ニューヨークの出版社で多忙な日々を送るグラフィックデザイナーのエンバーは、遠く離れたコロラド州にある亡き祖母のクリスマスツリー農園を相続。休暇を利用し、ようやく故郷に戻ってきた。農園に着くなり、祖母の依頼で管理を任されていたブランドンと最悪の出会いを果たしたエンバーは、彼に農園を売却するつもりであることを告げる。そんななか、毎年クリスマス・イブに開催されていた農園の恒例行事を楽しみにしていた住民らの説得により、最後となる農園祭の開催を決めたエンバー。しかしかつて祖母と一緒に作っていた未完成の絵本を見ているうちに、祖母や住民らの農園に対する思いを知り、売却に対して心が揺れ動く。
人気作家エリザベス・デイリーことリジーは、2年の不妊治療と絶対安静の入院の末、帝王切開でようやく待望の赤ちゃん・エバンを出産。しばらくは育児に専念したいと新作の執筆活動は休業中で、親友のジュリーとケイトと息抜きをするのが楽しみだった。そんなある日、リジーとジュリーが通っていた不妊治療クリニックに強盗が入り、医師が殺される事件が発生。リジーの凍結卵子が破壊されてしまったこともあり、この事件を機に育児ブログを始めることに。しかしハンドルネーム“厳しめママ”からの誹謗中傷の書き込みが頻発。同時にリジーの盗撮写真がネットに載せられ、家の窓ガラスが何者かに割られ、エバンが車に閉じ込められ、夫が交通事故に遭い、トラブルが続出してしまう。
レアは娘サミーとヴィンテージカーで、何かから逃れるかのように実家へと急いでいた。だが、突如何者かに襲われ気絶したレアは、その後、警官に救い出されるも一切の記憶を失っていた。一方、レアを襲った2人組の犯人は、サミーを乗せた車で依頼主のもとへと戻ってきた。その依頼主こそレアの夫ディーンだった。彼はヴィンテージカーを売り払い、レアを殺して保険金をせしめようとしていた。警察に保護されたレアは、相変わらず自分が何者か思い出せなかったが、娘がいたことを思い出し、弁護士リックにその行方を捜して欲しいと懇願するのだが…。