2015年11月13日金曜日に起きたパリ同時多発テロ事件。現場のひとつとなったバタクラン劇場で、会場を埋め尽くし音楽に熱狂する観客たちが過激派に襲撃されたその時、ステージ上からその光景を目撃したのがバンド“イーグルス・オブ・デスメタル”だった。凄惨な現場から必死に逃れたものの、89名もの観客と仲間の命が奪われてしまう。特にボーカル・ジェシーの精神的ショックは大きなものだった。だが事件から3か月後。バンドは中断されたライブを最後までやり遂げるために、再びパリのステージに立つことを選択する。彼らの苦悩と葛藤は計り知れないものであったが、それでも復活できた理由とは。音楽の持つ力、人と人との絆の尊さに改めて気づかされる、真実の物語。監督はトム・ハンクスの息子で、バンドの友人であるコリン・ハンクス。
主婦のベラは、夫レイと息子サムと郊外の家で平穏に暮らしていた。しかし今、家族は重大な危機に瀕していた。なぜか家中の扉や窓がまったく開かず、外へ出ることができなくなっていたのだ。サムにそのことを隠し続けながらも事態の収拾を図ろうとしていたベラだったが、頻発する怪奇現象によるストレスからレイを責め立て、状況が好転しない日々と平行するように夫婦の溝は深まっていった。ある日、ベラは固く閉ざされていたはずの扉が開け放たれていたことに気づく。だが、恐る恐る扉に近づき、外に出ようとした瞬間、再び扉は固く閉ざされてしまう。