自分とは不釣り合いすぎる美しい妻キャロルと、可愛い2人の娘を持つサラリーマンのポール。人並みのストレスは抱えつつも、それなりに幸せな人生を送ってきたつもりだった。その夜、日課のジョギングに出るまでは…。人気のない道を走りながら、人間関係について思いを巡らすポールは、常に自分を下に見て、バカにした態度で接する同僚のマルコムと、夜の営みを拒み続ける妻の浮気を疑い始めていた。そしてふと我に返ると、見知らぬ車に追いかけられていたことに気づく。
同級生からのいじめを受け孤立している女子高生シェリー。そんな彼女に優しく声をかけてくれたのは、黒人でゲイのグレッグだった。嫌なヤツと無理して友達になるよりも、自分の趣味で人生を豊かにしたいという彼に共感したシェリーはすぐさま意気投合。だが一方で、シェリーに対するいじめは加速していった。その原因は、薬物中毒のシェリーの母にもあった。母に手を焼くシェリーを心配した学生たちの後見人で富豪のウェスは、何かあったら相談するようにと声をかける。そんな折、母が家に入り浸っていた恋人と婚約し、仕事を辞めて引っ越すと一方的に言い出したことで、たまらず家を飛び出したシェリー。彼女は一時的にウェスと同居することになるのだが…。