人はギテの葬儀に参列していなかったことに違和感を覚える。ギテの死に二人が関わっているのではと考えた父親は、ギテと一番仲の良かったトンユンの転校先を探し始めるが――。
生まれながらの天才盗掘師のカン・ドングは、金銅仏像を盗んだことをきっかけに古美術家エリートキュレーターのユン室長に目をつけられる。彼女のボスであるスカイホテルのチン会長の命令を受け、自称”韓国のインディアナ・ジョーンズ”こと古墳壁画盗掘専門家ジョーンズ博士とタッグを組み、高句麗の古墳壁画を盗むことにも成功。チン会長とユン室長の信頼を買ったカン・ドングは、韓国のど真ん中、宣陵(ソルルン)に眠る《李成桂の刀》を盗む危険な取引を提案するが、そこには思いもかけない陰謀が…!