ビッグ・アーティストの素晴らしい音楽は、それを支えてきた寡黙なサイドマンの働きを抜きにして語ることはできない。本作は、歴史を作り上げた三人のサイドマンのドラマティックな音楽人生を描いたドキュメンタリーである。彼らの素晴らしさやブルースの魅力について、キース・リチャーズ、エリック・クラプトン、ジョニー・ウィンター、ボニー・レイット、ジョー・ペリーほか、音楽業界の第一線を彩る多数のミュージシャンが語る。2011年にこの世を去った三人の亡くなる前のラスト・インタビュー、そして最後の共演となった貴重なステージ映像も収録。ブルース・ファン、ロック・ファンのみならず、すべての音楽愛好家に捧げる至極のドキュメンタリー。
1971年、「世界を売った男」をリリースした24歳のデヴィッドはイギリスからアメリカヘ渡り、マーキュリー・レコードのパブリシスト、ロン・オバーマンと共に初の全米プロモーションツアーに挑む。しかしこの旅で、自分が全く世閻に知られていないこと、そして時代がまだ自分に追いついていないことを知る。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、アンディ・ウォーホルとの出会いやファクトリーなど、アメリカは彼を刺激した。兄の病気もデヴィッドを悩ませていた。いくつもの殻を破り、やがて彼は世界屈指のカルチャー・アイコンとしての地位を確立する最初の一歩を踏み出す。《デヴィッド・ボウイ》になる前のデヴィッドの姿がここにある。