“愛のカフェ”は、初デートやアニバーサリー、プロポーズなどに使われるロマンティックな人気店。店長のトリーナは店を愛し、休みも取らずに働いてきた。だが突然、大家から建物を売却するので、月末には出ていってほしいと宣告される。慌てたトリーナは2週間で建物を購入する資金を用意すると言うが、全くあてはなかった。そこへ店員パウロの友だちで売れっ子コメディアンのピートが、恋人でインフルエンサーのキムと来店。店の雰囲気に飲まれ、ピートはキムにプロポーズするが断られてしまう。ショックを受けたピートは、キムとのヨリを戻すことができれば購入資金用意の手伝いをすると提案。プロポーズを断られた原因を突き止めたトリーナは彼に恋愛指南を始めるが…。
親友エラが挙式寸前で婚約者にドタキャンされ憂き目に遭ったある日、恋人ダンカンとNYで同棲中のリンジーが家に戻ると、婚約指輪を発見。プロポーズされそうだとわかりパニックに陥ったリンジーは、1人で新婚旅行に出発しようとしていたエラに急遽同行し、自然豊かなリゾートに向かうことに。現地についた2人は、“バカンス旅行の最中は、どんなにイケメンでも恋愛は禁止”という協定を結ぶ。だが、家族経営の湖畔のリゾートにはニックとジョシュの兄弟がいた。最初は相手にもしなかったが、破談で傷ついているエラを気遣うため、何かとジョシュに助けてもらっているうちに、リンジーは彼と急速に親しくなっていく。
カラフルな料理レシピが人気のブロガー、ケイシーは最近フォロワー数が伸び悩んでいた。そんな彼女に、出版社からレシピ本を出版しないかというオファーが入る。だが、彼女の料理は見映えだけで、実際に作ると味はイマイチだった。そこで一流シェフのギャビンが監修につくことに。プライドの高いケイシーはギャビンと手を組むことに躊躇したものの、確かな腕と食の魅力を語る彼に心を開き、次々と2人でレシピを開発していく。元々シカゴで有名なステーキハウスのオーナーシェフだったギャビン。だが、それを料理評論家のフランソワに酷評され、閉店を余儀なくされていた。しかもそのフランソワは、ケイシーの元カレということが発覚して…。
シングルマザーのジョアンは短大英文学教授の職を得たが、そのために高校3年生で転校せざるを得なくなった娘リリーのことが心配でならない。一方のリリーもまた、新しい高校でうまくやっていけるか不安だったが、すぐさま友達ができ、特にニヒリズムな書籍「ゼニス」を信奉するバイオレットに心酔していた。ある日、ふとしたアクシデントから同級生アマンダの反感を買ってしまったリリー。翌日登校すると、前夜に車ごと崖から落ち、アマンダが意識不明の重体になったと聞かされ衝撃を覚える。その後もバイオレットとより親密になっていくリリーは、次第に母親へも反抗的な態度を取るように。そんな娘の様子を見て、すべてはバイオレットの影響ではないかと、ジョアンは不安に駆られる。
完璧な結婚を夢見ていたテレビレポーターのグウェン。自身の番組内で、恋人であり人気野球選手のブラッドから公開プロポーズをされる予定が、まさかの行き違いで破局を迎えてしまった。完璧な人生計画が白紙となり茫然とするグウェンは、同僚に休息を進められ、予定より数日早く田舎町のパインブラフへ向かった。その目的は数日後に控える親友レイチェルの結婚式。グウェンは花嫁付添人として式に参列する予定だった。しかしホテルは満室で急遽レイチェルの家に滞在することに。しかし家では式の段取りにうるさいレイチェルの母ダイアンによる暴走で、突如ウェディングプランナーが姿を消す緊急事態となっていた。そこで親友として一肌脱ごうと、完璧な結婚式の計画を進めるべく、花婿付添人として紹介されたジョシュと計画を進めるのだが…。
パーティープランナーとして才能あふれるホリーのもとに舞い込んだ、ある建設会社のクリスマスパーティーの企画。ただし、その企画には建設会社の若き2代目の息子テオを参加させるのが条件だった。というのも、新しく建設するシティーセンターの入札を得るため、テオがパーティーで市長に認められる必要があったからだった。成功すれば、昇進が約束されていると言われて引き受けたホリー。一方、当のテオは社長である父親から「入札のためのプレゼンの準備よりも、パーティーの企画に力を入れろ」と言われ、渋々の参加だった。だが、クリスマスの思い出を語り合い、パーティーの準備を進めていくなかで、似た価値観を持つ2人は互いに惹かれていく。
キャリーは夫ルークの協力を得ながら、父の跡を継ぎ競走馬を育てる牧場を経営。長年仕えるメイドのマリアとソフィア母娘ともに、家族同然のつき合いで暮らしていた。ある日、父が亡くなった寂しさを紛らわすため旅に出ていた母グレースが、予定を早め帰ってきた。突然の帰国に驚くキャリーだったが、母はさらなるサプライズを告げる。なんと旅先で出会った若い男性リードと電撃結婚したというのだ。父の死からわずか約2年半。しかも自分と歳の変らないルークが継父となる事実に戸惑いながらも、母の財産目当ての結婚ではないかと、キャリーはリードを警戒していた。そんな矢先、リードと共に乗馬に出かけた母が落馬し、意識不明の状態に陥ってしまう。
