2年前に母親を亡くし、里親先の養母に虐待を受けたことで行き場を失った9歳のタルサ。福祉士のジェイリーンが彼女の預け先に困っていると、タルサは聖書の間に挟んでいた写真の男を父親だと言い張った。突然、父親と言われたトミーは強引なタルサに押し切られ、DNA検査の結果が判明するまで彼女を預かることに。修理工場を営むトミーの家は乱雑で生活も荒れていたが、タルサはトミーが寝ている隙にタバコと酒を処分、福祉局の面談に間に合うようにとせっせと掃除をしていく。自分の生活にどんどん入り込むタルサに振り回されながらも、トミーは利発で母親のような彼女との暮らしがまんざらでもなくなっていた。だが、トミーの心には、誰にも言えぬ深い傷があって…。
アメリカ海兵隊の特殊部隊に所属する元ボクサーのベアと相棒のカウボーイは、アフガニスタンでの戦闘中、仲間と共にテロ組織ISISに拘束されてしまう。カウボーイは猛毒を投与されながらも、窮地を脱しベアとアジトからの脱出に成功。しかし、突然の空爆で数名の仲間たちが犠牲になってしまった。3カ月後、病院で検査を受けたカウボーイは、「治療を施さなければ余命3カ月、退役軍人省には治療費を払う余裕はない」と宣告され、絶句するしかなかった。無茶ばかりでお前のせいでこうなったとベアを責め立てる一方、ベアは高額の優勝賞金が手に入る地下の格闘“ベースメント”に参加するため、元コーチのブロンクスに懇願し再びトレーニングを開始するのだが…。