公衆トイレで放たれた一発の弾丸。人間の血を吸ったその銃は暗殺者の手から離れ、闇の中へと消えて行った・・・。豪と浩は毎夜、ホームレス狩りをして歪んだ快楽を発散させていた。その夜も二人はホームレスを襲撃した。いつもどおり暴行を楽しむはずだったが、そのホームレスの手中には一丁の拳銃が凄んでいた。ホームレスの反撃に遭いそうになるが、豪が鉄パイプを振りかざし、その銃を奪う事に成功する。本物の銃を手に入れた豪は、その黒い魔物に魅入られていく。豪の彼女である優子は、そんな豪の異変に気付き始めた。そして豪が眠っている隙にその銃を手に入れることに成功する。優子が向かった先は、自分と母親を食い物にする憎き男・金田の元だった。優子は人気の無い場所に誘い込み、その銃口を金田に向けるのだった。この銃を手にしたものの運命は!?そしてこの銃はどこへ向かおうとしているのか・・・。
美大生の佳奈はニューヨークで活躍している先輩の英嗣と付き合っている。だが英嗣は他の女性と結婚することを佳奈に伝える。失望する佳奈。そんな時に大学の准教授である祥文から絵のモデルにならないかと頼まれる。やりたい仕事ではないが、モデルを引き受ける佳奈。祥文は自分の母親もいるから大丈夫だと佳奈を郊外のアトリエに連れて来る。早速、佳奈をモデルに絵を描き始めた祥文だったが、しばらくすると佳奈に手錠を掛ける。助けを叫ぶ佳奈だったが、祥文の人格は豹変していた・・・。