親友クロエとの2年ぶりの再会を明日に控えた、高校教師ローレンのもとに訃報が届く。数時間前に電話したばかりのクロエが、その直後に何者かに殺害されたとの連絡を受け、動揺を隠せないでいた。その後、開示されたクロエの遺言書には、遺された一人娘フィービーの後見人にローレンが指名されていた。亡き親友の遺志を汲んだローレンは、クロエのビジネスパートナーのデイビットや、クロエの亡夫の唯一の親族ナディアらの助けを借り、フィービーとの生活を始める。慣れない母親業と仕事の両立で奔走する中、“ある男子生徒と熱愛”との噂が校内で囁かれ始めたため、フィービーとの養子縁組の手続きは困難を極めていた。そんな時、ローレンは何者かが自分の命を狙っていることに気づき始める。
人気作家エリザベス・デイリーことリジーは、2年の不妊治療と絶対安静の入院の末、帝王切開でようやく待望の赤ちゃん・エバンを出産。しばらくは育児に専念したいと新作の執筆活動は休業中で、親友のジュリーとケイトと息抜きをするのが楽しみだった。そんなある日、リジーとジュリーが通っていた不妊治療クリニックに強盗が入り、医師が殺される事件が発生。リジーの凍結卵子が破壊されてしまったこともあり、この事件を機に育児ブログを始めることに。しかしハンドルネーム“厳しめママ”からの誹謗中傷の書き込みが頻発。同時にリジーの盗撮写真がネットに載せられ、家の窓ガラスが何者かに割られ、エバンが車に閉じ込められ、夫が交通事故に遭い、トラブルが続出してしまう。
アニーは閉ざされた村アーミッシュで、夫ジェイコブと息子ケイレブと幸せに暮らしていた。しかしジェイコブは、アニーを愛しながらもここでの暮らしに辟易し、密かに外の世界に出たいと願っていた。そんなある日、ジェイコブは友人サミュエルが外の世界の男から酒を高い金額で売り付けられたことを知り、仲裁に入る。だが、男のナメた態度に激昂したジェイコブは男を殴打。その拍子に運悪く石に頭をぶつけ、男は死んでしまう。焦りを隠せないジェイコブは、アニーにこの世界から脱け出そうと言い出すが、敬虔なアーミッシュであるアニーはそれを拒否。すると翌朝、ジェイコブはケイレブを連れ外の世界に逃げ出していた。そして数日後、裁判所からケイレブの親権をめぐる訴状がアニーのもとへ届く。
全国大会を目指し、厳しいチアの部活に打ち込むアメリ。主将を目指す彼女だったが、ライバルのターニャがコーチのニーナに呼び出されたことで焦りを感じていた。そんな時、ターニャの恋人が事故で亡くなり、チアメンバーたちは動揺。学校も臨時の休校措置を取る中、変わらず練習を指示するニーナに、アメリの母ケリーは猛抗議。しかし、コーチとの対立を避けたいアメリが間を取り持ち、練習を再開する。その後、ショックを引きずりチームから浮き始めたターニャに替わり、ニーナの呼び出しを受けたアメリ。しかし、実力不足の現実を突きつけられた彼女は、家族には内緒にすることを条件としたニーナのある提案に乗ってしまう。
裕福な夫と再婚し、富裕層地区ウェストモントに越してきたシャノンと娘ブルック。転校したてのブルックは新しい学校に馴染めずにいたが、気さくに話しかけてくれた男子学生コリーといい感じに。そんなコリーは、親友エリックから“住む世界が違う相手だ”と言われながらも、気になるブルックのSNSを眺めていた。すると、それに気づいたコリーの兄ハンターが、「彼女の家まで車を出せ」と命令する。借金相手から急に返済を迫られカネに困っていたハンター。キレたら何をするかわからない彼は、強引にコリーとエリックをも巻き込み、ブルックを誘拐。シャノンに身代金要求の電話をかけるのだが…。
メリッサとライアン夫婦の一人娘ホリーの大学合格を祝うパーティーで、突然、心臓発作を起こしたライアン。その病状は深刻で、医師から余命わずかであることを告げられる。病室でライアンを励ます中、見知らぬ女性と繊細そうな彼女の息子が現れる。ライアンは意識が薄れながらもメリッサに、隠し子の存在を明らかにし、彼を守ってほしいと言い遺し逝去する。それから8ヵ月後。イベントプランナーのメリッサが仕切るチャリティー・イベント会場で、シェフのオスカーが亡くなる事故が発生する。そして時を同じくメリッサの自宅に、息子ジョシュアを連れた夫の元愛人ジェナが訪ねてくる。援助を求められたメリッサは悩みながらも、敷地内にあるゲストハウスに二人が住むことを許してしまう。
目を離した隙に、8歳の娘メーガンを事故で亡くしたイヴォンヌ。その時一緒にいた息子のトムを責めながら生きてきた彼女は、精神を病んで精神病院に入っていた。大人になったトムは、妻のメリッサと娘のアニーの3人で幸せに暮らしていたが、ある日突然、疎遠だった母親のイヴォンヌが訪ねてきて驚く。トムは母を追い返そうとするが、詳しい事情を知らない妻と娘に懇願され、優しく振る舞う母を居候させてしまう。アニーの世話や家事を率先して引き受ける義母に、自宅でジュエリー職人の仕事をするメリッサは喜ぶのだが、そんなさなかに、ナニーのヘイリーが自宅で死亡していた事実を知る。