恋愛映画が大好きなマットは今夜、恋人アレクシスにドラマッチクなプロポーズをしようと、仕事もうわの空で浮かれていた。周囲の友人たちはそんなマットを呆れながらも温かく見守っていた。レストランでプロポーズするマットに対し、アレクシスの答えはまさかの“ノー”。茫然自失で帰宅するマットを見かねた女友達のリズは、彼に付き添い慰める。しかし、1ヵ月後の高校の同窓会にアレクシスを婚約者として同伴させようと考えていたマットの心の傷は、思った以上に深く、その後も堕落した日々を送っていた。そんなある日、マットの家を訪ねたリズに、彼はある計画の協力を仰ぐ。
ロサンゼルスに暮らすケルシーは離婚専門の弁護士だが、私生活では恋人募集中。マッチングサイトで出会いを求めるが、なかなか相手に恵まれない。そんなある日、顧客の愛犬デイジーを預かることに。犬の扱いに慣れていない彼女は母に世話を任せていたが、夜、デイジーの具合が悪くなり、慌てて街の動物病院へ。診察してくれたのは獣医のカリーだった。ペットで心を病んだ人々を癒やす活動をしているという彼は、誠実で心優しい人物。デイジーのトレーニングを兼ね、ケルシーの手助けを買って出てくれ、以来、デイジーを通して急速に親しくなっていくのだが…。
建設業を営むタッカーは、街で出会った歯科医のアリッサと恋に落ちプロポーズ。めでたく婚約に至るも、大切なパーティーに遅刻して台なしにしたことから、その失敗を悔いて完璧な結婚式にしようとする。だが、タッカーは自分勝手に挙式日を決めたことを手始めに、全くアリッサの希望は聞かずに、式場も披露宴も結婚パーティーで使う曲まで自分一人で決定。二言目には、「愛している」「僕の美しい花嫁」と言われていたアリッサだったが、予算も考えずに結婚式を完璧にしようと舞い上がる彼に次第に嫌気がさしていき…。
NYでインテリアデザイナーとして働くオリビア。だが、デザインに個性がないと突然解雇されてしまう。そんな折、故郷のロサンゼルスでは父が亡母と始めた引っ越し会社の創立25周年パーティーを開催、彼女はクビになったことを隠して帰省する。そこで、大手企業から買収話を持ち掛けられていることを聞きつけ、父の旅行中、会社を立て直そうと画策。だが、現場を知らない彼女はスコットら社員の気分を害してしまい…。