致死率100%の新型インフルエンザが発生。世界中の死者は30億人を超え、WHOは人類滅亡の危機だと警告。アメリカでは、サバイバル・テクノロジーズ社が開発した地下バンカーが建設され、当選者50万人を避難させた。入居者は個別に隔離され、情報と交流のための7人組プラットフォーム“ドメイン”で、他者とのコミュニケーションを図る。そんな仮想共同体生活から5年の月日が過ぎた頃、フェニックスたちのバンカーで、自らを“人殺し”と称して悪びれるオーランドが多数決で追放された。その8ヵ月後、システム端末に不具合が生じ、フェニックスは回復のためにオーランドと再接続することを提案するが、既に部屋から彼の姿は消えていて…。
ロスで暮らすジルは、太っていることがコンプレックスで家から出られずにいた。そんな彼女のルームメイトのジェニファーは、スタイル抜群のスーパーモデル。贅肉のない体でデザイナーからの評価も高く、他の誰も着こなすことのできないハイプランドの服を与えてもらっていた。しかし性格は悪く、ジルをいつも口汚く罵っては見下していた。そのため、ますます家に引きこもるようになるジルは、食べることも我慢し、落ち込みも激しくなっていった。そんなある日、パーティーで知り合った男性ロブに、ジルは食事をもてなし少しずつ笑顔を取り戻せるようになっていたのだが…。