アメリカとメキシコの国境地帯にはある伝説があった。それは、アステカ歴の“どの月にも属さない5日間”が訪れ、その間、古代アステカの神々が地上に降り立ち、人間の魂を奪うというもの。ある夜、メキシコ側から国境を超えようとする人々が何者かに襲われ、妊娠中の妹ガブリエラを連れた青年ラウイもその騒動に巻き込まれる。一方、アメリカ側の国境近くで牧場を営む父チャーリーと暮らすニコールは、牧場に勝手に入り込む移民たちに日々、悩まされていた。そんなある日、家のガレージで腹部をケガしたラウイを発見するニコール。彼は“アステカの悪霊に襲われ、ガブリエラと国境近くではぐれた”と言う。ニコールはラウイに同情し、一緒にガブリエラを探すが…。
保安官ロンの一家は、妻と小学生の娘と息子の4人家族。敬虔なキリスト教信者の彼らは毎日の祈りを欠かさなかったが、ロンだけは仕事柄、「祈っても、事件が減らないのはなぜだ?」と、一人祈りを拒み続けていた。そんなある日、子どもたちが通う学校に、元保安官のデビッドとその妻ドリスが自家製の爆弾装置を持ち込み、子どもたちや教師たち約100名を人質に取り立てこもる。彼らの要求は2億ドル。妄想と狂気に囚われた2人の登場によって学校は騒然となるが、その後、思いも寄らない奇跡が子どもたちの身に起こる。
全世界のファンが待ち望む大ヒット本「セイレーン」続編の全世界同時発売の日。一人の男サイモン・ヘイズは沈痛な面持ちで、その日を迎えていた。それは、サイモンこそ幻の小説家で「セイレーン」の原作者サリー・カーマイケル当人だからだ。あがり症で不安障害のサイモンは、想像を超える人気に困惑。出版社のエージェントは、契約と訴訟を盾に映画化の話を進め、主演候補のスター俳優ペリー・クインに会うことを強制する。しぶしぶペリーとの面会場所に指定された本屋を訪れたサイモンだったが、そこで出会った女性オーナーのテスと意気投合。彼女が発行する地域新聞に、「セイレーン」の記事を頼まれる。やむなく辛辣に書いた記事だったが、多くのメディアに取り上げられ、大反響を生み出してしまう。