不動産業を営むケントが、出張先で部下のエイミーと一線を越えてしまう。ケントには妻サラと一人娘のルーシーがいたが、仕事優先の生活で夫婦関係はすでに冷え切っていた。一方のエイミーは、何かと自身の行動に執着する夫ブラッドによって、すぐに不倫を見抜かれるも、激しい口論の末、エイミーは階段から転落して死亡してしまう。そんな中、ケントをライバル視する同僚のミゲルによって、昨夜の情事を盗撮されていたことが発覚。写真を突き付けられ脅されたケントは、窮地に陥ってしまう。時を同じくエイミーのスマホからケントの存在を察知したブラッドは、復讐のためサラに接近していた。
父ポールが運転する車に同乗中、突然の事故により重傷を負った17歳のジェーン。遅れていた学業の取り戻しと、脚のリハビリのことを考えると憂鬱な気分だった。退院が決まり久しぶりの帰宅を喜ぶジェーンだったが、家に父はおらず、母サマンサの傍らには、新しい恋人ブライアンの姿が。家族がバラバラになりショックを受けるジェーンは、両親の仲を取り戻そうと奔走するが、激高したポールがブライアンを殴り、家族への接近禁止命令を受けてしまう。家でも親密な関係を隠さずにふるまうようになった母とブライアンの姿を見て心を痛めるジェーンは、大量にケガの痛み止めを飲むようになっていた。そんな折、家族が寝静まった深夜にジェーンの部屋を窺うブライアンの姿があった。
口うるさい糖尿病患者の母を世話しながら、書店で働くリー。友達はおらず、家と職場の往復のみの閉塞的な日々を送る中、唯一、心を開けるのは、大好きな詩人サラ・マイルズの詩を読んでいる時だった。一方サラは、かつて詩集を出版したこともあったが、子供ができたことで、夫から創作活動を控えるようにと言われていた。一見幸せそうに見えるが、すでに夫婦生活は破綻。サラにとって愛する娘の存在と、新作を発表できるブログだけが心の支えとなっていた。ある夜、糖分を求めてキッチンで転倒した母と口論になったリー。激高した彼女は、動けない母をそのままにし、見殺しにしてしまう。それを機に人生と性格までもを変貌させるリーは、書店でサラの朗読会を企画。遂に憧れのサラと対面を果たす。そして更なる親交を深めようと、あらゆる手段を尽くし始めるのだが…。
夫に先立たれたグレースは心機一転、閑静な住宅地へと引っ越した。近所に住むエレンに住民たちが集まるパーティーに誘われ、当日エレンの恋人ロバートを紹介された。その時、グレースは動揺を隠すのに精一杯だった。それは以前、買い物に出かけた際に出会いアプローチをかけた男性だった。ロバートとの出会いを運命と感じていたグレースは、彼の情報を集め、自分のモノにするための作戦を練り始める。だが、思うようにロバートとの距離はなかなか縮まらず、それどころか栄転するエレンとこの街を去る予定だと知り、思い詰めたグレースは、ある行動に出てしまう。
地方検事補のケイトは、マフィアのヴァルガーノをマネーロンダリングの罪で追っていたが、手がかりを握る殺し屋と証人の二人を一度に目の前で殺され、そのショックから現場を離れていた。6カ月後、上司に懇願されて再び検事局に復帰する。だが、ヴァルガーノはまたも殺し屋を使い証人を暗殺、さらにケイトの命を狙い、検事局の建物の中に爆弾を仕掛けた。ケイトは危ういところで助かるが、同僚のビビアンが爆発に巻き込まれてしまい…。