仙術と武力だけで妖怪を倒す孫悟空と、説法で悪者を改心させる三蔵法師。二人はどちらがより優れているのか勝負するため、お互いの“能力”を七日間だけ入れ替えることに。強靭な肉体に猿王パワーを宿した三蔵法師は、お伴の猪八戒や沙悟浄の心配をよそに、邪悪な百眼魔君を退治しに向かう。仙力も武力も持たない普通の青年に変身した悟空は、7人姉妹の妖怪を改心させようと、ある村に流れ着く。そこで美しく舞い踊る女性サンニャンと出会い誘惑されるが、その正体こそ悟空一行の命を狙う“蜘蛛女だった”...!!
明1554年。中国各地で、悪魔の集団と呼ばれる侍姿の海賊が、暴虐の限りを尽くし侵略を続けていた。そこで朝廷は、少林寺から僧侶を派遣し、明軍に拳術を教授するよう命ずる。選ばれたのは、20年以上寺で修行に励んできたウージュエを筆頭とした18人の僧兵たち。意気揚々と出発した彼らが目にしたのは、海賊に襲われ、川に流された大量の死体と、逃げ惑う村人たちの姿。極悪非道な虐殺を繰り返す海賊と対峙し、図らずも戦いを強いられる。例え人を救うためであっても、殺生は許されぬのが仏の教え。敵を生かしながら、修行で培った少林拳の圧倒的な強さで海賊たちを制圧するウージュエたち。しかし、海賊に父を殺され、母と妹を連れ去られた過去を持つウージョンだけは、怒りを抑えきれず、敵軍の総長である小西と呼ばれる双子の弟を撲殺してしまう。弟の死を知った兄は、僧兵たちへの燃え盛る増悪に駆られ弟の敵討ちを誓う。やがて、明軍の校尉と合流を果たした18人の僧兵たちは、復讐の鬼と化した小西率いる一団から村人や仲間を守るため立ち上がる。かくして、正義を賭けた少林拳VS侍軍団の死闘が始まった。