パリのレストランでギャルソンとして働く初老の男アレックスは20年前に妻と別れ、いつも女性たちからは放っておかれない魅力を醸し出す洒脱な男。レストランの給仕長として仕事も熱心で頼りがいもあり同僚たちからも慕われている。不器用で奥さんと別居している同僚のジルベールを居候させる気の良さも持っている。そんなアレックスの夢は父の遺産で海辺の土地に遊園地を作ること。ある日昔の知り合いで英語教師をしている女性クレールと再会、アレックスは夫との離婚を控えたクレールに惹かれていくが・・・。
サンドラ(レア・セドゥ)は、夫を亡くした後、通訳の仕事に就きながら8歳の娘リン(カミーユ・ルバン・マルタン)を育てるシングルマザー。仕事の合間を縫って、病を患う年老いた父ゲオルグ(パスカル・グレゴリー)の見舞いも欠かさない。しかし、かつて教師だった父の記憶は無情にも徐々に失われ、自分のことさえも分からなくなっていく。彼女と家族は、父の世話に日々奮闘するが、愛する父の変わりゆく姿を目の当たりにし、サンドラは無力感を覚えていくのだった。そんな中、偶然、かつて友人だったクレマン(メルヴィル・プポー)と再会。知的で優しいクレマンと過ごすうち、二人は自然と恋に落ちていくが……。
若く、美しく、情熱的に愛し合うリザとシモン。ある夜の出来事で危険な目に遭い、シモンはリザを置いて突然パリを離れることに。数年後、実業家のレオと結婚したリザはインド洋の島でバカンスを過ごすが、2人はそこで偶然再会する。ジュネーブに戻ったリザはシモンと逢瀬を重ねていくが・・・