中学一年生の市川絆星は、同級生の倉持樹をいじめの末に殺してしまう。警察に犯行を自供する絆星だったが、無罪を信じる母親の説得により否認に転じる。少年審判は無罪に相当する「不処分」を決定し、絆星は自由を得るが、世間から激しいバッシングが巻き起こる。果たして、罪を犯したにも関わらず許されてしまった子どもはその罪をどう受け止め、生きていくのか。大人は罪を許された子どもと、どう向き合うのか。
戦後の動乱期から現在もなお、闇社会の頂点に君臨すると伝えられる謎の黒幕(フィクサー)――『龍帝』のネタを聞きつけたフリージャーナリスト・真月蓮は、何とかスクープにするため、『龍帝』の正体を追っていくが、やがて新宿侵攻を企む在日中国系黒社会「九頭龍」の陰謀に巻き込まれてしまう…。
静岡県川根本町で暮らす小学6年生の星澤芽愛(ほしさわめめ)の家に従姉妹の悠野湖鳥(とおのことり)が一週間だけ預かる事になった。東京から来た彼女は不器用な性格のため田舎暮らしになじめずにいたが、自然とのふれあい、暖かい星澤家の家族、物事を深く考えない芽愛の友達の丘上夜空(おかうえよぞら)と出会いから、心を少しずつ開いていく…。